Mac OS X 10.4 の重要なファイルをバックアップおよびリストアする方法

「Safari」のブックマークや「アドレスブック」のアドレスデータ、「iCal」のカレンダーやキーチェーン、さらには「Mail」のアカウントや ルール、Mac OS X 10.4 Tiger のスマートメールボックスなどのバックアップとリストアは簡単に行なうことができます。

ヒント:MobileMe のアカウントはお持ちですか?.Mac のメンバーであれば、メンバー特典の「Backup」アプリケーションを使用して、この記事で話題となっているさまざまな種類のファイルをバックアップすることができます。

ヒント:Mac OS X 10.4 に付属する「iSync 2」を使用すると、カレンダーやアドレスデータをさまざまな種類のデバイスと同期することが可能です(ただし、「Safari」のブックマークやキーチェーン、「Mail」の環境設定は同期できません)。

この記事では、.Mac や iSync 2 を併用している場合でも、これらの重要なファイルをマニュアルでバックアップする手順について説明します。データのバックアップコピーをマニュアルで作成 する場合、バックアップしたファイルを CD や DVD に書き込んだり、他のバックアップ先にコピーしておくと良いでしょう(.Mac の Backup フォルダを利用することも可能です)。重要なデータを、CD-R や DVD-R などの書き込みディスク、外付けハードディスクやネットワークボリュームなど、ハードディスクとは別の場所にバックアップするのは良い方法です。

その他のファイルのバックアップに関する情報は、こちらの記事をご覧ください。

この記事で対象となるファイルのタイプ:

この記事はアーカイブ済みで、これ以上更新されることはありません。

「Safari」のブックマーク
Safari ブックマークは、“˜/ライブラリ/Safari/”フォルダにある“Bookmarks.plist”にすべて保存されています。Finder でこのファイルにアクセスするには、「移動」メニューで「ホーム」を選択し、その後に“ライブラリ”フォルダ、“Safari”フォルダの順に開きます。

  • バックアップの方法:このファイルのコピーを別の場所に作成するには、option キーを押しながら“Bookmarks.plist”ファイルを別の場所(例えばデスクトップなど)にドラッグします。オリジナルのファイルはそのままの 場所に残ったままです(対象となるフォルダのオリジナルファイルを別の場所に移動すると、「Safari」のブックマークが消えてしまいます!)。
    このファイルを圧縮してアーカイブを作成するという方法もあります。Finder で“Bookmarks.plist”を選択して、「ファイル」メニューの「アーカイブを作成」を選択します。オリジナルのファイルは、そのままの場所に残ります。
  • リストアの方法:“Bookmarks.plist”のバックアップを“˜/ライブラリ/Safari/”フォルダに移動するだけです。アーカイブからリストアする場合には、ファイルの解凍解除を忘れないでください(ファイルをダブルクリックするだけです)。


注記:

“Bookmarks.plist”ファイルには、現在ログインしているユーザの Safari ブックマークだけしか含まれていません。同一の Mac 上の他のユーザには、それぞれ個別のユーザアカウントとブックマークが与えられているため、“Bookmarks.plist”ファイルは個々の“ホー ム”フォルダ以下に置かれています。


「アドレスブック」のアドレスデータ

  • バックアップの方法:アドレスブックを開き、「ファイル」メニューの「データベースをバックアップ...」を選択すると、保存先を選択するよう要求するダイアログが表示されます(保存ファイルの名称には現在の日付が付加されます)。バックアップを保存する場所を選択し、「保存」をクリックします。
  • リストアの方法:アドレスブックで「ファイル」メニューの「データベースのバックアップに戻す...」を選択します。表示されたダイアログでバックアップファイル(ファイル拡張子 .abbu)の置かれているフォルダまで移動し、ファイルを選択してから「開く」をクリックします。


「iCal」のカレンダー

  • バックアップの方法:「iCal」を開き、「ファイル」メニューから「データベースのバックアップ」を選択します。ダイアログが表示されるので、バックアップファイル(ファイルの名称には現在の日付が付加されます)を保存したい場所を選択して、「保存」をクリックします。
  • リストアの方法:「iCal」を開き、「ファイル」メニューから「バックアップデータベースを戻す」を選択します。表示されたダイアログでバックアップファイル(ファイル拡張子“.icbu”)の置かれているフォルダまで移動し、ファイルを選択してから「開く」をクリックします。


キーチェーン
キーチェーンは、ユーザの“˜/ライブラリ/Keychains/”フォルダに置かれています。Finder でこのファイルにアクセスするには、「移動」メニューで「ホーム」を選択し、その後に“ライブラリ”フォルダ、“Keychains”フォルダの順に開きます。

