Mac OS: 機能拡張コンフリクトのトラブルシューティング/機能拡張マネージャの機能

(この情報は、こちらの記事を翻訳したものです。日本での使用環境、状況とは異なる場合があります。) この記事では、機能拡張マネージャコントロールパネルの機能、システム機能拡張コンフリクト発生時のコンピュータからの報告内容、システム機能拡張コンフリクトのトラブルシューティングの方法、および機能拡張エラーメッセージについて説明します。

これまでの歴史:
機能拡張マネージャコントロールパネルは、漢字Talk 7.5 に初めて含まれました。機能拡張マネージャコントロールパネルにより機能拡張コンフリクトのトラブルシューティングが簡単にできるようになりました。機能 拡張マネージャは、Mac OS 7.6 で主要なアップデートが行われました。

質問:システム機能拡張のトラブルシューティングとは何ですか?
答: システム機能拡張のトラブルシューティングは、試行錯誤をくり返して問題を解決していく手法です。この手法では、何回か再起動する必要があります。

質問:システム機能拡張の互換性の問題があることは、どのようにしたらわかりますか?
答: Mac OS システム機能拡張の標準セット(「 Mac OS 8.x すべて」または「 Mac OS 9.x すべて」)のみを使用してコンピュータを起動すると、起動することができて問題が再発しない場合は、機能拡張の互換性に問題があります。逆に、「Mac OS すべて」を使ってもまだ問題が起きる場合は、オペレーティングシステムを新規インストールする必要があります。

質問:「機能拡張マネージャ」で、すべての機能拡張の使用を停止することは、shift キーを押しながら起動するのと同じですか?

答:違います。詳しくは次の記事 (17392) をご覧ください: " Extensions Manager: 機能拡張マネージャの「すべてを使用停止する」設定と「shift 」キーを使った起動について "

機能拡張マネージャの機能

「セット」とはなんですか?




図 1 「セット」のイメージ

機能拡張「セット」には、システム機能拡張、コントロールパネル、起動項目とシステム終了項目が含まれています。選択されたセットのポップアップメニュー は現在の機能拡張のセット名を表示します。「Mac OS 8.x すべて」、「 Mac OS 8.x 基本」、「Mac OS 9.x すべて」はアップルが提供するロックされたセットであり、セット名の隣にロックアイコンが表示されます。これらは正しく動作することが実証されている機能 拡張セットで、変更はできません。これらを変更するためには、これらのセットをコピーしなければなりません。「省略時セット」 は名前をつけられなかったセットの一般的な名前です。

セットの名前を変更、複製、復帰、削除ができます:



図 2 ファイルメニュー


表示設定
機能拡張マネージャが開いている間、表示メニュー(図 3 参照)から表示の種類を選択して表示方法を変えることができます。 「パッケージで」表示を選択すると、シングルクリックでソフトウェアパッケージ全部を使用/停止に設定できます。 機能拡張コンフリクトのトラブルシューティングを行っているときに、これは役立ちます。 「項目で」表示を選択すると、すべてのシステム機能拡張、コントロールパネル、起動/システム終了項目の一欄が表示されます。 この表示方法は、漢字 Talk 7.5 の機能拡張マネージャの表示方法に類似しています。




図3 表示メニュー

システム起動時に機能拡張マネージャを開く
システム起動時に最初のシステム機能拡張ファイルが表示される前に、スペースバーを押し続けて、機能拡張マネージャを起動してください。変更内容はすぐに 反映されるので、もう一度、再起動する必要はありません。「続ける」をクリックしてウインドウを閉じ、コンピュータの起動処理を続けます。

質問: 使っている機能拡張リストをバックアップできますか?
答:いいえ。ただし、まったく同じ形式ではありませんが、ファイルメニューから SimpleText 書類にシステム機能拡張リストを保存することができます。また、Apple システムプロフィールを使って、インストールされているシステム機能拡張のリポートを作成することができます。

機能拡張の識別
特定の項目について詳しくは、「項目情報を表示」(図 4 参照)をクリックしてください。ここで提供される情報は、ベンダーが機能拡張に書き込んだ内容です。また、選択したシステム機能拡張について、編集メニューから「情報を見る」を利用できます。



図 4 項目情報を表示


質問:



図 5 機能拡張フォルダと機能拡張(使用停止)フォルダ

答:システムフォルダ内に、「機能拡張」フォルダと「機能拡張(使用停止)」フォルダがあります。機能拡張マネージャは「機能拡張(使用停 止)」フォルダがシステムフォルダにない場合にはそれを作成します。変更後に機能拡張マネージャを閉じると、 Finder はすべての使用/停止機能拡張を適切なフォルダに移動します。例えば、機能拡張マネージャコントロールパネルのある機能拡張を使用停止にすると、コント ロールパネルを閉じたときに、その項目は機能拡張フォルダから機能拡張(使用停止)フォルダに移動されます。


機能拡張コンフリクトのトラブルシューティング

機 能拡張を停止にしてコンピュータを再起動すると、機能拡張が使用停止である間は、システムの一部の機能が失われることに気をつけておくことが重要です。 例えば、プリンタソフトウェア機能拡張を停止にすると、システムは印刷できなくなる場合があります。 機能拡張を使用にしてコンピュータを再起動すると、システムは印刷機能を取り戻します。 この動作は正常であり、トラブルシューティング作業中に問題が起きたことを示すものではありません。

機能拡張コンフリクトのトラブルシューティングは、次の手順に従ってください:

    1. 機能拡張マネージャのファイルメニューから「セットをテキストで保存...」コマンドを使って、問題のシステム拡張のセットを保存します。
    2. ポップアップメニューから「Mac OS 8.x すべて」、「Mac OS 9.x すべて」、「Mac OS 8.x 基本」、または「 Mac OS 9.x 基本」を選択します。
    3. コンピュータを再起動します。 問題が解決しない場合は、 Shift キーを押しながらコンピュータを再起動して、機能拡張を“停止”にしてみてください。 これで問題が解決する場合は、システムソフトウェアの新規インストレーションを行ってください。
    4. ステップ 2 で選択したロックされているセットを複製します。
    5. 複製したセットに「トラブルシューティング」または「テスト」と名前をつけます。
    6. ステップ 1 で保存したセットから「トラブルシューティング」セットに入っていない機能拡張を調べます。
    7.「トラブルシューティング」セットから 3 つから 5 つまでの項目を“使用”にします。
    8. コンピュータを再起動します。
    9. 項目を使用にしてコンピュータを再起動するこの作業を繰り返し、問題が再発するまで続けます。 項目を「パッケージで」表示すると、一度にパッケージを“使用”に設定できます。 問題が再発したら、コンフリクトを起こしているのは最後に“使用”にした項目の 1 つであることがわかります。
    10. 最後のグループの項目を一度にひとつづつ“停止”にして、問題を起こした項目を調べます。
    11. 問題を起こした機能拡張を見つけたら、他の機能拡張や Mac OS とのバージョンによる非互換性をチェックします。 互換性がある場合は、機能拡張をいったん削除し、インストールディスクからその機能拡張を再インストールしてみてください。
    12. コンピュータのハードディスクをチェックしたり修復するには、Disk First Aid などのディスク修復ユーティリティを使ってください。
    13. アプリケーションプログラムを再インストールしたら、初期設定フォルダからその初期設定ファイルをゴミ箱にドラッグし、特別メニューから「ゴミ箱を空にする」を選択します。
    14. これでも問題が解決しない場合は、各ソフトウェアのベンダーにお問い合わせください。
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