iCloud:カレンダーと iCal の高度なトラブルシューティング

カレンダー (または iCal) に重複するデータやその他の使うことができないデータが含まれていると、iCloud カレンダーの表示や同期が正しく行われない可能性があります。カレンダー (または iCal) の iCloud データについて、カレンダーデータに切り分けた問題を解決できない場合は、以下の手順に従ってください。

この記事はアーカイブ済みで、これ以上更新されることはありません。

iCloud カレンダーに関するほとんどの問題は、こちらの記事で説明している手順およびトラブルシューティング方法で解決できるはずです。

これらの手順を実行してもカレンダー (または iCal) の問題が解決されず、カレンダーデータ自体に関係する問題の場合は、以下で説明する手順を試してください。以下の場合を除き、この手順は使わないでください。

  1. 直面している問題が、カレンダーデータおよび Mac に固有であることを確認した。
  2. こちらの記事で説明されているトラブルシューティング方法をすべて試した。

この記事の手順は、最新のカレンダーデータを含むコンピュータから行ってください。  

注意:以下の手順の後にテストを行い、問題が解決されたかどうか確認してください。

カレンダーデータの状態を分析する

こちらの記事に目を通してから、カレンダーを調べてください。カレンダーがどこに保存されているかによって、一部の操作が異なります。カレンダーのデータに関係する問題で、一般的な原因は以下の通りです。

  • カレンダーデータを読み取れない、またはカレンダーデータに互換性がない。
  • 終了日のない繰り返しイベント (誕生日など) がある。
  • 重複イベントがある。
  • 過去のカレンダーイベント (特に、以前に別のカレンダークライアントから同期されたイベント) が多すぎる。

このような場合、OS X の「カレンダー」(または iCal) と iCloud で問題が生じることがあります。以下の手順で、上記いずれかに該当するカレンダーデータがないか判断し、関連する問題を解決できます。

カレンダーおよびリマインダーデータをバックアップする

まず、こちらの記事の手順にそって、カレンダーとリマインダーをバックアップしておいてください。この記事の手順では、データを削除したり変更したりするので、以下の手順を実行する前にデータをバックアップすることは非常に重要です。データをバックアップしていない場合、この記事の手順に従ってデータを削除するとデータを復元できなくなります。

各カレンダーを 1 つずつバックアップします。「カレンダー」(または iCal) のカレンダーリストの「ICLOUD」セクションのすべてのカレンダー、および「この Mac 内」のすべてのカレンダーをバックアップします。

注意:「ICLOUD」セクションしか表示されない場合も、「ICLOUD」と「この Mac 内」の両方が表示される場合もあります。

iCloud に読み込む、または移動するすべてのカレンダーをバックアップする必要があります。管理しやすいように、書き出したファイルは「カレンダーのバックアップ」のように名前を付けたフォルダに保存してください。こうしておくと、後で簡単にファイルを見つけることができ、ほかに書き出したカレンダーとの混同を避けられます。同様に、リマインダーを書き出す場合も、わかりやすい名前を付けたフォルダに保存してください。この手順中、いつでも自由に追加のバックアップを作成してください。

Apple 以外のカレンダーアカウントを一時的に無効にする

Microsoft Exchange や Google カレンダーなど、iCloud アカウント以外のカレンダーアカウントを使っている場合は、一時的にアカウントを無効にします。これは、この記事に記載されている大規模な変更を行う際に、ほかのアカウントのデータが妨げになったり、誤ってほかのアカウントのデータを変更したりしないようにするためです。

カレンダー (または iCal) でアカウントを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. 「カレンダー (または iCal)」>「環境設定」を選択し、「アカウント」をクリックします。
  2. 「アカウント」サイドバーで、一時的に無効にするアカウントを選択します。
  3. 「アカウント情報」タブの「このアカウントを使用する」の横のチェックボックスをオフにします。

iCloud カレンダーをオフにする

カレンダーを整理して、整理された新しいたデータを iCloud に送信するため、一時的に iCloud カレンダーを無効にする必要があります。その後、カレンダーを読み込み直して整理します。ローカルでカレンダーを整理する場合は、準備が整うまで iCloud とやり取りする必要はありません。

