Apple Watchで心拍数を測定する
Apple Watchの心拍数測定のしくみと、より正確な測定結果を得るコツについて説明します。
心拍数を調べる
心拍数アプリを使えば、いつでも心拍数を確認できます。Apple Watchで心拍数アプリを開いてしばらく待つと心拍数が測定されます。安静時、歩行時、ワークアウト時、運動後の心拍数も確認できます。
また、心拍数の通知を有効にしておけば、選択したBPM(1分あたりの心拍数)より高い/低い状態が続いた場合に通知を受けたり、不規則な心拍リズムがないかを時折チェックしたりできます。
不規則な心拍の通知は、watchOS 5.1.2以降でのみ利用できます。不規則な心拍の通知を有効にするには、ご自分の国や地域でこの通知が利用可能であることが必要です。不規則な心拍の通知機能が利用可能な国や地域については、こちらをご覧ください。
回復時心拍変動(回復時HRV)を確認する
Apple Watch Series 12またはApple Watch Ultra 4では、回復時HRVを確認できます 。回復時HRVは、心臓が拍動してから次の拍動までの時間の変動を測定したもので、身体への負荷と回復の指標となります。心拍変動は安静時に測定されるため、表示される測定回数はアクティビティのレベルによって異なります。
Apple Watchで心拍数アプリを開きます。
Digital Crownを回して、回復時HRVを表示します。
をタップすると、さらに詳しい情報を確認できます。
Apple Watchの心拍数測定のしくみ
Apple Watchの光学式心拍センサーは、光電式容積脈波記録法(フォトプレチスモグラフィ)と呼ばれる方法を用いて心拍数を測定します。このテクノロジーは、名前は複雑ですが、「血液が赤いのは、赤色の光を反射して緑色の光を吸収するからである」という非常にシンプルな事実に基づいています。
Apple Watchでは、緑色LEDライトと感光性フォトダイオードを組み合わせて、どんな時点でも手首の血流量を検出します。心臓が鼓動を打つと、手首を流れる血液が増え、緑色の光がより多く吸収される一方、鼓動と鼓動の間は光の吸収量が減ります。Apple Watchは毎秒数百回LEDライトを点滅させ、心臓が1分間に鼓動を打つ回数、すなわち心拍数を計測します。
光学式心拍センサーは、30~210の範囲のBPM(1分あたりの心拍数)に対応しています。LEDの明るさとサンプリングレートの両方を上げることで、信号が弱い場合でも測定できるように設計されています。
光学式心拍センサーは赤外線も使います。Apple Watchで測定時に使用されるLEDの色は、Apple Watchのモデル、アクティビティレベル、睡眠中かどうかなどによって異なります。
Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4では、日中は緑色のLEDが継続的に点灯し、動いている時でも5秒ごとに測定が行われます。睡眠スケジュールが設定されている場合や、「睡眠」集中モードを手動でオンにしている場合は、赤外線LEDライトが使用されます。緑色のLEDライトによる連続測定は、以下の手順でオフにできます。
Apple Watchで、設定アプリを開きます。
「心臓」をタップします。
「連続測定」をオフにします。
Apple Watch Series 4以降およびすべてのApple Watch Ultraモデルでは、Digital Crownと本体背面に電極も内蔵されていて、心拍数アプリや心電図アプリと連携して心臓の電気信号を測定できます。Digital Crownに指をのせると、心臓から両手を通る回路が閉じ、胸に流れる電子パルスが記録されます。
電気心拍センサーを使って心拍を測定するには、心拍数アプリを開いて、指をDigital Crownの上(平面部)にのせます。このほうが、より高精度で早く結果が出ます。5秒おきではなく毎秒の計測結果が得られます。ヘルスケアアプリで心拍数の記録データを見ると、「心拍数の内容」に「心電図」と表示されます。電気心拍センサーを使って心電図アプリで心電図をとることもできます。
現在、心電図アプリは一部の国や地域でしか利用できません。心電図アプリが利用可能な国や地域については、こちらをご覧ください。Apple Watch SEは心電図には対応していません。
推定の精度を上げる
きつすぎず、ゆるすぎず、腕にぴったりフィットするように装着してください。理想的な状態であっても、Apple Watchはどのユーザに対しても常に正確に心拍数を測定できるとは限りません。ごく少数ですが、人によってはさまざまな要因で心拍数がまったく測定できない場合もあります。しかし一方で、Apple Watchが一貫して正確に心拍数を読み取れるようにするコツもあります。計測に影響するその他の要因については、こちらをご覧ください。
表示されるデータに何らかの特異値が現れる場合があり、それによってたまに心拍数の測定値が異常に高くなったり低くなったりすることがあります。