Mac OS: デスクトップファイルの再構築とアイコンの修復

(この情報は、こちらの記事を翻訳したものです。日本での使用環境、状況とは異なる場合があります。) この記事では、デスクトップファイルをいつ、どのようにして再構築すればいいのか(例えば、アイコンが“一般的な”ドキュメントやアプリケーションのアイ コンに変わってしまう時)、なぜデスクトップファイルが再構築されないことがあるのか、また、このような場合にはどうすればよいのかについて説明します。

注意:漢字Talk 7.x や Mac OS 8.x での一般的なアイコンの表示は正常な動作です。“表示”オプション(漢字Talk 7.x では“表示”コントロールパネル)で最小サイズのアイコンを選び、リスト表示にしている場合、アイコンは一般的なフォームで表示されます。これは正常な状 態であって、トラブルシューティングを行う必要はありません。アイコンをフルサイズで表示したい場合は、“表示”オプションで最大サイズのアイコンを選択 してください。選択後、一般的なアイコンがまだ表示されるようであれば、この記事に記載されている手順を実行してみてください。ただし、“表示”メニュー で「リスト(漢字Talk 7.x の場合は、“名前”順またはその他の表示方法)」を選択している場合に限ります。

デスクトップファイルとは何か?
デスクトップファイルとは、ハードディスクの第一階層にある、目に見えないファイルです。このファイルには、ディスク上のすべてのドキュメントやアプリケーションの記録が保存されています。

漢字Talk 6 以前のバージョンでのこのファイルの名前は、“desktop”となっています。漢字Talk 7.0 以降のバージョンでは、この目に見えないファイルの名前には、“Desktop DB”と“Desktop DF”が使われています。


デスクトップファイルはいつ再構築すればいいのか
デスクトップファイルは大きくなり過ぎたり、あるいは破損する場合があります。 デスクトップファイルは、目安として一ヶ月に一度くらいの割合で再構築するとよいかもしれません。


デスクトップファイルが破損した場合の現象
症状のひとつは、書類をダブルクリックしたときにその書類を作成したアプリケーションを見つけられないとコンピュータから報告されることです。

破損したデスクトップファイルの他の症状は、デスクトップ上の“カスタム”アイコンが、“一般的な”アイコンで表示されてしまうことです。この問題は、デスクトップファイルの再構築を行うことで解決することがあります。

デスクトップファイルは、ハードディスクやフロッピーディスク上のすべてのアイコンを管理します。デスクトップファイルは、新しいアイコン やカスタマイズしたアイコンを設定した場合に、その情報を読み込まなかったり、以前のアイコンを読み込んでしまったりすることがあります。デスクトップ上 に特別なアイコンを表示させるには、デスクトップファイルの更新とアイコン登録の為に、デスクトップファイルの修復が必要となります。

アイコンが、一般的なドキュメントアイコン(図 1)やアプリケーションアイコン(図 2)になってしまうのは、以下が原因と思われます:

  • 圧縮・セキュリティソフトウェアなどのユーティリティが、アイコンを変更してしまうことがある。
  • カスタムアイコンが破損しているか、削除されている。
  • デスクトップファイルが破損している。
  • ファイルの作成元のアプリケーションが、そのファイルのアイコンを指定していない。
  • ファイルを作成し、アイコンを指定したアプリケーションがなくなってしまっている。
  • ファイルが、カスタムアイコンを指定するビット(バンドルビット)を失っている。

 


図 1:一般的な
ドキュメントのアイコン

図 2:一般的な
アプリケーションのアイコン

デスクトップファイルが大きくなった場合の現象
デスクトップファイルが大きくなり過ぎると、コンピュータが効率的かつ迅速に読み込 めなくなります。そのため、Finderのファイルへのアクセスがより遅くなってしまいます。デスクトップファイルを再構築すると、古い情報を破棄し、 Finder のアクセスを高速化します。

またハードディスク上のそれぞれのファイルについてバックアップを取り、ディスクの初期化を行なった後、それぞれのファイルをリストアす る方法も有効です。この方法では、すべてのファイルについて分類し直して、ファイルの断片化を解消し、ディスクの利用効率を上げることができます。


