Final Cut Pro X でステレオスコピック 360º クリップにマスクを描画する

ステレオスコピッククリップの片方のビューにレンズの汚れなどの不備が見つかった場合、Final Cut Pro の「マスクを描画」エフェクトを使って隠せます。

ステレオスコピッククリップの片方のビューにある欠点をマスクで隠すには、もう片方の不備のないビューで、対応する部分の周りにマスクを描画します。この手法で不備をうまく隠すには、ビューのいずれか片方には、同じ部分に同じ不備がないことが必須となります。

  1. 「Final Cut Pro」>「環境設定」>「編集」の順に選択し、「インスペクタの単位」ポップアップメニューから「ピクセル」を選択します。
  2. ブラウザまたはタイムラインでクリップを選択し、「ウインドウ」>「ワークスペースに表示」>「インスペクタ」の順に選択し、情報ボタン をクリックします。クリップの寸法が情報インスペクタの上部に表示されます。高さを 2 で割り、計算結果を書き留めておきます。たとえば、クリップの寸法が 4096 x 2048 の場合、高さを半分にして 1024 となります。
  3. 「option」キーを押しながら、不備のあるクリップをタイムラインで上にドラッグします。複製されたクリップが、複製元のクリップのすぐ上に表示されます。
  4. 「ウインドウ」>「ワークスペースに表示」>「エフェクト」の順に選択します (または「command + 5」キーを押します)。
  5. エフェクトブラウザの左側の欄で、「マスク」カテゴリをクリックし、複製したクリップに「マスクを描画」エフェクトをドラッグします。
  6. ビューアで、不備のないビューで該当する部分を探し、その領域の周りを囲むようにコントロールポイントを追加します。たとえば、上部のビュー (左目) に不備がある場合は、下部のビュー (右目) の同じ領域の周りにコントロールポイントを追加します。
  7. 最初のマスクシェイプを完成させるには、起点のコントロールポイントをクリックします。 
  8. ビデオインスペクタを表示します。「ウインドウ」>「ワークスペースに表示」>「インスペクタ」の順に選択し (または「command + 5」キーを押し)、ビデオインスペクタボタン をクリックします。
  9. ビデオインスペクタ の「マスクを描画」セクションで、「変形」の横にある 詳細表示三角形 をクリックします。
  10. 「変形」セクションで、「位置 Y」パラメータを以下の通りに調整します。
    • 上部のビュー (左目) にある不備を修正する場合は、手順 2 で書き留めた値のマイナス値を入力します。たとえば、4096 x 2048 のクリップなら、「位置 Y」フィールドに「–1024」と入力します。
    • 下部のビュー (右目) にある不備を修正する場合は、手順 2 で書き留めた値のプラス値を入力します。たとえば、4096 x 2048 のクリップなら、「位置 Y」フィールドに「1024」と入力します。
  11. マスクをプレビューするには、タイムラインでオリジナルのクリップを選択し、キーボードの「V」キーを押してクリップを無効にします。ビューアに「マスクを表示」が表示されます。「V」キーを押してクリップを再び有効にします。

ビデオインスペクタの「変形」セクションのパラメータは調整しないでください。調整すると、マスクの位置が移動してしまいます。

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