ワークアウトとアクティビティの精度を高めるために Apple Watch を調整する

Apple Watch を調整することで、歩行/走行距離やペース、カロリーの測定精度を上げることができます。調整しておけば、Apple Watch が普段の運動のレベルや歩幅を学習できるので、GPS が制限されていたり利用できない状況下での測定精度の向上にもつながります。

設定内容を確認する

Apple Watch で必要な情報を確実に入手できるように、iPhone で以下の設定を確認してください。

  1. iPhone で設定アプリを開きます。

  2. 「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」の順にタップします。

  3. 「位置情報サービス」がオンになっていることを確かめます。

  4. 下にスクロールして、「システムサービス」をタップします。

  5. 「モーションの調整と距離」がオンになっていることを確かめます。

    iPhone の「システムサービス」画面
  6. 以下の手順に進みます。

Apple Watch を調整する

  1. Apple Watch を身に着けて屋外に出て、GPS の受信感度がよく、上空の見通しがよい、平坦で開けた場所に行きます。

  2. Apple Watch Series 2 以降をお使いの場合は、Apple Watch だけあれば大丈夫です*。Apple Watch Series 1 以前をお使いの場合は、GPS 受信のため、iPhone も携帯してください。iPhone を手に持つか、または、アームバンドまたはウエストバンドに取り付けて体に装着します。

  3. ワークアウトアプリを開いて、「屋外ウォーキング」または「屋外ランニング」を選択します。始める前にゴールを設定しておくには、詳細表示ボタン「...」アイコン をタップします。

    白いバンドの Apple Watch の「屋外ウォーキング」ワークアウト
  4. 約 20 分間、通常のペースでウォーキングまたはランニングをします。

時間がなくてワークアウトが最後まで終わらなくても、戸外でのワークアウトセッションを複数回に分けて行い、合計で 20 分になればかまいません。歩く速度や走る速度をさまざまに変えて運動する方は、歩いたり走ったりする速度ごとに 20 分の調整を積み重ねてください。

上記の手順にそって屋外でウォーキングまたはランニングするたびに、さまざまな速度における歩幅を Apple Watch が学習し、加速度センサーが継続的に調整されていきます。調整しておけば、ワークアウトアプリでのカロリー推定値の精度、アクティビティアプリでのカロリー、距離、ムーブ、エクササイズの推定値の精度も上がっていきます。

ワークアウトとアクティビティの精度を上げる

身長、体重、性別、年齢などの個人情報は、Apple Watch が消費カロリーなどの計算に用いる基礎情報の 1 つです。個人情報を変更する方法については、こちらの記事を参照してください。

調整データをリセットする

調整データをリセットする方法は、以下の通りです。

  1. iPhone で Watch アプリを開きます。

  2. 「マイウォッチ」タブで、「プライバシー」>「フィットネス調整データをリセット」の順にタップします。

    iPhone の「プライバシー」設定

* Apple Watch Ultra 以降、Series 8 以降、SE (第 2 世代) は、iPhone が近くにある場合も内蔵の Apple Watch GPS を使います。それ以前のモデルの Apple Watch は、バッテリーを節約するため、利用できる場合は iPhone の GPS を利用します。

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