Xsan Help: ボリュームに予期しない動作が発生するのを回避するためのヒント

ボリュームに予期しない動作が発生するのを回避するためのヒント

Finder 上で Xsan ボリュームの名前を変更できない

Finder を使って、マウントされている Xsan ボリュームの名前を変更することはできません。変更しようとすると、指定した名前が Xsan ボリュームの名前として使用可能なものであっても、名前を使用できないことを示すメッセージが表示されます。

Xsan ボリュームの名前を変更するには、「Xsan Admin」でボリュームを再初期化する必要があります。

Xsan ボリュームの名前の変更方法は、「Xsan 管理者ガイド」の 65 ページ(もしくは52 ページ)に掲載されています。

Xsan LUN に対する Finder の初期化ダイアログボックスを無視する

新しい初期化されていない LUN を作成すると(たとえば、「RAID Admin」で Xserve RAID システム上にアレイを作成した場合など)、その LUN に接続したコンピュータ上に次のメッセージが表示されることがあります。

“今セットしたディスクには、Mac OS X で読み込めないボリュームが含まれています。今セットしたディスクで操作を続けるには"無視"をクリックします。”

「無視」ボタンをクリックします。Finder を使って LUN を初期化しないように注意してください。Xsan で使う LUN は、「Xsan Admin」でストレージプールを追加するときに初期化します。

SAN の設定を変更する前に Xsan ボリュームをアンマウントする

Xsan クライアントとマウントされているボリュームとの間のファイバーチャネル接続が 1 分以上途切れると、そのボリュームはクライアントからアンマウントされ、クライアント上で実行されているアプリケーションに問題が発生することがありま す。こうした場合、そのボリュームを簡単に再マウントすることはできません。

SAN の再設定に 1 分以上の時間が必要な場合

すべてのクライアントコンピュータおよびコントローラから Xsan ボリュームをアンマウントした後、SAN に接続しているすべてのコンピュータをシャットダウンするか、ファイバーチャネルケーブルを抜き取ります。

ストレージプールや LUN を追加した後のボリュームの起動に関する問題

LUN およびストレージプールを追加した後ボリュームを再起動できなくなった場合は、次の方法でそのボリュームを元の状態に戻します。

変更したボリュームを元の設定に戻す方法

  1. 「Xsan Admin」を終了します。
  2. そのボリュームの各コントローラから“/ライブラリ/Filesystems/Xsan/config/<volume>.cfg”ファイルを削除します。
  3. 各コントローラ上で、そのボリュームでそれまで使われていた設定ファイル“/ライブラリ/Filesystems/Xsan/config/< volume>.cfg.backup”の名前“/ライブラリ/Filesystems/Xsan/config/<volume>. cfg”に変更します。
  4. 「Xsan Admin」を開いて、ボリュームを起動します。

これによって、ボリュームは拡張を試みる前の状態に戻ります。

LUN を二重化しないで使用すると、危険が大きくなる

Xsan ボリュームの LUN に問題が発生し、修復できない場合、そのボリュームのデータがすべて失われてしまいます。Xsan ボリュームを作成する際には、必ず LUN を二重化すること(RAID 0 以外の RAID スキームに基づいた LUN を使うこと)を推奨します。

RAID 0 アレイ(ストライピングのみ)として設定された LUNや、単一のドライブをベースにした LUN では、障害が発生すると、修復が難しくなり、場合によっては修復できなくなることもあります。このような修復不能な LUN は、スクラッチファイルなど、失われても大きな問題にならないファイルを保存するときにだけ使用してください。

Xserve RAID システムは、出荷時に修復可能な二重化された RAID 5 アレイに設定されています。

「Xsan Admin」によるボリュームの保存容量の計算方法

Xsan Admin に表示されるボリュームのサイズには、ジャーナルデータおよびメタデータだけを保存するように設定されたストレージプールの容量は含まれていません。ユーザがデータを保存できるストレージプール(「すべてのデータ」または「ユーザデータのみ」に設定されたストレージプール)の容量だけが計算されます。

たとえば、120 ギガバイト (GB) の 4 つのストレージプールによって構成されるボリュームを作成し、その 1 つをジャーナルデータおよびメタデータ専用に指定すると、「Xsan Admin」は、そのボリュームの容量を 480 GB ではなく、360 GB であると表示します。

拡張する前にボリュームをアンマウントする

容量を拡張するために既存のボリュームに LUN またはストレージプールを追加する場合は、必ずすべてのクライアントおよびコントローラからそのボリュームをアンマウントし、ボリュームを停止します。「Xsan Admin」で、拡張後のボリューム設定を保存してから、再びボリュームをマウントします。

