Mac OS X v10.6 ガンマ 2.2 について

ガンマとは、モニタに表示したり、カメラやビデオカメラで捕らえたりすることができる輝度またはルミナンスのさまざまなレベルの関係を示す数値です。

消費者やデジタルコンテンツの製作者のニーズにより適切に対応するため、Mac OS X v10.6 Snow Leopard では、ガンマ値がデフォルトで 2.2 に設定されています。10.6 より前の Mac OS X バージョンでは、システムのガンマ値はデフォルトで 1.8 に設定されていました。ColorSync の機能を使って、ガンマ値 2.2 が自動的に適用され、ディスプレイ、イメージ、およびビデオが新しいガンマ値にシームレスに切り替わります。グラフィックやビデオの専門家の方は、下記の詳細を参照してください。

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写真、イメージ、およびデジタルカメラでガンマ 2.2 を使う場合

Mac OS X v10.6 では、ディスプレイのガンマ設定にかかわらず、ColorSync と色空間情報を使って、イメージが正しく表示されます。ColorSync プロファイルまたは色空間タグが含まれているほとんどの写真やイメージは、旧バージョンの Mac OS X の場合と同じように表示されます。

TIFF、JPEG、PNG などの一般的なイメージ形式には、カラープロファイルまたは同様のタグに色空間情報が含まれています。

デジタルカメラには、通常、カメラで撮影した JPEG 画像に使われている色情報が含まれています。ほとんどの市販デジタルカメラには、sRGB 色空間が定義されています。専門家向けのカメラでは、sRGB または AdobeRGB 色空間を選択できます。

写真の色空間またはカラープロファイルを確認するには、Finder で写真を選択し、「ファイル」メニューの「情報を見る」を選択します。「詳しい情報」セクションに、カラープロファイル情報が表示されます。

カラープロファイルが含まれていないイメージの場合、Mac OS X v10.6 では、旧バージョンの Mac OS X と比べて暗く表示される場合があります。このような場合は、これらのイメージに一般 RGB プロファイルを追加すると、正しく表示されます。

プレビューを使って、イメージにカラープロファイルを追加したり、プロファイルを置き換えたりすることができます。イメージにカラープロファイルを追加する、またはプロファイルを置き換えるには、次の手順を実行します。イメージを一括処理する場合、下記の「Automator を使ってカラープロファイルを追加する」を参照してください。

注意:カラープロファイルを置き換える場合、いったん保存したプロファイルを元に戻すことはできません。この場合は、元のイメージのコピーを復元する以外ありません。適切なカラープロファイルが選択されていることを確認してください。適切なカラープロファイルがわからない場合は、イメージをコピーしておくか、バックアップコピーを取っておくことをお勧めします。ヒント:Time Machine を使うと、イメージやほかのファイルの自動バックアップを簡単に保存できます。

  1. プレビューでイメージを開きます。
  2. ツール」メニューから「プロファイルを割り当てる」を選択します。
  3. 「ColorSync プロファイル:」ポップアップメニューで、適切なカラープロファイルを選択します。
  4. ファイル」メニューから「保存」(別のコピーを保存する場合は「別名で保存」) を選択します。
     

ディスプレイおよびプロジェクタでガンマ 2.2 を使う場合

ディスプレイ

Mac OS X v10.6 では、ガンマ値 2.2 を使うディスプレイの機能に基づいて、ほとんどのディスプレイのカラープロファイルが自動的に作成されます。ディスプレイプロファイルをカスタマイズしている場合でも、Mac OS X v10.6 では、カスタマイズ済みのディスプレイプロファイルに含まれているガンマ値が自動的に使われるため、カスタムプロファイルを変更またはアップデートする必要はありません。

Mac OS X v10.6 には、ディスプレイキャリブレータ・アシスタントが備わっているため、ディスプレイの設定の微調整や、カスタマイズ済みのディスプレイプロファイルの保存も可能です。

  1. アップルメニューの「システム環境設定」を選択します。
  2. 表示」メニューから「ディスプレイ」を選択します。
  3. 「カラー」タブをクリックし、「補正」ボタンをクリックすると、「ディスプレイキャリブレータ・アシスタント」が表示されます。 
  4. 「詳細モード」チェックボックスにチェックマークを入れます。
  5. 「ディスプレイキャリブレータ・アシスタント」に表示される手順に従って、ディスプレイプロファイルを作成します。

プロジェクタ

Mac OS X v10.6 では、デバイスの機能に基づいて、ほとんどのプロジェクタのカラープロファイルが自動的に作成されます。プロファイルが作成できない場合は、システム環境設定の「ディスプレイ」パネルで「sRGB」を選択することをお勧めします。

