アーキテクチャに依存する NetBoot イメージの操作

NetBoot イメージは、コンピュータのアーキテクチャによって異なります。お使いのネットワークに Intel ベースの Macintosh クライアントと PowerPC ベースの Macintosh クライアントが混在している場合、それぞれのアーキテクチャに対応した“Mac OS X Install DVD”やボリュームから、個々のアーキテクチャに対応したイメージを作成する必要があります。

Mac OS X Server 10.4.4 以降では、Intel ペースと PowerPC ベースの Macintosh コンピュータに対して、個々のアーキテクチャに対応した NetBoot イメージを作成し、ホストすることができます。Mac OS X 10.4.4 以降(クライアント)についても同様、こちらに記載された方法で、あらかじめ最新版の「システムイメージユーティリティ」をインストールしておく必要があります。

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Mac OS X NetBoot イメージの作成
「システムイメージユーティリティ」は、Mac OS X NetBoot イメージを作成するためのアプリケーションです。

注意:NetBoot ディスクイメージから起動する各クライアントに対してそれぞれ Mac OS X のユーザライセンスを購入している必要があります。

NetBoot イメージを作成するには、次のように操作します。

  1. 管理者ユーザとしてサーバにログインします。
  2. 「システムイメージユーティリティ」を開きます。
  3. 「新規ブート」をクリックします。
  4. 「一般」パネルに作成するイメージの名前を入力します。この名前は、クライアントコンピュータ上の「起動ディスク」パネル(システム環境設定)でイメージを識別するために使用します。
  5. 「イメージ索引」のフィールドにイメージ ID を入力します。
    • このサーバに一意のイメージを作成するには、1 〜 4095 までの数字の中から ID を選択してください。
    • 負荷バランスを調整するために同じイメージを複数作成して、いくつかのサーバに分散して保存する場合は、4096 〜 65535 までの範囲内の ID を使用します。
    • この範囲内の同一の ID を使って同じタイプのイメージを複数作成した場合、クライアントの「起動ディスク」環境設定には、単一のイメージとして表示されます。
  6. 省略可能:「説明」フィールドに注釈など、そのイメージを特定するために必要な情報を入力します。ここに入力された情報がクライアントに表示されることはありません。
  7. NFS または HTTP のどちらを使ってイメージを配信するのかを指定します。どちらを使うのが適当なのかを判断できない場合は、NFS を指定してください。
  8. イメージを作成したサーバ上にそのイメージを供給する場合は、「ローカル」を選択します。
  9. 省略可能:リモートコンピュータにイメージを保存し、NFS または HTTP を使って供給する場合は、「リモート」を選択します。
    • (リモートサービスのみ)HTTP 経由でリモートサーバにイメージを供給する場合は、リモートサーバのホスト名または IP アドレス、HTTP ユーザ名およびファイルのアクセスに使用するパスワードを指定して、パスを完成させます。HTTP サーバにアクセスする際に使用するポート番号(通常は“80”)を指定して、エントリを完了します。
    • (リモートサービスのみ)NFS 経由でリモートサーバにイメージを供給する場合は、ホスト名または IP アドレス、サーバ上でのファイルの保存先となるイメージのパス、NFS エクスポート設定(クライアント、ワールド、サブネット)を指定してパスを完成させます。

