Mac OS X Server v10.6.5 アップデートについて

このソフトウェアは Mac OS X Server v10.6、v10.6.1、v10.6.2、v10.6.3、または v10.6.4 を v10.6.5 にアップデートします。

重要:インストール前にお読みください。

  • インストールの処理を中断しないように注意してください。停電などの理由でインストールが中断された場合は、サポートダウンロード ページから単体インストーラ (下記参照) をダウンロードし、アップデートをインストールしてください。
  • Mac OS X Server v10.6.5 Combo アップデートのアップデートを行うと、/etc/rc.server ファイルが上書きされます。当該ファイルに対して以前に変更を行っている場合は、アップデートの前にバックアップコピーを作成してください。カスタム sysctl 設定は、/etc/rc.server ではなく /etc/sysctl.conf に構成する必要があります。詳しくは、man rc.server および /etc/sysctl.conf.default ファイルを参照してください。
  • システムソフトウェアに変更を加えるような他社製のソフトウェアがインストールされている場合や、何らかの方法でオペレーティングシステムを変更した場合は、予期しない結果になることがあります。(一般的なアプリケーションソフトウェアがインストールされている場合、この注意事項は適用されません。)
  • このアップデートは、起動ボリューム以外のボリュームにインストールできますが、現在の起動ボリュームが Mac OS X Server v10.6.5 にアップデート済みである場合にのみ行ってください。不適切なインストールによる問題を回避するには、アップデートするボリュームから起動するのがもっとも簡単な方法です。


インストール

Mac OS X Server バージョン 10.6.5 へのアップデート方法には、以下の 3 通りがあります。

  • 「ソフトウェア・アップデート」を使う
  • 単体インストーラからインストールする
  • 「サーバ管理」または softwareupdate コマンドラインユーティリティを使って、リモートサーバにインストールする

「ソフトウェア・アップデート」でのインストール

ソフトウェア・アップデート」に、この記事へのリンクが含まれている場合があります。ほかのアップデートの前提条件になっているアップデートもあるため、提供されているすべてのアップデートを入手するために「ソフトウェア・アップデート」を複数回使用しなければならないことがあります。

単体インストーラ

アップデートを手動でダウンロードおよびインストールする場合は、サポートダウンロード からインストーラを入手できます。これは複数のコンピュータをアップデートする必要があるが、必要なアップデートのダウンロードを一度で済ませたい場合に便利なオプションです。

リモートインストール

リモートサーバにアップデートをインストールする必要がある場合は、「サーバ管理」アプリケーション、または softwareupdate コマンドラインツールを使って、リモートサーバにアップデートをインストールできます。


アップデートの内容

このアップデートには Mac OS X Server バージョン 10.6.110.6.210.6.3、および 10.6.4 のアップデートに含まれている改善事項に加え、次のような機能の向上が含まれています。

チャットサービス

  • システムアップデートの後にチャットサービスが起動しないことがあるという問題が解決されました。
  • サーバのホスト名が変更された場合も正常に応答するようになりました。


クライアント管理

  • IPP 印刷のキューを管理する機能が提供されます。
  • com.apple.iChat 環境設定マニフェストを使って iChat 環境設定の管理ができるようになりました。
  • com.apple.iCal 環境設定マニフェストを使って iCal 環境設定の管理ができるようになりました。
  • FAT32 ファイルシステム上にホームディレクトリを持つ外部アカウントの作成がサポートされます。
  • モバイルアカウントを有効にしたユーザが使うホームディレクトリが、ポータブルホームディレクトリではなく、ネットワークホームディレクトリになってしまうことがあるという問題が解決されました。
  • ユーザがアイドル状態のワークステーションにログインしたときに、管理された環境設定が適用されないことがあるという問題が解決されました。
  • 管理者がワークステーションでクライアント管理設定をバイパスできないことがあるという問題が解決されました。


ディレクトリサービス

  • ユーザが認証されない、またはその他のサービスが応答しなくなることがあるという問題が解決され、ディレクトリサービスの信頼性が向上しています。
  • Open Directory とパスワードサーバの複製の信頼性が向上しています。
  • 管理者は、ユーザ名にピリオドが含まれるユーザレコードを読み込むことができるようになりました。
  • ldap_start_tls 関数が修正されました。
     