ディスプレイキャリブレータ・アシスタントでは、室内の照明に合わせて調整することもできます。

プロジェクタに sRGB ディスプレイプロファイルを割り当てるには、次の手順を実行します。

  1. アップルメニューの「システム環境設定」を選択します。
  2. 表示」メニューから「ディスプレイ」を選択します。
  3. 「カラー」タブをクリックします。
  4. 「このディスプレイのプロファイルのみを表示」にチェックマークが入っている場合は、チェックマークを外します。
  5. 「ディスプレイプロファイル」の一覧から、「sRGB IEC61966-2.1」を選択すると、プロジェクタが sRGB ディスプレイプロファイルに設定されます。

ディスプレイキャリブレータ・アシスタントを使ってディスプレイプロファイルをカスタマイズするには、次の手順を実行します。

  1. アップルメニューの「システム環境設定」を選択します。
  2. 表示」メニューから「ディスプレイ」を選択します。
  3. 「補正」ボタンをクリックすると、「ディスプレイキャリブレータ・アシスタント」が表示されます。 
  4. 「詳細モード」チェックボックスにチェックマークを入れます。 
  5. 「ディスプレイキャリブレータ・アシスタント」に表示される手順に従って、ディスプレイプロファイルを作成します。
     
ビデオでガンマ 2.2 を使う場合

H.264 コーデックが使われているような最新のメディア形式には、ほとんどの場合、カラー情報が含まれているため、ディスプレイのガンマ設定にかかわらず、QuickTime Player でビデオを正しく再生できます。

QuickTime ムービーに含まれているカラープロファイルを確認するには、Finder でビデオを選択し、「ファイル」メニューから「情報を見る」を選択します。「詳しい情報」セクションに、カラープロファイル情報が表示されます。

ヒント:Automator を使って、ビデオにカラープロファイルを割り当てることもできます。下記を参照してください。

Automator を使ってカラープロファイルを追加する

Automator を使って、イメージやビデオにカラープロファイルを追加するには、次の手順を実行します。

  1. Finder で、カラープロファイルを追加するイメージとビデオをすべて選択します。
  2. 「control」キーを押しながら、ハイライトされている項目の 1 つをクリックし、「サービス」サブメニューから「ワークフローを作成」を選択すると、Automator が開き、「指定されたムービーを取得」(ビデオ) または「指定された Finder 項目を取得」(イメージ) セクションに、ハイライトされている項目を含むワークフローが表示されます。
  3. Automator の名前検索フィールドに「プロファイル」と入力し、Automator による「カラープロファイルを追加」アクション (ビデオ) と「ColorSync プロファイルをイメージに適用」(イメージ) アクションを検索します。


     
  4. ワークフローにアクションを追加するには、目的の Automator アクション項目を「指定された … を取得」セクションの下にあるワークフロー領域にドラッグします。
  5. 次に、アクション項目で、適用するカラープロファイルを選択します。
  6. Automator の「実行」ボタンをクリックすると、ハイライトしたすべての項目に、選択したカラープロファイルが適用されます。

ガンマ値 1.8 を使う必要がある場合

ガンマ値 1.8 を使う必要がある場合は、次の手順を実行します。

  1. アップルメニューから「システム環境設定」を選択します。
  2. 「表示」メニューから「ディスプレイ」を選択します。
  3. 「カラー」タブをクリックします。
  4. 「補正」ボタンをクリックします。「ディスプレイキャリブレータ・アシスタント」が表示されます。
  5. 「続ける」をクリックします。
  6. 「ガンマ 1.8」をクリックします。
  7. 「続ける」をクリックします。
  8. 目的のホワイトポイントをクリックします。デフォルトは「ネイティブ・ホワイトポイント」です。 
  9. 「続ける」をクリックします。
  10. 必要に応じて、プロファイルに名前を付けます。
  11. 「続ける」をクリックします。
  12. 「完了」をクリックします。

Mac で ガンマ 1.8 を使う場合は、システム環境設定の「ディスプレイ」パネルで、ガンマ 1.8 のディスプレイプロファイルを選択します。

カラー管理に関する関連情報

  • アップルのカラー管理に関する概要は、こちら の Web ページ (英語の情報です) を参照してください。
  • アップルのカラー管理に関する Pro ページは、こちら の Web ページを参照してください。
  • ColorSync に関するアップルのテクニカルノートは、こちら の Web ページ (英語の情報です) を参照してください。
  • 一般 RGB プロファイルに関するアップルのテクニカル Q&A については、こちら の Web ページ (英語の情報です) を参照してください。
  • イメージのカラー管理に関するアップルのテクニカルノートは、こちら の Web ページ (英語の情報です) を参照してください。
  • アップルの ColorSync に関する Developer Connection は、こちら の Web ページ (英語の情報です) を参照してください。
  • ICC (International Color Consortium) の Web サイトは、こちら です。
  • sRGB 色空間の詳細については、こちら の Web ページ (英語の情報です) を参照してください。

 

公開日:Fri Mar 21 18:42:42 GMT 2014