Xsan ボリュームの割り当て方式を選択する

OS X Yosemite 以降を搭載したコンピュータで Xsan ボリュームの割り当て方式を変更する方法について説明します。

割り当て方式によって、ボリュームに属するストレージプールの容量をシステムでどのように割り当てるかが決まります。Xsan ボリュームは以下の 3 つの割り当て方式に対応しています。

  • round (ラウンドロビン):容量の割り当て要求は、そのつどボリューム内で次に利用可能なストレージプールに順番に割り当てられます。これが、Xsan ボリュームのデフォルトの割り当て方式です。
  • fill (フィル):すべてのデータが、最初のストレージプールに割り当てられます。最初のストレージプールがいっぱいになると、次のストレージプールにデータが保存され、以後同様に繰り返されます。
  • balance (バランス):新しいデータは、空き領域の最も多いストレージプールに保存されます。

以下の手順にそって、Xsan ボリュームの割り当て方式を変更してください。各コマンドの VolumeName の部分は、実際の Xsan ボリュームの名前に置き換えてください。

  1. プライマリメタデータコントローラで、ボリューム構成ファイルのコピーを 2 つ作成し、いずれもデスクトップに保存します。
    cd /Library/Preferences/Xsan
    cp VolumeName.cfgp ~/Desktop/VolumeName.cfgp.original
    cp VolumeName.cfgp ~/Desktop/VolumeName.cfgp.modified
  2. ボリューム構成ファイルの 2 つ目のコピー (VolumeName.cfgp.modified) で、allocationStrategy を round、fill、または balance に設定します。たとえば、方式を round に設定するには、以下のようにします。
    /usr/libexec/PlistBuddy -c 'delete :config:globals:allocationStrategy' -c 'add :config:globals:allocationStrategy string round' ~/Desktop/VolumeName.cfgp.modified
    値の大文字と小文字は区別されます。「round」ではなく「Round」を使うと、エラーが表示されます。
  3. 変更後のボリューム構成ファイルのコピーを確認します。
    sncfgvalidate -n VolumeName -f ~/Desktop/VolumeName.cfgp.modified
  4. 出力で、「VolumeName validated.」と表示されているか確認します。代わりにエラーが表示されている場合は、手順 5 に進む前に解決しておく必要があります。または、構成ファイルのコピーを変更しているにすぎないので、この段階でやめてもかまいません。
  5. オリジナルの構成ファイルを変更後のコピーと置き換えます。
    sudo cp ~/Desktop/VolumeName.cfgp.modified /Library/Preferences/Xsan/VolumeName.cfgp
  6. LDAP に保存されている Xsan の構成をアップデートします。
    sudo xsanctl pushConfigUpdate
  7. Xsan ボリュームを再起動します。
    sudo cvadmin -e 'stop VolumeName'
    sudo cvadmin -e 'start VolumeName'
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