メールサービス

  • メールサービスによって system.log に書き込まれる「user exists more than once」という意味のないメッセージが生成されないようになりました。


Podcast サービス

  • Active Directory にバインドされたときの Podcast プロデューサーの設定機能が向上しています。
  • Active Directory ユーザが Wiki サービスに Podcast を公開できるようになりました。
  • Podcast のオーディオとビデオの同期がずれることがあるという問題が解決されました。
  • リモートカメラへの接続の信頼性が向上しています。
  • Podcast キャプチャ Web アプリケーションの信頼性が向上しています。
  • キーチェーンにパスワードを保存するかどうかを Podcast キャプチャに尋ねられるのが一度だけになりました。


ソフトウェア・アップデート・サービス

  • ソフトウェア・アップデート・サービスにおいて、管理者は上位のアップデート (たとえば Mac OS X 10.6.5) がリリースされた後でも、古いアップデート (たとえば Mac OS X 10.6.4) を正常に保持できるようになりました。


Web サービス

  • PHP がバージョン 5.3.3 にアップデートされました。


Wiki サービスと Web カレンダー

  • Wiki サービスのパフォーマンスが向上しています。
  • Web カレンダーの参加者名のオートコンプリート機能が向上しています。
  • キャラクタ「/」を含むメールアドレスへの Wiki メーリングリストのメッセージの配信機能が改善されました。


Xsan

  • Xsan ボリュームの可用性に関する潜在的な問題が解決され、ファイバチャネル接続の信頼性が向上しています。


サーバ管理

  • リモートサーバ設定の際に、「サーバ管理」から「サーバアシスタント」を確実に起動できるようになりました。
  • Mac mini (Mid 2010)、iMac (Mid 2010)、Mac Pro (Mid 2010)、および MacBook Air (Late 2010) の NetBoot/NetInstall モデルフィルタが追加されました。
  • 「サーバ管理」で DHCP サブネットを作成する際に、DNS 検索ドメインのフィールドにダッシュ (—) を入力できるようになりました。
  • 「サーバ管理」で印刷キューを監視する際のメモリ使用量が削減されました。


システムイメージユーティリティ

  • Mac mini (Mid 2010)、iMac (Mid 2010)、Mac Pro (Mid 2010)、および MacBook Air (Late 2010) の NetBoot/NetInstall モデルフィルタが追加されました。
  • 「システム構成の設定を適用」カスタムワークフローが修正されました。
     

そのほかの改善事項

  • Mac OS X Server のセキュリティが向上しました。Mac OS X Server v10.6.5 のセキュリティコンテンツの詳細については、こちらの記事 を参照してください。
  • Mac OS X Server v10.6.5 には、クライアントの Mac OS X v10.6.5 アップデート で提供されるその他のすべての改善事項も含まれます。

2010 年 11 月 15 日にリリースされた Mac OS X Server v10.6.5 (Build 10H575) には、こちらの記事 で説明しているセキュリティコンテンツが含まれています。2010 年 11 月 10 日にリリースされた Mac OS X Server v10.6.5 (Build 10H574) をインストールしている場合は、Mac OS X Server v10.6.5 アップデートを再インストールする必要があります。

重要:2010 年 11 月 15 日より前に Mac OS X Server v10.6.5 (Build 10H574) の単体インストーラをダウンロードしている場合は、Mac OS X Server v10.6.5 (Build 10H575) を実行しているシステムにインストールしないでください。インストールすると、サーバが Build 10H574 に戻ってしまいます。

アップルメニューの「この Mac について」を選択すると、実行している Mac OS X Server v10.6.5 のビルドを確認できます。「この Mac について」ウインドウで「バージョン」という語をクリックすると、ビルド番号が表示されます。Mac OS X Server Build 10H574 を実行している場合は、ソフトウェア・アップデートまたは Mac OS X Server v10.6.5 アップデートの単体インストーラを使って Build 10H575 にアップデートします。

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