iOS 15 のエンタープライズ向けの新機能
Apple が iOS 15 向けにリリースしたエンタープライズコンテンツについてご案内します。
iOS 15 のアップデートを適用すると、デバイスの安定性、パフォーマンス、互換性が向上します。すべての方にアップデートをおすすめします。デバイスの管理者は、MDM ソリューションを使ってソフトウェア・アップデートを管理できます。
iOS 15 のアップデートの一般的な強化点については、こちらの記事を参照してください。
これらのアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、「Apple セキュリティアップデート」を参照してください。
iOS 15.6
Yubikey 5Ci を使ってパスワード文字列をコピーした際に、文字列全体が取り込まれるようになりました。
iOS 15.5
フェデレーション認証で Google Workspace と連係している管理対象 Apple ID を使ってサインインできるようになりました。
特殊文字を含む tel:// links で通話を開始できない問題が解決しました。
App の URL スキームリンクが、メール、メッセージなどの App で機能するようになりました。
「VPN 常時接続」が設定されているデバイスが、ネットワークへの接続時に Captive Network Assistant を読み込めない問題が解決しました。
iOS 15.4
デバイス管理
管理対象アカウントに保存されているメモを管理対象外の出力先と共有する試みを、既存の Managed Open In の制限で阻止できるようになりました。
「ユーザ登録」で登録されているデバイスにインストールされている App を MDM でアップデートできるようになりました。
登録プロファイルの再インストールがうまくいかない問題が解決しました。
バグの修正とその他の改善点
政府発信の速報をユーザが無効にできない問題が解決しました。
一部のデバイスで新しいユーザ辞書を追加できない問題が解決しました。
認証に証明書が必要な Web ページを読み込む際にプロンプトが複数表示される問題が解決しました。
iOS 15.3
デバイスをアップデートした後で、カレンダーの会議出席者に以前の Exchange カレンダーイベントから返信が届く場合がありましたが、その原因となる問題が解決しました。
Safari で開始した WebRTC ベースのビデオ会議で音声が聞こえない場合や映像が映らない場合がありましたが、その原因となる問題が解決しました。
Web ページが読み込み中に何度も認証を求める場合がありましたが、その原因となる問題が解決しました。
iOS 15.2
デバイス管理
監視対象のデバイスでのメールプライバシー保護の使用を阻止できるようになりました。
バグの修正とその他の改善点
「転送またはリセット」ワークフローの使用時に iCloud バックアップの制限が適用されない問題が解決しました。
接続されているデバイスのホーム画面を Apple Configurator 2 で変更できなくなる問題が解決しました。
カレンダーの反応が遅くなったり反応しなくなったりする原因となる問題が解決しました。
NTLM を使うプロキシでの認証を阻止する問題が解決しました。
一部のデバイスがモバイルデータ通信でソフトウェア・アップデートをインストールできなくなる問題が解決しました。
MDM で配布された証明書を利用できなくなる原因となる問題が解決しました。詳しくはこちら
iOS 15.1
バグの修正とその他の改善点
App がシングル App モード用に設定されている場合は、マイク、カメラ、その他の機能へのアクセスを許可するかどうかをユーザが承認できます。
「すべてのコンテンツと設定を許可」の制限でユーザによるデバイスの消去を阻止できていなかった問題が解消しました。
iOS 15
iOS 15 には、管理対象のペーストボード、ユーザ登録の機能向上、新しい宣言型の管理機能など、新しい機能が盛り込まれ、そのほかにもデバイス管理の機能が強化されています。
デバイス管理
管理対象ペーストモードの制限が新たに追加され、コンテンツをペーストする際、設定済みの管理対象の「ほかの App で開く」ルールに従うように徹底できます。
ユーザ登録で、個人用と管理対象の Apple ID アカウントの両方について、ファイル App での iCloud Drive へのアクセスを許可できます。
新しいアカウントベースの登録フローでは、ユーザが各自のデバイスの「設定」>「一般」>「VPN とデバイス管理」から、割り当て済みの管理対象 Apple ID を使って登録を開始できるよう許可できます。
拡張シングルサインオンのペイロードで、優先する KDC を指定できるようになりました。
tvOS 15 を使っている場合は、TV Remote ペイロードの新しいキーを使って、Apple TV Remote のウィジェットで Apple TV デバイス名を削除できます。
監視対象のデバイスでの iCloud プライベートリレーを阻止できます。iCloud プライベートリレーに向けたネットワークの準備については、こちらを参照してください。
バグの修正とその他の改善点
新規メッセージの作成時に、Exchange グローバルアドレス一覧で見つかる宛先については「DisplayName」が表示されます。
すべてのサービスについて、アカウントごとの VPN 接続が Exchange アカウントで確立されない問題に対処しました。
自動デバイス登録中にメッセージと FaceTime の画面をスキップするよう設定されている場合に、ソフトウェア・アップデートの後でメッセージが無効になっていましたが、この問題が解決しました。
パスコードで保護されているロック状態のデバイスに MDM からソフトウェア・アップデートをプッシュすると、ロック画面にエラーが表示されていましたが、表示されなくなりました。
cfgutil で準備したデバイスで、設定アシスタントが完了時に正常に終了するようになりました。
ロック画面にメールの通知が表示されない問題が解決しました。
デバイスが日本語用に設定されていて、「ほかの App で開く」の管理制限が有効な場合に、メール App で宛先を選択する際に連絡先が正しい順序で表示されるようになりました。
iOS 15 は DHCPv4 の IPv6-Only-Preferred オプションに対応しています。このオプションを使うと、IPv6 対応のデバイスで IPv4 アドレスの割り当てを控えることができます。
シングルサインオン機能拡張で、認証に Face ID や Touch ID を使えるようになりました。
SafariViewController API を通じて認証が行われる際に、Kerberos SSO 資格情報が ADFS サーバに正しく送信されます。
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