ヘッドフォンを使って Logic Pro プロジェクトを空間オーディオでミキシングできます。そうすれば、ドルビーアトモスのサラウンド機能をすべて活用できます。ミックスを別のデバイスで聴いたりほかの人と共有したりしたい場合は、空間オーディオミックスをステレオバイノーラルファイルとしてバウンスできます。バウンスしたファイルをヘッドフォンで聴けば、Logic Pro でミックス用に作成した空間オーディオエフェクトがもれなく入っています。
バイノーラルモニタリング用に Dolby Atmos プラグインを設定する
ヘッドフォンを使ってバイノーラルフォーマットでミックスをモニタリングするようにプロジェクトを設定するには、マスターチャンネルストリップではなく Dolby Atmos プラグインを開いて、「Monitoring Format」ポップアップメニューから「Binaural」を選択します。
空間オーディオミックスをバウンスする
準備が整ったら、ミックスをステレオバイノーラルファイルとしてバウンスします。バウンスしたファイルには、「Binaural Render」設定や、3D オブジェクトパンナーを使って設定したオブジェクトトラックの配置などのサラウンドエフェクトが含まれます。
- 「ファイル」>「バウンス」の順に選択し、「プロジェクトまたは選択範囲」を選択します。
- 「用途」領域で「PCM」を選択し、「ファイルフォーマット」ポップアップメニューから「AIFF」または「Wave」を選択します。ほかのフォーマットを選ぶこともできますが、AIFF または Wave ファイルフォーマットへのバウンスが結果的に一番です。
- 「サラウンドバランス」が選択されていることを確認します。
- ミュージック App でミックスを聴けるようにファイルをミュージックライブラリに追加したい場合は、「"ミュージック" に追加」を選択します。
- ほかのオプションも適宜設定し、「OK」をクリックします。
- バウンスファイルの名前と保存先を設定してから「バウンス」をクリックします。
ステレオバイノーラルファイルを聴く
ミックスをバウンスしたステレオバイノーラルファイルは、ヘッドフォンで聴くと、Logic Pro でプロジェクトを聴いた場合とまったく同じように聴こえます*。ステレオバイノーラルファイルは、ステレオスピーカーで聴いた場合、Logic Pro ミックスと同じようには聴こえません。
Mac でファイルを聴くには、QuickTime Player またはミュージック App を使います。
iPhone や iPad でファイルを聴くには、AirDrop を使って Mac からデバイスにファイルを転送し、ファイル App でそのファイルをタップします。
Mac でファイルをミュージックライブラリに追加しておけば、iPhone や iPad のミュージック App でもそのファイルを聴くことができます。
- Apple Music や iTunes Match のサブスクリプションに登録している場合は、「ライブラリを同期」が有効になっているすべてのデバイスのミュージック App でファイルにアクセスできます。
- デバイスを手動で同期して、ファイルを iPhone や iPad のミュージック App に追加することもできます。
* AirPods Pro、AirPods Max、AirPods (第 3 世代)、Beats Fit Pro を MacBook Pro (2021)、iOS 14 以降を搭載した iPhone 7 以降、iPad OS 14 以降を搭載した特定のモデルの iPad で使うには、Bluetooth の設定でヘッドフォンが (「空間オーディオ」や「ステレオを空間化」ではなく)「ステレオオーディオ」モードでオーディオを再生する設定になっていることを確認してください。AirPods や Beats ヘッドフォンの空間オーディオについて詳しくは、こちらの記事を参照してください。
ADM BWF ファイルとして書き出す
空間オーディオミックスを ADM BWF ファイルとして書き出した場合は、iPhone やその他のデバイスで聴くことはできません。ADM BWF は、ドルビーアトモスミックスを Apple Music やその他のオンラインミュージックサービスに送信する際に必須のファイルフォーマットです。各サービスが受け取ったファイルをエンコードし、それぞれのサービスで使えるようになります。ADM BWF ファイルの扱い方については、こちらを参照してください。