デスクトップファイルの再構築を行うには
デスクトップの再構築は、ドキュメントとその正しいアプリケーションとのリンクを改めて行い、デスクトップファイルを書き直します。

デスクトップを再構築する前に、あらかじめハードディスク上にある程度の空きスペースがあることを確認してください。デスクトップ再構築の 過程でハードディスクのスペースが必要となり、適当なスペースないとうまく完了しません。ハードディスクやその他記憶装置の 5 %程度を目安に、空きスペースを用意してください。

この手順を行うには、Finder が読み込まれている必要があります。“At Ease”のようなアプリケーションは Finderを読み込まないので、あらかじめ終了(“At Ease”を起動しない設定に)させておく必要があります。

ヒント:デスクトップの再構築を行うと、ディスク上のファイルの“情報を見る”のウインドウ内に入力してあるコメントが、全て消去されてしまいます。


漢字Talk 6 から 7.1.2
「Option」キーと「Command(アップル」キーを押したままシステムを起動することで、手動でデスクトップを再構築することができます。(図 3)Are you sure you want to rebuild the desktop file on the disk your disk? Comments in info windows will be lost.(ディスク上のデスクトップファイルを再構築しますか? 情報ウインドウのコメントが失われます)というメッセージが表示されたら“OK”をクリックします。


漢字Talk 7.5 からMac OS 9
1. デスクトップを再構築する前に“機能拡張マネージャ”で、現在使用中の機能拡張の記録を保存します。まず、“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを開 きます。“セット”のポップアップメニューが「省略時セット」になっている場合、“ファイル”メニューから「セットを保存」を実行し、セットに(例えばMy Extensions などの)名前をつけます。ダイアログを閉じると、セットの名前が“セット”ポップアップメニューに追加され、その名前が表示されます。

2. 全ての機能拡張を使用停止にするために、“編集”メニューから「すべてを使用停止する」を実行します。

3. 使用しているシステムソフトウェアのバージョンに合った手順を行います。

    - 漢字Talk 7.5 から 漢字Talk 7.5.5

      “Macintosh Easy Open”コントロールバネルを「オン」にします。(コントロールパネル一覧にあります。クリックして、横にチェックマークを付けてください)

    - Mac OS 7.6 から Mac OS 7.6.1

      “Mac OS Easy Open”コントロールバネルを「オン」にします。(コントロールパネル一覧にあります。クリックして、横にチェックマークを付けてください)

    - Mac OS 8.0 から Mac OS 8.1

      “PC Exchange”コントロールバネルを「オン」にします。(コントロールパネル一覧にあります。クリックして、横にチェックマークを付けてください)

    - Mac OS 8.5 から Mac OS 9.0

      “File Exchange”コントロールバネルを「オン」にします。(コントロールパネル一覧にあります。クリックして、横にチェックマークを付けてください)


4.「Command」キーと「Option」キーを押しながら、コンピュータを再起動します。(図 3)



図 3: Command キーと Option キー

5. Are you sure you want to rebuild the desktop file on the disk your disk?(ディスク上のデスクトップファイルを本当に再構築しますか?) というダイアログが現われたら、キーを放し、OKをクリックします。(7.6 以前のシステムソフトウェアを使用している場合、“情報を見る”ウインドウ内のコメントが失われることについてのメッセージも表示されることがあります。)

6. デスクトップが再構築されたら、“アップル”メニューをプルダウンして、コントロールパネルを選択します。

7. “機能拡張マネージャ”コントロールパネルを開きます。

8. 機能拡張をもとに戻すため、“セット”ポップアップメニューをクリックし、ステップ 1 で付けた機能拡張のセット名を選びます。

9. コンピュータを再起動します。


Mac OS X 10.0 以降
Mac OS X の場合は、デスクトップファイルの再構築は Classic 環境にのみ適用されます。以下の手順で行ってください。

    1. アップルメニューから「システム環境設定...」を選びます。
    2.「Classic」アイコンをクリックします。
    3.「詳細設定」タブをクリックします。
    4.“デスクトップを再構築”ボタンをクリックしてください。


デスクトップファイルが再構築されないことがあるのはなぜか

デスクトップファイルが再構築されない理由はいくつかあります。


システム機能拡張とのコンフリクト
システム機能拡張は、デスクトップファイルの再構築を妨げることがあります。この問題を解決するために、以下を試してみてください:

