Mac OS X Server v10.6.3 アップデートについて

このソフトウェアは Mac OS X Server v10.6、v10.6.1、または v10.6.2 を v10.6.3 にアップデートします。

重要:インストール前にお読みください。

  • インストールの処理を中断しないように注意してください。停電などの理由でインストールが中断された場合は、サポートダウンロード ページから単体インストーラ (下記参照) をダウンロードし、アップデートをインストールしてください。
  • Mac OS X Server v10.6.3 Combo アップデートのアップデートを行うと、/etc/rc.server ファイルが上書きされます。当該ファイルに対して以前に変更を行っている場合は、アップデートの前にバックアップコピーを作成してください。カスタム sysctl 設定は、/etc/rc.server ではなく /etc/sysctl.conf に構成する必要があります。詳しくは、man rc.server および /etc/sysctl.conf.default ファイルを参照してください。
  • システムソフトウェアに変更を加えるような他社製のソフトウェアがインストールされている場合や、何らかの方法でオペレーティングシステムを変更した場合は、予期しない結果になることがあります。(一般的なアプリケーションソフトウェアがインストールされている場合、この注意事項は適用されません。)
  • このアップデートは、起動ボリューム以外のボリュームにインストールできますが、現在の起動ボリュームが Mac OS X Server v10.6.3 にアップデート済みである場合にのみ行ってください。不適切なインストールによる問題を回避するには、アップデートするボリュームから起動するのが最も簡単な方法です。


インストール

Mac OS X Server バージョン 10.6.3 へのアップデート方法には、以下の 3 通りがあります。

  • 「ソフトウェア・アップデート」を使う
  • 単体インストーラからインストールする
  • 「サーバ管理」または softwareupdate コマンドラインユーティリティを使って、リモートサーバにインストールする

「ソフトウェア・アップデート」でのインストール

ソフトウェア・アップデート」に、この記事へのリンクが含まれている場合があります。他のアップデートの前提条件になっているアップデートもあるため、提供されているすべてのアップデートを入手するために「ソフトウェア・アップデート」を複数回使用しなければならないことがあります。

単体インストーラ

アップデートを手動でダウンロードおよびインストールする場合は、サポートダウンロード からインストーラを入手できます。これは複数のコンピュータをアップデートする必要があるが、必要なアップデートのダウンロードを 1 度で済ませたい場合に便利なオプションです。

リモートインストール

リモートサーバにアップデートをインストールする必要がある場合は、「サーバ管理」アプリケーション、または softwareupdate コマンドラインツールを使って、リモートサーバにアップデートをインストールできます。


アップデートの内容

このアップデートには Mac OS X Server バージョン 10.6.1 および 10.6.2 のアップデートに含まれている改善事項に加え、次のような機能が向上します。

カレンダーサービス

  • 欧米語以外の言語を使うクライアントとの互換性が向上しています。

クライアント管理

  • クライアントがサーバに接続すると自動的に作成される Mail および iCal アカウントが、サーバからバインド解除しなくても Mail および iCal で削除できるようになりました。同様に、自動的に設定される VPN もクライアントからバインド解除しなくても削除できるようになりました。

ディレクトリサービス

  • SSL から LDAP サーバにバインドすると、システムが不安定になったり、反応しなくなったりするという問題が修正されています。
  • Time Machine でバックアップされているサーバ上の slapd プロセスの信頼性が向上しています。
  • 古い Open Directory サーバからのレコードの読み込み機能が向上しています。

メールサービス

  • ディレクトリサービスが中断しても、メールサービスは復帰でき、メールサービスのメモリ使用率を減らせるようになりました (これは以前に Mail Services Update 1.0 for Mac OS X Server v10.6.2 でも対応している内容です)。
  • メールサービスの安定性が向上しています。
  • こちらの記事 に記載されている通り、メールの暗号化が向上しています。
  • こちらの記事 に記載されている通り、2010 年 1 月 1 日以降に送信されたどのメッセージにも、Spamassassin によって、誤って 3.2 ポイント加算されるという問題が修正されています。

Podcast プロデューサー

  • Podcast キャプチャの安定性と信頼性が向上しています。
  • ビデオ装置を取り付けなくても、オーディオのみの Podcast をキャプチャできるようになりました。
  • podcast コマンドで --transfer_method オプションを処理できるようになりました。このオプションは、HTTP でファイルを送信する代わりに、ローカルのファイルシステムからファイルを移動したり、コピーして、ジョブを送信するのに使うことができます。詳しくは、podcast コマンドのマニュアルページ (man で表示) を参照してください。
  • デュアルソースのビデオをキャプチャしたときのカメラ間の時刻同期が向上しています。
  • サイズの大きいカメラリストで使われたときの Podcast キャプチャ Web アプリケーションのパフォーマンスと安定性が向上しています。
  • Internet Explorer で表示したときの wiki に投稿された Podcast のサムネールの表示が改善されました。
  • Podcast 関連のコマンドラインツールの man page を更新して改善しました。

サーバ管理

  • IPv6 ネットワーク上のサーバ管理の遅延を解消しました。
  • 「クオータ超過のエラーメッセージを編集」ボタンがメールサービスに対して常に有効になりました。
  • DHCP サービスをまず停止しなくても、NetBoot サービスを停止するできるようになりました。
  • クライアントの MAC アドレスによる NetBoot/NetInstall フィルタが機能するようになりました。
  • iMac (27-inch, Late 2009) の NetBoot/NetInstall モデルフィルタが追加されました。