      重要:「システムイメージユーティリティ」によって、ローカルサーバ上に実際のイメージが作成されます。パスを指定するパネルに必要な情報 を入力すると、イメージに対して NFS または HTTP の間接パスが作成されます。イメージを作成したら、リモートサーバの管理者ユーザはイメージをコピーし、指定したのとまったく同じパスからイメージを提供 するようにする必要があります。
  10. 「内容」をクリックして、イメージのソースを選択します。
    • インストール用の CD や DVD、マウントされている起動ボリューム、既存のディスクイメージのいずれかを指定することができます。
    • CD や DVD からイメージを作成する場合は、メディアのセットを忘れないように注意してください。
    • Mac OS X v10.4 の NetBoot イメージを作成する場合、「システムイメージユーティリティ」によって作成されるのは、最小限の起動イメージとなります。
    • 同様に、Mac OS X v10.3 の NetBoot イメージを作成する場合も、「システムイメージユーティリティ」によって作成されるのは、最小限の起動イメージとなり、使用されるのは最初の 2 枚の CD だけとなります。
    • ただし、10.2 の Netboot イメージを作成すると、インストール CD に保存されているすべてがイメージに組み込まれます。
    • 最小限の起動イメージにしたくない場合は、「カスタマイズ」をクリックします。重要:OS のインストール CD から標準のディスクイメージ(“.dmg”ファイル)を作成し、そのイメージを NetBoot イメージのソースとして使用する場合は、Finder 内で .dmg ファイルをダブルクリックし、ポップアップメニューからそのイメージを選択してください。
  11. ソースとして CD を使用する場合のみ:システムに対する「デフォルトの言語」を選択します(CD がセットされていて、ソースとして選択されている場合のみ指定できます)。
  12. 省略可能:「その他の項目」のリストの下にある「追加 (+)」ボタンをクリックして、アプリケーションパッケージ、システムアップデートパッケージまたはポストインストールスクリプトのいずれかをイメージに追加します。
  13. ソースとして CD を使用する場合のみ:「デフォルトユーザ」をクリックし、システムのデフォルトユーザアカウントのユーザ名、ショートネーム、パスワード(「パスワード」 フィールドだけでなく、「確認」フィールドにも入力してください)を入力します。起動されたクライアントには、このアカウントを使ってログインすることが できます。
  14. 省略可能:「機種フィルタ」をクリックし、ラジオボタンを使ってモデルのリスト内で有効に設定されているコンピュータだけが起動されるように設定します。 すべての Macintosh コンピュータを起動したい場合は、「すべてのアップルコンピュータを許可する」を選びます。
  15. 省略可能:「“共有”環境設定」をクリックして、「コンピュータ名」フィールドに NetBoot またはネットワークインストールされたクライアントに対して、インストールまたは起動後に設定される名前を入力します。注意:各クライアントには、コンピュータ名およびローカルホスト名として、ここで指定した名前にクライアントの MAC アドレス(ただし、コロンを除いたもの)を追加した名前が付けられます。注意:別 の方法として、MAC アドレスと対応するコンピュータ名およびローカルホスト名の一覧が保存されているタブ区切りの .txt または .rtf ファイルのパスを入力して指定することもできます。各クライアントには、指定されたファイルに保存されている MAC アドレスに対応した名前が付けられます。
  16. 省略可能:「ディレクトリサービス」をクリックします。NetBoot クライアントにオープンディレクトリ情報を提供するために DHCP を使用しない場合は、「このコンピュータのディレクトリサービス設定をすべてのクライアントに適用する」をクリックします。このイメージを使って起動する 各クライアントに対して、起動されるたびに独自のディレクトリサービス設定を適用したい場合は、「認証」をクリックし、認証します。注意:
    • CPU ごとにディレクトリサービスのバインディングを作成するには、イメージの作成元となっているコンピュータをディレクトリサービスのサーバに接続しておく必 要があります。そうしておかないと、認証ボタンをクリックしたときに「ローカルバインドが見つかりませんでした」のエラーが報告されます。
    • 「このコンピュータのディレクトリサービス設定をすべてのクライアントに適用する」のチェックボックスを操作する場合は、あらかじめ イメージの作成元となっているコンピュータに対して「ディレクトリアクセス」アプリケーションを使ってディレクトリサービスサーバに接続するように設定し た上で、このチェックボックスをチェックします。
  17. 「作成」をクリックします。「作成」ボタンが有効になっていない場合は、「イメージ名」と「イメージ索引」が入力されていること、「イメージのソース」が選択されていることを確認してください。
  18. 「別名で保存する」ダイアログボックスで、イメージの保存先を選択します。
    • 前に入力したイメージ名を使用したくない場合は、この時点で「別名で保存する」ダイアログボックスに新しい名前を入力するという方法で変更できます。
    • イメージのサービスを行うサーバと同じコンピュータ上でイメージを作成した場合は、「提供する NetBoot 共有ポイントの場所」ポップアップメニューからボリュームを選択してください。
    • イメージをどこか別の場所に保存する場合は、「場所」ポップアップメニューから保存先を選ぶか、「別名で保存する」フィールドの隣にある三角形をクリックして、目的のフォルダに移動します。
  19. 「保存」をクリックします。ウインドウの左下を見て、進捗状況を確認します。別の CD を挿入する必要がある場合は、そのことを示すメッセージがここに表示されます。残りの CD の内容を含めずにイメージを作成するには、CD 挿入のメッセージが表示された時点で「終了」をクリックしてください。重要:イメージの作成中に“/ライブラリ/NetBoot/NetBootSPn”内の“.nbi”フォルダを開かないでください。開いてしまうと、作成されたイメージをクライアントが使用できなくなります。

コマンドラインから作成する

NetBoot イメージは、「ターミナル」のコマンドを使って作成することもできます。詳細については、コマンドライン管理者ガイドのシステムイメージの章を参照してください。



NetBoot イメージの作成の詳細については、

ここ

から「システムイメージおよびソフトウェア・アップデートの管理」を入手して、参照してください。

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