カスタムのDrum Machine Designerキットを別のMacにコピーする
Mac用Logic Proで独自のサンプルを使ってDrum Machine Designerキットを作成した場合、そのキットを保存しておいて、別のMacのLogic Proで使えます。
Drum Machine Designerキットは、その中に複数のサンプルが入って構成されていて、キットのパッド割り当てとその他の設定を記録したPATCHファイルも付いています。これらのコンポーネントを保存し、別のMacにコピーして、Logic Pro 10.5以降で使うことができます。外付けのドライブ、iCloud Drive、AirDrop、メール、他社のクラウドサービスを使って、これらのコンポーネントをほかのMacに転送できます。
キットの設定をPATCHファイルとして保存する
保存したいカスタムキットが入っているLogic Proプロジェクトを開きます。
「Drum Machine Designer」ウインドウを開くには、チャンネルストリップの音源スロットの「DMD」をクリックします。
「Drum Machine Designer」ウインドウの上部でキット名のパッドを選択します。トラックの名前が表示されているパッドです。これで確実に、キットが丸ごとパッチとして保存されます。
キットパッドだけを選択した場合は、関連するキットピースだけがパッチとして保存されます。
必要に応じて、「ライブラリ」ボタンをクリックします。
ライブラリの下部にある「保存」をクリックし、カスタムキットの名前を入力します。カスタムキットがライブラリの「ユーザパッチ」フォルダに表示されるように、ホームフォルダ内の「~/ミュージック/Audio Music Apps/Patches/Instrument」に保存してください。
保存ダイアログの「保存」をクリックします。
「~/ミュージック/Audio Music Apps/Patches/Instrument/」に移動し、PATCHファイルを別のMacにコピーします。
キットのサンプルを保存する
新しいソフトウェア音源トラックを使って空のプロジェクトを新規作成します。
そのトラックを選択し、ライブラリの「ユーザパッチ」フォルダからカスタムキットを選択します。
「ファイル」>「保存」の順に選択します。
「保存」ダイアログで、プロジェクトの保存形式として「フォルダ」を選択して、「サンプラーオーディオデータ」を選択します。名前を入力し、プロジェクトの保存先を選択してから「保存」をクリックします。
Finderで、プロジェクト用にたった今作成したフォルダを開きます。「Quick Sampler」というサブフォルダを探します。その中に、キットで使われているサンプルが入っています。
「Quick Sampler」フォルダを別のMacにコピーします。
別のMacでフォルダの名前を変えて移動する
転送先のMacで、「Quick Sampler」フォルダとPATCHファイルを探します。
「Quick Sampler」フォルダの名前を、カスタムキットのPATCHファイルに付けたのと同じ名前に変更します。たとえば、PATCHファイルの名前が「MyDrumKit.patch」の場合は、「Quick Sampler」フォルダの名前を「MyDrumKit」に変更します。
Finderで、PATCHファイルと名称変更したフォルダを、ホームフォルダ内の「~/ミュージック/Audio Music Apps/Patches/Instrument/」に移動します。
これで、どのLogic Proプロジェクトでも、カスタムのDMDキットをライブラリから読み込めるようになります。