警告:コンピュータで iCloud カレンダーおよびリマインダーを無効にする前に、icloud.com/calendar、カレンダー (または iCal)、およびリマインダーアプリケーション (または iCal のリマインダーセクション) の iCloud カレンダーデータをバックアップしておくことが重要です。

  1. こちらの記事の手順にそって、iCloud とローカルの両方のカレンダーおよびリマインダーのデータがバックアップされているか確認します。
  2. システム環境設定を開きます。
  3. 「iCloud」をクリックします。
  4. システム環境設定の「iCloud」パネルで、「カレンダーとリマインダー」の横のチェックボックスの選択を解除します。
  5. 確認を求められたら、コンピュータから iCloud カレンダーおよびリマインダーを削除することを選択します。

iCloud で使うカレンダーを読み込む

iCloud カレンダーを無効にした後、先ほどバックアップしたカレンダーをもう一度読み込みます。iCloud で使うすべてのカレンダーを読み込み直します。

  1. Finder で、セクション 2 で書き出したカレンダーのフォルダを開きます。
  2. 先ほど書き出したカレンダーの 1 つをダブルクリックします。
  3. 「カレンダー」(または iCal) で、「新規イベントを追加」というダイアログが表示されます。
  4. 「新規イベントを追加」ウインドウで、カレンダーの読み込み先フォルダを選択します。ほとんどの場合は、カレンダーメニューから「新規カレンダー」を選択します。
  5. 手順 2 ~ 4 を繰り返して、先ほど書き出した、iCloud で使う各カレンダーを読み込みます。

不要なイベントや重複しているイベントを削除する

イベントが重複していると (特に過去に発生したイベントが重複していると)、特に iCloud と同期するときに「カレンダー」(または iCal) の動作が遅くなることがあります。iCal では、簡単な操作で重複データを見つけ、削除できます。

  1. カレンダー (または iCal) を開きます。
  2. 右上に表示される「検索」フィールドに、ピリオド (.) を入力します。
  3. 「カレンダー」ウインドウ (または iCal ウインドウ) の横の検索結果に、すべてのカレンダーイベントが表示されます。保存されているイベント数によっては、すべてのイベントが表示されるまで 2 ~ 3 分かかる場合があります。
  4. イベントをスクロールします。タイトルのないイベントがある場合は、そのイベントを選択して「編集」メニューの「削除」を選択します。
    • 連続する項目を選択する場合は、「shift」キーを押しながら項目を選択します。連続しない項目を選択する場合は、「command」キーを押しながら項目を選択します。
  5. 明らかに重複しているイベントがあれば削除します。1 つは保持しておく必要があるかもしれませんが、不要なバージョンは削除してください。
  6. タイトルに複雑な文字や記号が含まれているイベントがないか調べます。これには、High ASCII または 2 バイト (Unicode) 文字 (日本語、中国語、韓国語、絵文字、またはその他の拡張 ASCII 文字) が含まれます。これらの文字が使われている場合は、該当する文字を削除するか、High ASCII 文字以外でタイトルを入力し直します。たとえば、「 Store の予約」というタイトルのイベントがある場合、タイトルを「Apple Store の予約」に変更します。
  7. 検索結果の「日付」フィールドをクリックし、日付順に並べ替えます。
  8. イベントをスクロールし、重複しているイベントがないかもう一度確認します。多くの場合、同じ日にある重複イベントを探す方が簡単です。
  9. 重複しているイベントがある場合は、そのイベントを選択して「編集」メニューの「削除」を選択します。重複しているイベントは、1 つは残してもかまいませんが、ほかの不要分は削除してください。

注意:重複しているイベントの数が多く、手動で整理するには時間がかかる場合は、BusycalCalendar Cleaner、または iCal Dupe Deleter などの他社製ユーティリティを使うこともできます。これらのアプリケーションの使い方については、各アプリケーションのヘルプを参照するか、各ベンダーに問い合わせてください。

誕生日の整理/誕生日カレンダーを使う

「カレンダー」(または iCal) に手動で誕生日を入力すると、無限に繰り返すイベントによって「カレンダー」(または iCal) の動作が遅くなったり、不要なリソース使用の問題が生じたりする場合があります。

