Apple Watch の状態を動作可能温度の範囲内に保つ

Apple Watch に適した動作可能温度について説明します。適切な温度を保ち、デバイスを安全に取り扱うためのヒントについてもお知らせします。

大半の Apple Watch モデルまたは Apple Watch Ultra で推奨される温度と条件について、以下でそれぞれ説明します。Apple Watch Ultra 以降は、ほかのモデルの Apple Watch で推奨されるよりも過酷な条件や状況に耐えるよう設計されています。

大半の Apple Watch モデルの使用と保管に推奨される条件

Apple Watch は、32℉ 〜 95℉ (0℃ 〜 35℃) の気温で快適に動作するように設計されています。

Apple Watch の保管に適した気温は -4℉ 〜 113℉ (-20℃ 〜 45℃) です。

Apple Watch Ultra の使用と保管に推奨される条件

Apple Watch Ultra 以降は、以下の条件下で快適に動作します。

  • Apple Watch Ultra の着用時の気温:-4°F 〜 130°F (-20°C 〜 55°C)

  • Apple Watch Ultra の充電時の気温:32°F 〜 95°F (0°C 〜 35°C)

  • Apple Watch Ultra の保管時の気温:-4°F 〜 113°F (-20°C 〜 45°C)

  • Apple Watch Ultra で水中アクティビティを行っている間の水温:32°F 〜 104°F (0°C 〜 40°C)

  • 相対湿度:5% 〜 90% (結露なきこと)

気温やその他の条件が、Apple Watch Ultra 以降やその他の Apple Watch モデルの一部の機能に影響を及ぼす場合があります。たとえば、気温が低いと、バッテリーの持ちが悪くなる場合があります。心電図アプリは、使用時の気温が 32°F 〜 95°F (0°C 〜 35° C) の場合に限り、正確に計測します。心拍数の測定は、気温が低いと精度が損なわれる可能性があります。また、気温が極めて低い場合や、気温が目まぐるしく変わるような条件下では、Apple Watch のタッチスクリーンが本来の反応をしなくなることがあります。

Apple Watch の温度管理

Apple Watch を直射日光の当たるところに長時間放置したり、暑い日に車に置き去りにするようなことは避けてください。デバイスの保管時や使用時の温度が推奨範囲外になると、バッテリーの持ちが悪くなったり、その他の不具合が生じる場合があります。

Apple Watch は、内部温度を適宜調整します。その際、次のような現象が見られることがあります。

  • 充電時間に時間がかかる、または充電が停止する。

  • ディスプレイが暗くなる。

  • データ転送が一時停止するか、遅くなる。

  • アプリが終了する。

  • セルラーモデルの Apple Watch で、モバイルデータ通信に接続できなくなったり、電話の発着信ができなくなる。この場合、コントロールセンターでモバイルデータ通信のボタンが赤く表示されます。モバイルデータ通信の通常の機能は、Apple Watch の温度が下がったら再び使えるようになります。ただし、緊急電話は引き続きかけることができます。

Apple Watch が熱くなりすぎた場合

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Apple Watch の動作温度が正常値を超えると、赤い温度計と時刻だけが表示されます。その場合は、以下のように対処してください。

  1. Apple Watch を装着している場合は、手首から外します。充電中の場合は、充電器から外してください。温度計が表示された後、数秒経つと Apple Watch の電源が切れます。充電器に置いておいた場合は、電源は切れません。電源を入れようとすると、赤い温度計が再び表示されます。

  2. Apple Watch を涼しい場所に移し、冷ましてから、再び装着するか充電を続けます。Apple Watch の温度が下がると、再び電源が入ります。

  3. モバイルデータ通信の信号が弱い場所でセルラーモデルの Apple Watch で電話をかけている場合は、信号の受信状況のよい場所に移動します。

Apple Watch とそのアクセサリを安全に取り扱うには

Apple Watch、電源アダプタ、Apple Watch 磁気充電ケーブルは、表面温度に関する該当の規格や規制に準拠しています。ただし、そうした規格の範囲内で動作していても、熱を帯びた表面に長時間触れることで、不快感や怪我につながるおそれがあります。

ここでは安全上のヒントをいくつかご紹介します。

  • Apple Watch、電源アダプタ、Apple Watch 磁気充電ケーブルは、電源に接続すると熱を帯びるのでご注意ください。

  • 電源に接続中は、Apple Watch、Apple Watch 磁気充電ケーブル、電源アダプタに長時間触れないようにしてください。

  • 充電中の Apple Watch、電源アダプタ、Apple Watch 磁気充電ケーブルは、風通しのよいところに置いてください。たとえば、充電中または電源に接続した状態のデバイスを何かで覆ったりしないでください。

  • セルラーモデルの Apple Watch でモバイルデータ通信機能を使うと、本体が熱を帯びる場合があります。

  • Apple Watch が不快なほど熱くなったときは、外してください。熱さを感じにくい症状がある方は、特にご注意ください。

Apple Watch、アダプタ、Apple Watch 磁気充電ケーブルは、情報技術機器の安全性基準である IEC 60950-1:2005+A1:2009+A2:2013 に適合しています。多くの国や地域がこの安全性基準を採用しています。たとえば、この基準は各国で次のように呼ばれています。

  • UL 60950-1 (米国)

  • CSA 60950-01 (カナダ)

  • EN 60950- (ヨーロッパ)

  • AS/NZS 60950:1 (オーストラリアおよびニュージーランド)

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