コマンドラインを使って macOS Server で Open Directory をリセットする方法
DNS が正しく設定されていない場合は、ターミナルコマンドを使って、Open Directory のマスターまたは複製を削除できます。
Open Directory データを削除する
Server App を使って Open Directory (OD) のマスターまたは複製を削除できない場合は、ターミナルを使います。OD に関連するサーバデータを、ユーザやグループも含めてすべて削除できます。
同じユーザやグループが関連付けられているほかのサービスのデータは削除されませんが、そのデータには、たとえ同じ名前を使って新しいユーザを作成した場合でもアクセスできなくなります。これは、データがユーザの GUID に関連付けられているためです。
ユーザを設定すると、GUID が新たに生成されます。ユーザが既存のデータにアクセスできるようにしておくには、OD を破棄する前に、ユーザやグループを書き出しておいてください。デフォルトの設定で書き出せば、GUID も対象になります。
以下の手順に進む前に、サーバ全体のバックアップを作成しておいてください。
Server App を終了します。
ターミナルで以下のコマンドを使います。
sudo slapconfig -destroyldapserver
コンピュータを再起動します。
Open Directory の構造を修復できない場合は、既存の複製に対して上記の手順を繰り返してください。上記の手順を実行したら、Open Directory が「切」の状態になり、Server App を使って再び構成できるようになります。