Logic Pro X で代替トラックを使う

Logic Pro X 10.3 で代替トラックを使って、トラックを整理し、プロジェクトでさまざまなアレンジメントを試す方法をご案内します。

代替トラックを使えば、1 つのトラックに対してアレンジを変えたバージョンを複数作成し、同じチャンネルストリップを共有させておいて、それらをすばやく切り替えることができます。代替トラックには、まったく違うリージョンを含めたり、同じリージョンのコピーを含めておいて、ほかの代替トラックのリージョンへの影響を気にせずに自由に編集することができます。1 つの代替トラックが常にアクティブになり、そのトラックを再生したときには、アクティブな代替トラックの音が聴こえます。非アクティブな代替トラックをいつでもアクティブな代替トラックと入れ替えることができます。

トラックに適用されているプラグインやチャンネルストリップ設定は、すべての代替トラックに適用されます。また、トラックベースのオートメーションがトラックに適用されている場合も、そのトラックのすべての代替トラックに適用されます。ただし、代替トラックごとに別々にリージョンベースのオートメーションを適用できます。さらに、代替トラックそれぞれに選択ベース処理を適用することもできます。

代替トラックを使うには、「詳細ツールを表示」を有効にしておく必要があります。「Logic Pro」>「環境設定」>「詳細」の順に選択し、「詳細ツールを表示」を選択し、「詳細編集」を選択してください。

代替トラックを表示する

すべてのトラックの代替トラックを表示するには、「トラック」>「代替トラックを表示」の順に選択します。「control」キーを押しながらトラックヘッダをクリックして、「トラック・ヘッダ・コンポーネント」>「代替トラック」の順に選択することもできます。

トラックヘッダで各トラックの名前の横に「代替トラック」ボタン  が表示されます。代替トラックをいくつか作成した後は、「代替トラックを表示/隠す」の設定に関係なく、表示されたままになります。

新しい代替トラックを作成する

新しい代替トラックを作成する方法はいくつかあります。

空の代替トラックを作成するには、「代替トラック」ボタン をクリックして、ポップアップメニューから「新規」を選択します。この方法は、新しい代替トラックにトラックの別の演奏を録音する場合に便利です。新しい空の代替トラックがトラックレーンに表示され、「アクティブ」なトラックになります。ほかのトラックは非アクティブになり、トラックレーンに表示されなくなります。しかし、特定のトラックに対してすでに作成してある代替トラックは再表示できます。

アクティブな代替トラックのすべてのリージョンのコピーを入れた新しい代替トラックを作成することもできます。「代替トラック」ボタン をクリックして、ポップアップメニューから「複製」を選択します。この方法は、同じ基本トラックの編集をさまざまに変えて試してみる場合に便利です。

新しい代替トラックを作成すると、それらにアルファベットの名前 (A、B、C など) が自動的に付けられます。代替トラックを作成した後で名前を変更することができます。

代替トラックの名前を変更する

代替トラックの名前を変更するには、代替トラックのトラックヘッダを「control」キーを押しながらクリックし、「名称変更」を選択して、新しい名前を入力します。「非アクティブを表示」が有効になっている場合は、非アクティブな代替トラックの名前も、トラックヘッダで名前をダブルクリックして変更できます。   

オーディオリージョンの名前を使って代替トラックの名前を変更することもできます。トラックのリージョンを選択し、「代替トラック」ボタン をクリックしてから、ポップアップメニューから「リージョンごとに名称変更」を選択します。

トラックの代替トラックをすべて表示する

「代替トラック」ボタン をクリックし、メニューから「非アクティブを表示」を選択します。非アクティブな代替トラックが、一番上のアクティブなトラックの下に表示されます。

非アクティブな代替トラックのリージョンは、トラック領域ではグレイ表示になっています。非アクティブな代替トラックも、ほかのトラックと同様に編集できます。代替トラック間でリージョンをドラッグまたはコピーできます。非アクティブな代替トラックからアクティブな代替トラックへのリージョンのドラッグやコピーも可能です。非アクティブな代替トラックをアクティブにしなくても、プロジェクトのほかのトラックと合わせて聴いてみることができます。

非アクティブな代替トラックを聴く

非アクティブな代替トラックをプロジェクトのほかの部分と合わせて聴いてみるには、その非アクティブな代替トラックのトラックヘッダで「代替を試聴」ボタン をクリックします。プロジェクトを再生すると、アクティブな代替トラックの代わりに、その非アクティブな代替トラックの音が聴こえます。そのままアクティブな代替トラックにしたい場合は、代替トラックを入れ替えることができます。

代替トラックを入れ替える

非アクティブな代替トラックをアクティブにすることにした場合は、入れ替えることができます。アクティブにしたい非アクティブな代替トラックのトラックヘッダで「代替を有効にする」ボタン をクリックします。これで、非アクティブな代替トラックがトラックの一番上に移動し、トラックを再生したときにその音が聴こえるようになります。

非アクティブな代替トラックをすべて削除する

非アクティブな代替トラックをすべて削除して、アクティブな代替トラックだけを残すことができます。「代替トラック」ボタン をクリックして、ポップアップメニューから「非アクティブを削除」を選択してください。

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