ヒント:キーチェーンのバックアップを行なう前に、Keychain First Aid を使用して問題解決を行なっておくと良いでしょう。

  • バックアップの方法:キーチェーンファイルのコピーを別の場所に作成するには、option キーを押しながら個々のファイルを希望の場所にドラッグします。オリジナルのファイルは削除しないでください。上記の「Safari」のブックマークのセ クションで説明した方法で、Finder を使ってアーカイブを作成することも可能です。
  • リストアの方法:
      1. Finder の「移動」メニューで「ユーティリティ」を選択します。
      2.「キーチェーンアクセス」アプリケーションを開きます。
      3.「編集」メニューから「キーチェーンリスト」を選択します。ダイアログが表示され、キーチェーンファイルがすべて表示されます。
      4. リストアを行うキーチェーンを選択解除し、「OK」をクリックします。
      5.「キーチェーンアクセス」を終了します。
      6. バックアップしたキーチェーンファイルを“˜/ライブラリ/Keychains/”フォルダに戻します。
      7.「キーチェーンアクセス」を再度開きます。
      8.「編集」メニューから「キーチェーンリスト」を選択します。
      9. 使用するキーチェーンを選択し、「OK」をクリックします。


「Mail」の環境設定とメッセージ
「Mail」アプリケーションのアカウント、ルール、署名やスマートメールボックスの設定は、簡単にバックアップすることができます。
ヒント:「Mail」に関する環境設定ファイルは、グループとしてバックアップまたはリストアすることを推奨します。

  • バックアップの方法:
    注記:.Mac メンバー特典の Backup ユーティリティを使用することで「Mail」のメッセージ(電子メール)を行なうことができますが、これから示す手順は Mail の環境設定をバックアップするためのものであり、メッセージのバックアップは行ないません。“Mail メッセージ(メールボックス)”をマニュアルでバックアップする場合は、さらに後の説明をご覧ください。
      1. ユニークな名称のフォルダをデスクトップ(あるいはバックアップを置きたいその他の場所)に作成します。例えば、“Mail Prefs Backups May_15_2005”といった名称が良いでしょう(名称に日付を付加するのはよい方法です)。
      2.「Mail」が実行中の場合は終了します。
      3. Finder で「移動」メニューの「ホーム」を選択します。
      4.“ライブラリ”フォルダを開きます。
      5.“Preferences”フォルダを開きます。
      6.“com.apple.mail.plist”ファイルを option キーを押しながらドラッグし、ステップ 1 で作成したフォルダにコピーします。オリジナルのファイルは元の場所に残したままにしてください(ファイルには「Mail」のアカウント情報が保存されて います)。
      7.“Preferences”フォルダを閉じます。
      8.“Mail”フォルダを開きます。
      9.“MessageRules.plist”ファイルを option キーを押しながらドラッグし、ステップ 1 で作成したフォルダにコピーします(ファイルには「Mail」アプリケーションのルール情報が保存されています)。
      10.“SmartMailboxes.plist”ファイルを option キーを押しながらドラッグし、ステップ 1 で作成したフォルダにコピーします(ご想像のとおり、ファイルにはスマートメールボックスの情報が保存されています)。
      11. 最後に、“Signatures”フォルダを option キーを押しながらドラッグし、ステップ 1 で作成したフォルダにコピーします(独自の署名を使用している場合、ファイルにはそうした署名情報が保存されています)。
  • リストアの方法:ユニークな名称のフォルダ中のすべてのコピーを、以上のステップでリストされている元の場所にそれぞれ移動します。


「Mail」のメッセージ(電子メール)をマニュアルでバックアップする

「Mail」のすべてのメッセージをマニュアルで一定の期間ごとにバックアップしたいことがあるでしょう。例えば Inbox などのメールボックス(「Mail」のメッセージが保存されている場所)全体をバックアップするには、以下の手順に従ってください:

 

    1.「Mail」アプリケーションが実行中の場合は終了します。
    2. Finder で「移動」メニューの「ホーム」を選択します。
    3.“ライブラリ”フォルダを開きます。
    4.“Mail”フォルダをバックアップ先、例えば別ボリュームや CD-R などの書き込み可能ディスクにコピーします。
    重要:“Mail”フォルダを“˜/ライブラリ/”フォルダから移動しないでください。同一ボリュームにバックアップする場合は、フォルダをドラッグする時に option キーを押して、移動の代わりにコピーを作成するようにしてください。

 

バックアップしたメールボックスをリストアする場合は、「Mail」アプリケーションを終了後に上記の手順を実行します。

ただしその場合には、最後のステップではバックアップした“Mail”フォルダを“˜/ライブラリ/”フォルダにコピーします。

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