ソフトウェア・アップデート・サービス

  • ソフトウェア・アップデート・サービスの信頼性が向上し、こちらの記事 に記載されている問題が修正されています。
  • Safari 4.0.4 for Leopard および Safari 4.0.4 for Snow Leopard のように、同じ名前で別の Mac OS バージョンのアップデートがある場合に、選択してコピーでき、アップルからのアップデートを有効にできる機能が提供されています。
  • ソフトウェア・アップデート・サービスが、認証が不要なプロキシサーバから、アップルのソフトウェア・アップデート・サーバに接続できるようになりました。詳しくは、こちらの記事 を参照してください。
  • こちらの記事 の手順にそって設定できるソフトウェア・アップデート・サーバがカスケードされるという問題が修正されています。

システムイメージユーティリティ

  • ボリュームから NetRestore イメージを作成すると「カタログファイルの断片化が進みすぎて復元できません。」というメッセージが表示されるという問題が修正されています。
  • 「パッケージとインストール後スクリプトを追加」タスク使うと、追加するパッケージとスクリプトの順序を指定できるようになりました。
  • 以前は新しいディスクイメージの作成中にマウント解除できなかった iTunes のようなパッケージを含む NetRestore イメージを作成できるようになりました。
  • 優先する言語が英語以外のとき、「パッケージの選択項目をカスタマイズ」ワークフローが機能するようになりました。
  • iMac (27-inch, Late 2009) のモデルフィルタが追加されました。
  • 「ソフトウェア・アップデート」パッケージおよびその他のインストールパッケージを NetInstall ワークフローに追加する機能が向上しています (ソースボリュームに Mac OS X v10.6.3 以降がインストールされている必要があります)。
  • NetRestore イメージの自動インストールを有効にすることができるようになりました (ソースボリュームに Mac OS X v10.6.3 以降がインストールされている必要があります)。
  • NetInstall イメージから作成されたシステムが Open Directory サーバに接続すると「このクライアントコンピュータはすでにサーバ上に存在します」という警告を表示するという問題が修正されています (ソースボリュームに Mac OS X v10.6.3 以降がインストールされている必要があります)。詳しくは、こちらの記事 を参照してください。
  • 「システム構成の設定を適用」タスクを使ってカスタムシステム名を設定する際の問題が修正されています (ソースボリュームに Mac OS X v10.6.3 以降がインストールされている必要があります)。
  • NetInstall イメージの自動インストールを有効にすると、「ボリューム:ユーザが選択」オプションが設定されている場合、クライアントがどのボリュームをインストールするか正常に選択できるようになりました (ソースボリュームに Mac OS X v10.6.3 以降がインストールされている必要があります)。 

Web サービス

  • 「/ライブラリ/WebServer/CGI-Executables/」ディレクトリに保存されている CGI スクリプトが有効になりました。
  • Internet Explorer で Web パスワードのリセットとメール・ルールのページを操作できるようになりました。
  • Web パスワードのリセットでは、ポート 8088 のソフトウェア・アップデート・サービスとの競合を避け、ポート 8096 を使っています。

Wiki サービス

  • Active Directory ユーザの Digest-MD5 認証のサポートが追加されました。
  • RSS フィードに wiki アップデートが含まれるようになりました。
  • ファイル名に # & ? などの記号、High-ASCII 文字、または 2 バイト言語の文字が含まれるファイルを添付できるようになりました。2 バイト文字とは、日本語、中国語、および韓国語を表記する文字のことです。High-ASCII 文字とは、ü や é などの「拡張 ASCII」文字のことです。
  • Internet Explorer から wiki カレンダー上のイベントを移動したり、開いたりする機能が向上しています。
  • iPad 上の Safari との互換性が向上しています。

ワークグループマネージャ

  • ほかのユーザ名を追加したり、編集したりすると、メインのユーザ名が変更されるという問題が修正されています。

Xsan

  • Xserve RAID へのファイバチャネル接続の信頼性が向上しています。
  • 特定のファイバーチャネル LUN のサイズが正しく表示されないという問題が修正されています。

そのほかの改善事項

  • Mac OS X Server のセキュリティが向上しました。Mac OS X Server v10.6.3 のセキュリティコンテンツの詳細については、こちらの記事 を参照してください。
  • Mac OS X Server v10.6.3 には、クライアントの Mac OS X v10.6.3 アップデート で提供されるその他のすべての改善事項も含まれます。

上記のすべての改善点を取得するために、一部のシステムには ソフトウェア・アップデート から入手可能な Mac OS X v10.6.3 補足アップデートが必要です。

ヒント:ソフトウェア・アップデートに Mac OS X v10.6.3 補足アップデートが表示されない場合、インストールの必要はありません。

注意:補足アップデートは、Mac OS X Server 統合アップデート v10.6.3、Build 10D573 を使って Mac OS X Server v10.6 からアップデートされてたシステム向けのものです。Mac OS X Server v10.6.1 または 10.6.2 からアップデートされたシステム、および Mac OS X Server 統合アップデート v10.6.3、v1.1 を使って Mac OS X Server v10.6 からアップデートされたシステムには必要ありません。

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