「カレンダー」(または iCal) の任意のカレンダーに誕生日を追加できますが、誕生日カレンダーを使うことをお勧めします。 誕生日カレンダーは、「連絡先」(またはアドレスブック) に含まれている誕生日情報から自動的に作成されるカレンダーです。「連絡先」(またはアドレスブック) で各連絡先の誕生日をアップデートすれば、誕生日カレンダーを簡単にアップデートできます。 iOS ではデフォルトで誕生日カレンダーが有効になっています。誕生日カレンダーについて詳しくは、こちらの記事およびこちらの記事を参照してください。

「カレンダー」(または iCal) に手動で誕生日を追加したことによる問題を整理するには、次の手順に従います。

  1. すでに誕生日カレンダーが有効になっている場合は、「カレンダー」(または iCal) のカレンダーリストで選択を解除します。
  2. 「カレンダー」(または iCal) ウインドウの右上にある検索ダイアログに「誕生日」と入力し (カギ括弧は入力しません)、「カレンダー」(または iCal) を検索します。
  3. 分析しやすいように、検索結果をタイトル順に並べ替えます。
  4. 検索結果から、祝日カレンダー (天皇誕生日など) に含まれない誕生日を探します。
  5. 祝日以外の誕生日それぞれについて、情報を保持するかどうか判断します。保持する場合は、「連絡先」(またはアドレスブック) を開いてその人の連絡先があることを確認します。「連絡先」(またはアドレスブック) でその人の誕生日情報を入力します。「連絡先」(またはアドレスブック) のフィールドをアップデートする方法については、こちらの記事を参照してください。
  6. 「連絡先」(またはアドレスブック) に誕生日を入力したら、誕生日カレンダーまたは祝日カレンダーに保存されていない誕生日イベントを選択し、「編集」メニューの「削除」を選択して削除します。
    • 注意:連続する項目を選択する場合は、「shift」キーを押しながら項目を選択します。連続しない項目を選択する場合は、「command」キーを押しながら項目を選択します。

手動で追加した誕生日を整理した後、誕生日カレンダーを有効に、またはもう一度有効にできます。はじめて誕生日カレンダーを有効にするには、「カレンダー」(または「iCal」)>「環境設定」を開き、「誕生日カレンダーを表示」の横のチェックボックスを選択します。上記の手順で誕生日カレンダーを一時的に非表示にした場合、カレンダーリストでチェックボックスを選択すればもう一度有効にできます。

カレンダーデータを (もう一度) バックアップする

カレンダーの整理が終わったら、以下の方法でカレンダーをバックアップしてください。余分な作業に思われるかもしれませんが、問題が生じた場合に戻れるよう、カレンダーセットのバックアップを作成しておく必要があります。

  1. デスクトップに「整理済みカレンダー」という名前の新規フォルダを作成します。
  2. 「カレンダー」(または iCal) でカレンダーリストを開きます。
  3. リストの最初のカレンダーを選択します。
  4. 「ファイル」>「書き出す」>「書き出す」の順に選択します。
  5. プロンプトが表示されたら、カレンダーを ICS ファイルとして保存します。その際、現在のファイル名をそのまま使い、デスクトップの「整理済みカレンダー」フォルダに保存します。
  6. 次のカレンダーについて手順 4 および 5 を繰り返します。同様に、「カレンダー」(または iCal) のすべてのカレンダーを書き出します。

iCloud カレンダーをもう一度有効にする

カレンダーを整理してバックアップした後、iCloud カレンダーをもう一度有効にする必要があります。

  1. こちらの記事の手順にそって、iCloud とローカルの両方のカレンダーおよびリマインダーのデータがバックアップされているか確認します。
  2. システム環境設定を開きます。
  3. 「iCloud」をクリックします。
  4. システム環境設定の「iCloud」パネルで、「カレンダーとリマインダー」の横のチェックボックスを選択します。

「カレンダー」(または iCal) と iCloud の間で問題なくカレンダーを移動できるようになったはずです。トラブルシューティングのために Apple 以外のカレンダーアカウントを無効にした場合は、この時点でもう一度有効にできます。

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