以下に該当する古いモデルの iMac を、2019 年以前に発売された別の Mac に接続して、外付けのディスプレイとして使うことができます。iMac のモデルの調べ方については、こちらの記事を参照してください。
- 2009 年および 2010 年に発売された 27 インチモデルの iMac:Mini DisplayPort ケーブルを使って、ほかの Mac の Mini DisplayPort または Thunderbolt/Thunderbolt 2 ポートに iMac を接続します。
- 2011 年、2012 年、2013 年、2014 年中期に発売されたすべての iMac モデル:Thunderbolt ケーブルを使って、ほかの Mac の Thunderbolt ポートまたは Thunderbolt 2 ポートに iMac を接続します。ほかの Mac が Thunderbolt 3 対応の場合は、Apple Thunderbolt 3 (USB-C) - Thunderbolt 2 アダプタと Thunderbolt ケーブルで接続できます。
ターゲットディスプレイモードを使うには、外付けディスプレイとして使う iMac に macOS High Sierra 以前が搭載されていることが必要です。macOS Mojave 以降では使えません。
ターゲットディスプレイモードの使い方
- iMac が起動していること、上記のシステム条件が満たされていることを確認します。
- 別の Mac が起動していて、macOS ユーザアカウントにログインしていることを確認します。
- 2 台のコンピュータを適切な Mini DisplayPort ケーブルまたは Thunderbolt ケーブルで接続します。
iMac が複数ある場合、各 iMac を Thunderbolt ケーブルでもう一方の Mac (iMac 以外) の Thunderbolt ポートに直接つないでいれば、それぞれをディスプレイとして使えます。 - iMac のキーボードの「command + F2」キーを押します。別の Mac のデスクトップが表示されるはずです。
- ターゲットディスプレイモードを終了するには、「command + F2」キーをもう一度押します。または、ケーブルを取り外すか、いずれかの Mac を再起動します。
ターゲットディスプレイモードが機能しない場合
iMac にもう一方の Mac のデスクトップが表示されない場合は、以下の手順をまず試してください。
- iMac を再起動します。
- もう一方の Mac を再起動します。
- もう一方の Mac から Thunderbolt ケーブルまたは Mini DisplayPort ケーブルをいったん外してから接続し直します。
- iMac で「command + F2」キーを押します。
上記の方法でうまくいかない場合は、別の解決策 (下記) を試してください。
- ディスプレイとして使いたい iMac にログインしている場合は、Apple メニュー >「ログアウト」の順に選択し、ログインウインドウに戻ります。その後、もう一度「command + F2」を押します。
- Apple メニュー >「システム環境設定」の順に選択し、「キーボード」をクリックします。「F1、F2 などのキーを標準のファンクションキーとして使用」が選択されている場合、ターゲットディスプレイモードには「command + F2」の代わりに「command + Fn + F2」キーを使います。iMac に付属していたキーボードを使えば、うまくいく場合があります。一部の他社製のキーボードや古い Apple 製のキーボードは、ターゲットディスプレイモードに対応していない場合があります。
- iMac に macOS High Sierra 10.13.6 以前が搭載されていることを確認してください。それより新しいバージョンの macOS、または Boot Camp と Windows では、ターゲットディスプレイモードは使えません。
関連情報
- iMac の内蔵スピーカーで別の Mac から出力されるオーディオを再生するには、Apple メニュー >「システム環境設定」の順に選択し、「サウンド」をクリックしてから「出力」をクリックします。サウンドを出力する装置として iMac を選択してください。これで、ほかの Mac のキーボードのサウンドキーやメディアキーを使って、音量を調節したりメディアの再生をコントロールしたりできるようになります。
- ターゲットディスプレイモードで使っている iMac ディスプレイの明るさを調節するには、もう一方の Mac のシステム環境設定の「ディスプレイ」パネルを使うか、その Mac のキーボードの明るさ調節キー
を使います。
- ターゲットディスプレイモードに入った時点で iMac で開いていた App は、ターゲットディスプレイモードでも開いたままになります。たとえば、iMac で音楽の再生を始めてからターゲットディスプレイモードに入った場合、iMac での音楽再生は一時停止しません。
- もう一方の Mac で、iMac コンピュータの内蔵カメラやポートを使うことはできません。ほかの Mac で外付けのデバイスを使うには、iMac ではなく、もう一方の Mac の方にそれらのデバイスを直接つないでください。
- もう一方の Mac がスリープ状態になると、その Mac のスリープを解除するか、ターゲットディスプレイモードを終了するまで、iMac の画面は電源が切れた状態になります。