漢字Talk 6 では、アップル社製以外の機能拡張をシステムフォルダからすべて取り除いてください。その後、「Option」キーと「Command」キーを押しながらコンピュータを再起動して、デスクトップファイルを再構築します。(図 3)

漢字Talk 7 から 7.1.2 では、以下の手順で機能拡張を使用停止にして、デスクトップを再構築します:

    1.「Shift」キーを押しながらコンピュータを再起動します。

    2. Welcome to Macintosh Extensions Off が表示されたらすぐに「Shift」キーを放して、「Command」キーと「Option」キーを押したままにします。(図 3)

    3. デスクトップファイルを再構築するかどうかを確認するダイアログが表示されるまで、「Command」キーと「Option」キーを押しつづけます。

    4. キーを放して、“OK”をクリックします。

漢字Talk 7.5 以降では、前のセクションで述べた機能拡張マネージャを使用する手順で行います。

圧縮やセキュリティ関連のユーティリティを使用していて、先に述べた解決方法ではうまくいかない場合は、ベンダーにお問い合わせください。


再構築を行うためのメモリ不足
Finder へのメモリの割り当ては、漢字Talk 6 では変更する必要がありますが、漢字Talk 7 ではその必要はありません。漢字Talk 7 での Finder のメモリサイズの変更は、ResEdit を使用する方法と、漢字Talk 6.0.x で起動し、そこで割り当てを変更する方法があります。

漢字Talk 7.0 では、Finder は漢字Talk 6.0.x の時とは少し手順が異なります。システムは、障害を取り除くために Resource Manager ではなく、Desktop Database を使用しています。Finder は、必要であれば、System Heap のように、別のところからメモリを追加することができます。

実際には漢字Talk 7 では、Finder のメモリ割り当ては変更する必要はありません。

Finder への割り当てを増やすことで、Finder のためのメモリを更に確保し、System Heap のサイズを増やすことができます。こうすると System Heap のためのメモリは確保されますが、アプリケーションのためのメモリサイズは減らすことになります。

漢字Talk 6.0.x での起動により、割り当てを変更したい方の為に、その方法をここで解説します。(この方法では、Macintoshを漢字Talk 6.0.x のフロッピーディスクから起動する必要があり、漢字Talk 7 のリリース以降に発売された Macintosh(Quadra や PowerBook シリーズを含む)は、この方法を選択することはできません。)

ここに漢字Talk 6.0.x で Macintosh コンピュータを起動する手順を示します:

    1. Macintosh を、Personal Upgrade Kit の 800K Disk Tools ディスク(漢字Talk 7 に含まれる、高密度 Disk Tools ディスクではありません。)のような、漢字Talk 6 の入った起動フロッピーディスクから再起動します。

    2. Macintosh ハードディスク上のシステムフォルダにある、Finder ファイル(フロッピーディスク上の Finder ではありません。)をクリックします。

    3. “ファイル”メニューから「情報を見る」を選び、現在の使用サイズの項目で、Finder に割り当てるメモリを増やします。

    4.「情報を見る」のウインドウを閉じます。

    5. Macintosh を(ハードディスクから)漢字Talk 7 で、再起動します。


デスクトップを再構築しても、アイコンがリストアされない時にはどうすればいいのか
デスクトップを再構築しても、アイコンがリストアされない時は、Disk First Aid を走らせて、修復できる問題がないか調べてみてください。一般的なアイコンになってしまった(カスタムアイコン以外の)特定のファイルがある場合、以下の可能性があります:

  • そのファイルの作成元のアプリケーションがない。
  • これらのファイルがバンドルビットを失っている。MacTools は、他のディスクユーティリティ同様、失ったバンドルビットを修復することができます。Disk First Aid では、これを検出し、修復することはできません。
  • そのファイルの作成元のアプリケーションが、単にアイコンを指定していない。この場合は、アプリケーションのベンダーに問い合わせてみてください。
  • カスタムアイコンを使用していて、デスクトップファイルがそれを再構築できない。詳しくは、技術情報記事 7848 のMac OS: Creating and Using Custom Icon Folders(英語の情報です)をご覧下さい。
公開日: