HDR (High Dynamic Range) Final Cut Pro X ビデオを YouTube で共有する

HDR クリップ/プロジェクトの Apple ProRes マスターファイルを YouTube にアップロードできます。

HDR ビデオを YouTube に正常にアップロードするには、Final Cut Pro で「HDR ツール」エフェクトを使って、ビデオのルミナンスのピーク値を制限しておきます。その上で、HDR ビデオが YouTube で適切に処理され、再生されるように、必要なメタデータを追加します。

まず、以下の手順を実行してください。

Final Cut Pro および Compressor での HDR ビデオの扱い方については、こちらの記事を参照してください。

「HDR ツール」エフェクトを使う

HDR ビデオを YouTube 用に色補正する場合は、「HDR ツール」エフェクトを使って穏やかなロールオフを適用して、プロジェクトのクリップでルミナンス (ブライトネス) のピーク値を制限しておきます。

  1. Final Cut Pro で、「ウインドウ」>「ワークスペースに表示」>「インスペクタ」の順に選択して (または「command + 4」キーを押して)、インスペクタを開きます。
  2. 「ウインドウ」>「ワークスペースに表示」>「エフェクト」の順に選択します (または「command + 5」キーを押します)。
  3. エフェクトブラウザで「カラー」カテゴリをクリックします。
  4. エフェクトブラウザからタイムラインのクリップに「HDR ツール」エフェクトをドラッグし、タイムラインでそのクリップを選択します。
  5. ビデオインスペクタ の「HDR ツール」エフェクトで、「モード」ポップアップメニューから「PQ 出力トーンマッピング」を選択します。
  6. 「ピークブライトネス (ニト)」を 1000 に設定します。
  7. プロジェクトのすべてのクリップについて、手順 4 〜 6 を繰り返します。

プロジェクトの複数のクリップから複合クリップを作成し、その複合クリップに「HDR ツール」エフェクトを適用することもできます。

オプションの HDR メタデータを追加する

  1. ブラウザで、プロジェクトまたはクリップを選択します。
  2. 必要に応じて、「ウインドウ」>「ワークスペースに表示」>「インスペクタ」の順に選択して (または「command + 4」キーを押して) インスペクタを開き、 をクリックします。
  3. マスタリングディスプレイ (高い色再現精度や色補正を目的として使うビデオモニタ) の特性がわかっている場合は、「HDR マスタリングディスプレイのメタデータ」セクションに値を入力します。入力すべき値がわからないフィールドは空欄にしておいてください。
    たとえば、Sony BVM-X300 モニタを使ってマスタリングする場合は、以下のように入力します。
    • ディスプレイの原色:Rec. 2020
    • ディスプレイのホワイトポイント:D65
    • ディスプレイの最大輝度:1000
    • ディスプレイの最小輝度:0 または 0.0001
  4. 「MaxCLL」と「MaxFALL」は、具体的な値を入力する必要がなければ空欄にしておけます。

Apple ProRes HDR マスターファイルを書き出す

  1. ブラウザで、書き出すプロジェクトまたはクリップを選択します。
  2. 「ファイル」>「共有」>「マスター」の順に選択します。
  3. 「設定」をクリックし、「フォーマット」ポップアップメニューから「ビデオとオーディオ」を選択し、「ビデオコーデック」ポップアップメニューから「Apple ProRes 422」を選択します。 
  4. 「次へ」をクリックし、ファイルの保存先を選択して「保存」をクリックします。

書き出した Apple ProRes HDR マスターファイルを YouTube Web サイトで YouTube にアップロードできます。

関連情報

  • Final Cut Pro X でマスターファイルを書き出す方法については、こちらを参照してください。
  • 書き出したフィアルに含めるメタデータの表示と変更については、こちらを参照してください。
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