この記事は、企業や教育機関のシステム管理者を読者として想定しています。
macOS では、他社製品との互換性向上のため、SMB 1 と NetBIOS がデフォルトで有効になります。macOS は、それより新しいバージョンの SMB を、DNS およびポート 445 と併せて使おうと試み、必要に応じてポート 139 と SMB 1 にフェイルオーバーします。SMB 1 または NetBIOS を無効にして、このフェイルオーバーを回避できます。
SMB 1 を無効にするには、以下の行を「/etc/nsmb.conf」ファイルに追加します。
protocol_vers_map=6
NetBIOS を無効にするには、以下の行を「/etc/nsmb.conf」ファイルに追加します。
port445=no_netbios
「/etc/nsmb.conf」ファイルはデフォルトでは存在しません。作成し、上記の変更を両方とも適用するには、以下のターミナルコマンドを使います。
echo "[default]" | sudo tee -a /etc/nsmb.conf echo "protocol_vers_map=6" | sudo tee -a /etc/nsmb.conf echo "port445=no_netbios" | sudo tee -a /etc/nsmb.conf
上記の変更を元に戻すには、「/etc/nsmb.conf」ファイルを削除します。削除しても問題はありません。