Final Cut Pro X のキャプション検証について

Final Cut Pro X は、編集時にキャプションにエラーがないか自動的にチェックしてくれます。

Final Cut Pro X は、CEA-608 と iTT の 2 つのキャプションフォーマットに対応しています。どちらのフォーマットも、所定の仕様を満たす必要があります。Final Cut Pro は、編集中にキャプションの検証を継続します。キャプションがキャプションフォーマットの仕様に準拠していない場合は、いくつかの方法ですぐに知らせてくれます。

  • 無効なキャプションは、タイムレーンのキャプションレーンで赤くなります。
  • 「キャプション」インスペクタの「検証」セクションにメッセージが表示され、エラーの訂正方法も提案してくれます。

iTT の検証エラーメッセージ

iTT キャプションの検証エラーメッセージには、キャプションが重なり合っている (オーバーラップ)、文字が無効である、テキスト行が多すぎるという、3 種類あります。

オーバーラップエラー

日本語を除く全言語で、キャプションを同時に重ねて表示することはできません。日本語では、画面の別の場所に配置されていれば、同時に複数のキャプションを重ねて表示できます。オーバーラップエラーが起きた場合は、キャプションの位置や継続時間を変更してください。または、「編集」>「キャプション」>「オーバーラップを解決」の順に選択します。

無効な文字

ITT フォーマットは、大半の Unicode 文字セットに対応しています。ただし、iTunes Store Package を作成する際に、一部の文字が原因で、プロジェクトが iTunes Store で許容されないことがあります。そうした無効な文字を削除してください。

行が多すぎる

日本語を除く全言語で、iTT では、キャプション 1 つにつき 1 回改行できます (テキストは 2 行)。日本語では、3 回改行できます (4 行)。余ってしまうテキストの分は、新しいキャプションを作成してください。

CEA-608 の検証エラーメッセージ

CEA-608 フォーマットでは、ポップオン、ペイントオン、ロールアップの 3 つのスタイルでキャプションを表示できます。これらの各スタイルはビデオへのエンコード方法が違うため、以下のエラーの中には、特定のスタイルでなければ起きないものもあります。

タイミングエラー

CEA-608 では、キャプションが近すぎる、キャプションの継続時間が短すぎる、キャプションがプロジェクトの末尾に近すぎるという、3 つのタイミングエラーが起きることがあります。

キャプションが近すぎる

キャプションが始まるタイミングがプロジェクトタイムラインの先頭に近すぎる場合や、前のセクションに近すぎる場合に、このエラーが起こります。Final Cut Pro は、キャプションをどこに移動すればエラーを訂正できるか提案してくれます。これは、ポップオンのキャプションで起きやすいエラーです。

キャプションの継続時間が短すぎる

このエラーを訂正するには、タイムラインでキャプションの継続時間を延長してください。

キャプションがプロジェクトの末尾に近すぎる

プロジェクトの末尾を越えてキャプションを表示することはできません。このエラーを訂正するには、キャプションを短くしてください。

CEA-608 タイミングエラーについて詳しくは、こちらを参照してください。

隣接キャプションエラー

キャプションが隣接するキャプションに近すぎると、このエラーが起こります。このエラーを訂正するには、タイムラインで、このエラーメッセージが表示されたキャプションを隣接キャプションから遠ざけるように移動します。このエラーは、ペイントオンやロールアップのキャプションで起こります。

フォーマットエラー

キャプションのテキストの書式を変更した場合に、スペースが追加され、キャプションの末尾のテキストが画面に表示されなくなることがあります。書式をそのまま維持するには、改行を挿入するか、文字切れしてしまったテキストを既存のキャプションや新しいキャプションに移動する必要があります。

無効な文字

CEA-608 がサポートしている言語や文字セットの数は限られています。このエラーを訂正するには、無効な文字を削除してください。

行が多すぎる

CEA-608 では、文字は 15 行 32 列のグリッドに配置されます。1 行に収まりきらないテキストを入力すると、このエラーが起こります。このエラーを訂正するには、余分なテキスト行の分の新しいキャプションを作成してください。

CEA-608 タイミングエラーについて

CEA-608 フォーマットでテキストの書式を設定すると、キャプションに制御文字が追加されます。こうした制御文字は、キャプションのテキスト行の前に空白として表示されます。制御文字のせいでキャプションのテキスト行が長くなります。CEA-608 には 1 行あたり 32 文字の制限があるため、制御文字が追加されたせいで、隣接キャプション間のタイミングエラーが起きる可能性があります。

タイミングエラーを訂正するために、キャプションエディタで制御文字を削除することはできません。テキストの書式をそのまま維持するには、エラーが起きたキャプションから別のキャプションに一部のテキストを移動する必要があります。または、オリジナルのキャプションの書式を一部削除してください。

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