Final Cut Pro でアイテムを共有できない場合

プロジェクト、クリップ、その他のアイテムを Final Cut Pro で共有できない場合の対処法をご案内します。

共有処理が失敗する場合

外付けのストレージデバイス上にある Final Cut Pro ライブラリから共有する際や、外付けのストレージデバイスに共有する際に、「[共有先] への共有に失敗しました」というメッセージが表示される場合があります。この場合、ストレージデバイスが適切にフォーマットされていない可能性が考えられます。また、「ファイルを書き出す」で指定した書き出し先以外の場所に共有した場合にも、このメッセージが表示されることがあります。

ストレージデバイスのフォーマットを確認してください。Finder で、ストレージデバイスをクリックして選択し、「ファイル」>「情報を見る」の順に選択します。ウインドウの「一般情報」にドライブのフォーマットが表示されます。

外付けストレージデバイスなどの論理ボリュームは、APFS または Mac OS 拡張でフォーマットしておく必要があります。Final Cut Pro のライブラリは、Xsan ボリュームや、SMB または NFS プロトコルを使用した共有ストレージにも保管できます。ストレージデバイスによっては FAT32 または ExFat といったサポート対象外のフォーマットであらかじめフォーマットされているものがあり、その場合は再フォーマットが必要です。また、Time Machine バックアップで使われているドライブは利用できません。

共有をもう一度試す前に、以下のいずれかの対処をしてください。

  • 適切にフォーマットされたボリュームにライブラリを移動する。 
  • ストレージデバイス上のデータをバックアップし、デバイスをフォーマットし直してから、データを再びそのストレージデバイスに戻す。
  • 「共有」ウインドウに表示される推定ファイルサイズを保存できる分の空き容量がストレージにあるか確かめる。

Final Cut Pro、Motion、Compressor で DVD や Blu-Ray を共有できない場合の対処法については、こちらの記事を参照してください。


「ビデオのレンダリングエラー:10008」または「Error: RenderFrameAt returned: # for absolute frame: #####」と表示される場合

プロジェクトを共有しようとしてこれらの警告が表示された場合、警告に表示されているクリップが使えなくなっています。クリップの名前とそのタイムコード位置が警告に表示されるので、使用できなくなっているそのクリップをプロジェクトの中で特定できます。

問題を解決するには、ソースクリップを Final Cut Pro に再び読み込んでください。Final Cut Pro にメディアを読み込む前に、カメラアーカイブを作成し、必ずソースメディアをバックアップしておいてください。そうしておけば、必要になった場合は、この新しいコピーを再読み込みできるので安心です。

ソースメディアのバックアップまたは Final Cut Pro カメラアーカイブを利用できない場合は、クリップを録画し直す必要があります。録画する前に、カメラのファームウェアアップデートが提供されていないかカメラメーカーにご確認ください。


「この項目は現在カメラ上のメディアを参照しているため、共有できません」と表示される場合や共有メニューのオプションがグレイ表示になる場合

Final Cut Pro でアイテムを共有しようとした際に、以下のいずれかの症状が起きることがあります。

  • 「この項目は現在カメラ上のメディアを参照しているため、共有できません」という警告が表示される。
  • 一部のクリップの左下隅にカメラのアイコン が表示される。
  • 共有メニューのオプションがグレイ表示になる。

プロジェクトで、カメラアイコン が表示されているクリップがないか探してください。このアイコンが表示されているクリップは、Final Cut Pro ライブラリに正常に読み込まれていません。ライブラリではなく、接続されているカメラの中、メモリカード上、またはカメラのアーカイブの中にあります。カメラやその他のデバイスが、クリップの読み込みが終わる前に取り外されてしまうと、こうした事態を招きます。

ブラウザの検索フィールドを使って、こうしたクリップをすばやく探せます。

  1. 「ライブラリ」サイドバーで、検索したいライブラリ、イベント、またはフォルダを選択します。
  2. ブラウザの上部にある検索ボタン をクリックして、検索フィールドに「見つかりません」と入力します。ブラウザに、所在不明のファイルがすべて表示されます。接続先のカメラの中、メモリカード上、またはカメラのアーカイブの中にあるファイルは、ブラウザにカメラのアイコン 付きで表示されます。

該当するクリップがどこにあるかわかったら、いったんそのクリップを削除してから読み込み直せば、共有できるようになります。

クリップを読み込み直す

クリップを読み込み直すには、カメラ、メモリカード、カメラのアーカイブにオリジナルのメディアがあることが大前提です。

  1. メディアのライブラリ保存場所として設定されているドライブに空き容量が十分にあるか確かめます。
  2. 以下のいずれかを実行します。
    • クリップが入っているカメラを Mac に接続し、カメラの電源を入れます。 
    • クリップが入っているメモリカードを、Mac または接続してあるカードリーダーに挿入します。
    • クリップが入っているカメラアーカイブが、システム上の Final Cut Pro カメラアーカイブのいずれかの中にあることを確認します。
  3. Final Cut Pro で、クリップに依然としてカメラのアイコンが表示されていても、そのクリップを再読み込みできるようになった場合は、以下の手順を実行します。
    • クリップを 1 つ再読み込みするには、ブラウザでそのクリップを選択します。
    • イベントの中のクリップをすべて再読み込みするには、「ライブラリ」サイドバーでそのイベントを選択します。
  4. 「ファイル」>「読み込む」>「カメラ/アーカイブから再度読み込む」の順に選択します。


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