macOS High Sierra のキャッシュサービスの変更点に関して準備をする

macOS High Sierra にアップグレードすると、コンテンツキャッシュがオペレーティングシステムに組み込まれます。macOS High Sierra のコンテンツキャッシュの機能と利用方法について説明します。

macOS High Sierra にアップグレードすると、システム環境設定の「共有」パネルの「コンテンツキャッシュ」設定でテザリングキャッシュを利用できるようになります。このサービスを使えば、Mac のインターネット接続を USB で接続した多数の iOS デバイスと共有でき、接続先の各デバイスにインストールされる特定の種類のコンテンツをキャッシュしておけます。

macOS High Sierra では「ペアレント」という機能が導入され、キャッシュしておいたコンテンツをすべてほかの Mac に提供する、ペアレント (親) となる Mac を選択できます。ペアレント (親) が子の立場でキャッシュサービスをホストするといった、ティアキャッシュ構成も可能です。

たとえば、支店があり、iMac をキャッシュサービスのペアレントとして使うことにします。市内のすべての拠点では、この支店を親のキャッシュサービスとして利用し、今後のアップデートはすべてこの支店から各拠点に配信できます。 

コンテンツキャッシュを設定する前に

macOS High Sierra でコンテンツキャッシュを使用するには、以下の準備が必要です。

  • システム環境設定の「共有」パネルの「コンテンツキャッシュ」で「インターネット接続を共有」を有効にする。
  • すべての iOS デバイスに iOS 10.3 以降をインストールしておく。
  • Mac を Ethernet 経由でインターネットに接続しておく。
  • Mac を電源に接続しておく。テザリングキャッシュサービスを使うと、Mac がスリープ状態にならなくなります。

コンテンツキャッシュサービスを設定すると、コンテンツはいったん Mac にダウンロードされてキャッシュされたのち、USB で接続された各 iOS デバイスに配信され、インストールされます。

カートや USB ハブを使って一度に複数のデバイスをアップデートできるので、各デバイスを Wi-Fi を使って個別にアップデートする場合と比較して、時間も、ローカルの Wi-Fi や帯域幅も節約できます。新学期や新学年を前にデバイスの準備をする際は、サイズの大きい App をコンテンツキャッシュサービスを利用してインストールしましょう。 

コンテンツキャッシュを管理する

  1. システム環境設定の「共有」パネルを選択します。
  2. 「共有」パネルのサイドバーから「コンテンツキャッシュ」を選択します。
  3. 「option」キーを押し、「詳細オプション」ボタンをクリックします。

iCloud コンテンツのキャッシュは、ペアレントのコンテンツキャッシュサービスでは行えません。各拠点でそれぞれ iCloud コンテンツをキャッシュする必要があります。

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