ボリュームの拡張方法

  1. すべてのクライアントおよびコントローラからボリュームをアンマウントします(「Xsan Admin」を開き、対象のボリュームを選択して「クライアント」をクリックし、コンピュータを選択して、「マウントを解除」をクリックします)。
  2. ボリュームを停止します(「Xsan Admin」でボリュームを選択して「ボリュームを停止」をクリックします)。
  3. LUN またはストレージプールを追加します(「Xsan Admin」で SAN またはコントローラを選択し、「作成」「ストレージ」の順にクリックします)。
  4. ボリュームを開始します。
  5. クライアントおよびコントローラにボリュームをマウントします。

重要:停止する(手順 2)前に、クライアントからボリュームをアンマウントする(手順 1)のを忘れてしまった場合は、クライアントでサーバがもう使用できないことを示す警告が表示されたら必ず「接続解除」をクリックするようにしてください。

注意:ジャーナルデータやメタデータが保存されているストレージプールに LUN を追加することはできません。ストレージプールの用途を確認するには、「Xsan Admin」を開いて SAN またはコントローラを選択し、「作成」「ストレージ」の順にクリックします。ストレージプールをダブルクリックして、ストレージプール情報シートの「用途」に表示される情報を確認します。表示が「ユーザデータのみ」となっていれば、LUN を追加することができます。「すべてのデータ」または「ジャーナル記録とメタデータのみ」と表示された場合、そのストレージプールは拡張できません。

コントローラを再起動する前にボリュームをアンマウントする

Xsan コントローラを再起動する場合は、その前に必ずそのコントローラにマウントされているすべての Xsan ボリュームをアンマウントします。

コントローラからのボリュームのアンマウント方法

「Xsan Admin」を開き「SAN コンポーネント」のリストからボリュームを選択します。「クライアント」をクリックして、クライアントのリストからコントローラを選択した後、「マウントを解除」をクリックします。

ほかのクライアントにマウントされているボリュームをアンマウントする必要はありません。アンマウントが必要なのは、再起動するコントローラにマウントされているボリュームだけです。

ボリュームをアンマウントしたら、コントローラを再起動します。

ゴミ箱を空にする際の問題

Xsan ボリュームから削除したファイルが入っているゴミ箱を空にできない場合は、そのボリュームに一般利用が可能なストレージプールが設定されていない(ボリュームのすべてのストレージプールがジャーナル記録とメタデータのみに設定されているか、アフィニティのあるユーザデータのみに設定されている)可能性があります。

すべてのボリュームには、使用が限定されてないストレージプール(「すべてのデータ」または「ユーザデータのみ」が指定されたストレージプール)を設定しておく必要があります。

起動が完了するまでボリュームをマウントしない

Xsan ボリュームの起動処理が完了する前に、そのボリュームをクライアントにマウントしないように注意してください。

「ボリュームを開始」をクリックすると、「Xsan Admin」ウインドウの右上に回転するアクティビティインジケータが表示され、ボリュームの起動処理が実行されていることを示します。このアクティビティインジケータが消え、ウインドウの上部に表示されているい「ボリュームを停止」ボタンが有効になるまで、「クライアント」タブの「読み/書き権限でマウント」ボタンまたは「読み出しのみ権限でマウント」ボタンをクリックしないでください。

空き領域のあるボリュームに対してディスクが満杯のメッセージが表示される

空き領域がある Xsan ボリュームにファイルまたはフォルダをコピーしようとしたときに、ディスクが満杯のために処理を完了できないという警告メッセージが表示された場合は、そのボリュームに一般利用が可能なストレージプールが設定されていない(ボリュームのすべてのストレージプールがジャーナル記録とメタデータのみに設定されているか、アフィニティのあるユーザデータのみに設定されている)可能性があります。

すべてのボリュームには、使用が限定されてないストレージプール(「すべてのデータ」または「ユーザデータのみ」で「アフィニティのあるデータのみ」以外が指定されたストレージプール)を最低でも 1 つ設定しておく必要があります。

ストレージプールに保存できるデータのデータタイプを確認する

  1. 「Xsan Admin」を開いて、SAN またはコントローラを選択し、「作成」をクリックします。
  2. 「ストレージ」をクリックし、リスト内のストレージプールをダブルクリックします。ストレージプールの設定シートの「用途」の部分にそのストレージプールの使用目的が表示されます。
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