OS X Server:メールサービスのメッセージサイズ制限の調整

メッセージサイズの上限値は、ターミナルで serveradmin コマンドを使って大きくしたり無効にしたりすることが可能です。

OS X Server (Mountain Lion) および OS X Server (Mavericks) のメールサービスのデフォルト設定では、メッセージの配信を 10 MB 以下に制限しています。10 MB を超えるサイズのメッセージは、サーバによって拒否されます。

メッセージサイズの上限値を変更するには、以下のコマンドを実行してください。

sudo serveradmin settings mail:postfix:message_size_limit = number

上記のコマンドの「number」には、設定するメッセージサイズの上限値をバイト単位で入力します。  設定したいサイズの上限値を正しく計算するには、MB 単位の値に 1048576 を掛けてください。たとえば、上限値を 20 MB にする場合の計算は、20 x 1048576 = 20971520 になります。したがって、上記のコマンドの「number」の部分は「20971520」となります。

注意:値を極端に小さくすると、配信不能通知メッセージのサイズがローカルまたはリモートの MTA のメッセージサイズ制限を超えたときに、配信不能通知が送信されなくなります。

関連情報

メッセージサイズの制限を無効にするには、以下のコマンドを実行してください。

sudo serveradmin settings mail:postfix:message_size_limit_enabled = no

注意:上記のコマンドで「no」を「yes」に置き換えると、サイズ制限を再度有効にできます。

現在のメッセージサイズの上限値を確認するには、以下のコマンドを実行してください。

sudo serveradmin settings mail:postfix:message_size_limit
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