Logic Pro X で歯擦音を低減する

Logic Pro 10.4.5 に付属している DeEsser 2 を使って、プロジェクト内のボーカルトラックの歯擦音 (シビランス) を低減できます。

ボーカルトラックには、演奏者の声と録音に使ったマイクとの相性、トラックに挿入されているコンプレッサーの設定、または演奏者の声そのものが原因となり、耳障りな歯擦音 (高域周波数の音) が入ることがあります。

歯擦音を低減するために、DeEsser 2 を使えます。DeEsser 2 は特殊なダイナミクスプロセッサで、狭い範囲の高域周波数を抑えるため、歯擦音の除去に役立ち、ボーカルトラック全体には影響を与えません。

DeEsser 2 をチャンネルストリップに追加する

チャンネルストリップのオーディオ・エフェクト・スロットをクリックし、「ダイナミクス」>「DeEsser 2」の順に選択します。どの周波数を抑えればよいか見極めるには、Channel EQ をチャンネルに追加し、その内蔵のアナライザを使います。シグナルパスで DeEsser 2 の前に追加してください。

選択ベース処理機能を使って、DeEsser 2 をオーディオリージョンに追加することもできます。

DeEsser 2 を調整する

手早く始めるには、プリセットを選択します。プラグインウインドウで「デフォルト」をクリックし、「Male Vocal - Wide Band」などのプリセットを選択します。

Logic Pro プロジェクトを再生します。低減した方がいい高域周波数のピークを見極めるには、Channel EQ のウインドウを開いて、プロジェクトが再生されている間、アナライザを観察してください。一般に、女声の歯擦音は 5 〜 8 kHz の間、男声の場合は 3 〜 6 kHz の間で生じます。

「Frequency」ノブを使い、減衰させたい周波数を設定します。次に、「Threshold」ノブを使い、どのレベルを上回ったら、指定した周波数を減衰し始めるかを設定します。狭い周波数範囲を設定するには、「Split」をクリックします。広い周波数範囲の場合は、「Wide」をクリックします。

選択されている周波数で使うフィルタの種類を選択することもできます。広い範囲の高域周波数を減衰させるには、ローパス・フィルタ・ボタン をクリックします。狭い範囲の特定の周波数をフィルタで抽出するには、ピーク・フィルタ・ボタン をクリックします。

低減させる歯擦音の量を設定するには、「Max Reduction」ノブを調節します。「Reduction」メーターに、DeEsser 2 で低減されている歯擦音の量が表示されます。

モードを変更する

DeEsser 2 にはモード設定が 2 つあり、着信する音声信号にプラグインがどのように反応するかがモードによって決まります。低いレベルの信号に対し、敏感に反応するゲインリダクションを行うには、「Mode」ポップアップメニューをクリックして「Relative」を選択します。

高いレベルの信号に対し、古典的なディエッシングを行う場合は、「Absolute」を選択します。

公開日: