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VPN で割り当てられる IP アドレスはキャッシュサーバのプライマリ IP として使わない

キャッシュサーバに VPN 接続で IP アドレスが割り当てられている場合、コンピュータやデバイスでそのキャッシュサーバを使えないことがあります。

VPN 接続で割り振られる IP アドレスをキャッシュサーバのプライマリ IP アドレスとして使うと、以下の症状が現れることがあります。

  • キャッシュサーバのキャッシュが、VPN 接続の確立時または切断時にフラッシュされる場合がある。

  • サーバのネットワーク上の Mac および iOS デバイスでキャッシュサーバを使えない場合がある。

注:OS X Server の VPN サービスとキャッシュサービスの併用はサポートの対象外です。この記事では、VPN クライアントソフトウェアの使用に伴い、サーバのプライマリ IP アドレスが変更された場合に起きる可能性がある問題について説明しています。

キャッシュサーバのプライマリアドレスとして使われている IP アドレスを確認するには、以下の手順を実行してください。

  1. Server App を起動します。

  2. サイドバーでサーバの名前を選択します。

  3. 「概要」タブをクリックします。

  4. 「インターネット」の横に表示されるアドレスを確認します。

インターネット接続可能性を判別するオプションを選択しなかった場合、「インターネット」の横にパブリック IP が表示されません。次のターミナルコマンドを管理者として使って、キャッシュサーバのプライマリアドレスを確認できます。

sudo grep public /Library/Server/Caching/Logs/Debug.log

「Got back public IP」の後に返される値が、キャッシュサービスで使われている IP アドレスです。たとえば、次のように出力されます。

2015-03-17 13:34:30.046 Got back public IP 1.2.3.4

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