Apple Watch Ultra で水深アプリを使う

水中でのアクティビティ中に Apple Watch Ultra の水深アプリを使って、水温、潜水時間、水深 (40 メートルまで) を計測する方法をご案内します。

水中でレクリエーションアクティビティ (シュノーケリング、プールでの潜水、比較的浅水域でのフリーダイビングなど) をしている間に、水深アプリは時刻、水深、水温、水中にいる間の最大深度を見せてくれます。

水中でのアクティビティは危険を伴います。水深アプリはダイブコンピュータではありません。減圧停止の情報やガスの解析情報は表示されず、その他のレクリエーショナルスキューバダイビングの機能は備えていません。デバイスの故障が命の危険、人身傷害、環境への甚大な被害につながりかねない状況下で Apple Watch Ultra を使う場合は、必ず補助の水深計やタイマー/ウォッチを携帯してください。ダイビングを始める前に、必ず Apple Watch Ultra に傷やその他の損傷がないことを確かめてください。

水深アプリを開く

Apple Watch Ultra を着けて潜水すると水深アプリが自動的に開きます。または、水深アプリを自分で開くか、アクションボタンを (ダイビングセッションを開始するようにカスタマイズしている場合は) 押して、セッションを手動で始めることもできます。

水深アプリを自動で開くかどうかは、Apple Watch Ultra の設定時に選択しておけます。この動作を後から変更するには、以下の要領で行ってください。

  1. Apple Watch Ultra で設定アプリを開きます。

  2. 「一般」をタップし、「自動起動」をタップします。

  3. 「水中にいるとき」の下でオプションを選択します。「オフ」を選択した場合、Apple Watch には文字盤が表示され、水深や水温などのコンプリケーションは更新されません。「選択したアプリ」を選択した場合、Apple Watch が水中に入ったときに、選択してある水中対応のアプリが自動で開きます。「文字盤にとどめる」を選択した場合、Apple Watch には文字盤が表示され、コンプリケーションは随時更新されます。

    watchos-10-apple-watch-ultra-settings-general-auto-launch-on.png

水深アプリで使う計測単位を変更することもできます。

  1. Apple Watch Ultra で設定アプリを開きます。

  2. 「水深」をタップします。

  3. 水深について「フィート」または「メートル」、水温について「華氏」または「摂氏」を選択します。

    watchOS 9 搭載 Apple Watch Ultra の設定で水深単位としてメートルが選択されているところ

水深アプリでセッションを開始または停止する

Apple Watch Ultra が水深 1 メートル以上に潜ると、水深アプリが開いてセッションが開始します。水深アプリを自動的に開くように設定していない場合は、水深アプリを開くか、アクションボタンを (水深アプリを開くように設定している場合は) 押してセッションを開始します。

水深アプリを開いた時点で防水ロックがオンになり、画面や Digital Crown からの誤入力を防止します。オープンウォータースイミングなどのワークアウトを記録したい場合は、Apple Watch Ultra を着けて潜る前に、ワークアウトアプリを開いてワークアウトを開始してください。

終わったら、Digital Crown を長押しして防水ロックをオフにし、セッションを終了します。画面のロックが解除され、通知音が続けざまに鳴り、Apple Watch のスピーカーに残っている水が排出されます。

Apple Watch Ultra は EN13319 に準拠しています。水深アプリは最大深度 40 メートルに対応します。さらに深く潜ると、画面が黄色くなり、Apple Watch Ultra の一部の機能は停止するか、途切れ途切れにしか機能しなくなります。Apple Watch Ultra の水深センサーの精度は、プラスマイナス 1 メートルです。

Apple Watch Ultra でのダイビングについてさらに詳しく

  • レクリエーショナルスキューバダイビングを行う際は必ず、取得した資格や受講したトレーニングに関するすべてのガイドラインに従ってください。常に補助の水深計やタイマー/ウォッチ、減圧表を携帯してください。

  • Apple Watch は全モデルが磁石を内蔵していて、この磁石が外部のコンパスの精度に影響する場合があります。ダイビング、ハイキング、ナビゲーションなどのアクティビティ中に別のコンパスを使う場合、そのコンパスの値を読むときは Apple Watch から遠ざけておいてください。

  • Apple Watch Ultra の用途は水深 40 メートルまでのレクリエーショナルダイビングに限り、訓練を受けたダイバー以外の方が使用することは想定していません。常にダイビングの安全手順に従い、パートナーと組んでダイビングしてください。ダイビング中は定期的に機能を確認してください。明らかな誤作動が見られる場合は、安全に配慮しながら浮上してください。ダイビングには必ず減圧症 (DCS) のリスクが伴います。減圧症を発症したと思ったら、ただちに治療を受けてください。

  • Apple Watch Ultra およびその水深センサーは、水深 40 メートルまでのレクリエーショナルスキューバダイビング用のダイブコンピュータとして機能する他社製のアプリに対応しています。深刻かつ致命的な怪我のリスクを回避するため、利用する他社製アプリの説明書や警告をすべて読み、その指示に従ってください。

  • ダイビングの終了後に浮上する際、水深アプリにダイビングの概要として、合計潜水時間、最大深度、その間の水温範囲がまとめて表示されます。水深アプリでこの概要画面を閉じた場合、水温と水深のデータはヘルスケアアプリで確認できますが、その他の計測値は確認できません。

  • 詳しくは、Apple Watch Ultra ユーザガイドの「Apple Watch Ultra で水中の温度、経過時間、水深を測定する」を参照してください。

  • お使いの Apple Watch Ultra の水深計や耐水用シール材が本来の機能を果たしているか確認したい場合は、Apple の水深・耐水性検査を受けることができます。

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