Mac OS X Server v10.6:HFS+ ジャーナルを別のボリュームに移動する

Mac OS X Server v10.6 には、HFS+ ジャーナルを別のドライブに確保する機能が新たに備わっています。HFS+ ジャーナルは、ファイルの作成/削除や、ファイル属性の変更などの作業に頻繁に使われ、多くのサーバでの作業には、このような特性があります。たとえば、メールサーバでは、キュー領域に一時ファイルが頻繁に作成/削除されたり、ユーザの受信箱ディレクトリにメッセージを含む新規ファイルが作成されます。これらの動作によって、同時に進行するディスク動作が発生し、ジャーナルの入力が完了するまでサーバが待機します。ジャーナル記録済みの HFS+ ファイルシステムは、別のディスクまたはより高速の小型デバイスにジャーナルを保存できます。

例:

  • SSD 内蔵の Xserve で、SSD の小さなセグメント (2GB) を SATA ドライブのジャーナル用に確保します。
  • 高速 SAS ドライブには、Xserve RAID ベースの HFS+ (Mac OS 拡張) ボリューム用に高性能なジャーナルを作成できます。
  • ディスクドライブをアレイ構成にしている場合 (Promise VTrak ファイバチャネル記憶装置の場合など)、1 つのドライブを単一ドライブ LUN として構成し、ジャーナルを別に確保できます。

この機能は、Mac OS X Server v10.6 以降を搭載したコンピュータでのみ利用できます。

Mac OS 拡張 (HFS+) ボリュームまたは外部ジャーナルパーティションをホストできるのは、GUID パーティションテーブル (GPT) を含むディスクボリュームにホストされている HFS+ ボリュームのみです。既存のジャーナル記録済み HFS+ ボリュームを変換して外部ジャーナルを使う場合は、ボリュームを完全にマウント解除する必要があります。

以下のコマンドには、デバイス ID または /Volumes/(マウントポイント) のどちらを入力しても同じですが、誤ってボリュームを削除してしまわないよう、ボリュームのデバイス ID を使うことをお勧めします。

ボリュームのデバイス ID を確認するには、「ターミナル」で次のコマンドを実行します。

diskutil list
 

ボリュームを変換または元に戻す

ボリュームを変換する場合は、「ターミナル」で次のコマンドを実行します。

diskutil moveJournal external (新規ジャーナルパーティションのデバイス ID) /Volumes/(HFS-J マウントポイント)


注意:このコマンドは、HFS+ ジャーナル記録済みのファイルシステムをマウント解除できる場合にのみ実行できます。
 

ファイルシステムを内部ジャーナルに戻すには、「ターミナル」で次のコマンドを実行します。

diskutil moveJournal internal /Volumes/(HFS-J マウントポイント)

パーティションのジャーナル情報は、次のコマンドで、いつでも確認できます。

/System/Library/Filesystems/hfs.fs/hfs.util -I /Volumes/(HFS+ または HFS-J マウントポイント)

この機能を完全に無効にするには、以下の手順を実行します。

  1. 外部ジャーナルが設定されているボリュームを内部ジャーナルに戻します。
  2. 「ディスクユーティリティ」を使って、Apple_Journal パーティションを削除し、スペースをパーティションに戻せます。

これらの変更は、特定のボリュームにのみ反映されます。複数のボリュームがある場合は、各ボリュームでコマンドを実行し、外部ジャーナルを有効にする必要があります。

公開日: