iCloud キーチェーンが全部記憶してくれるので、自分で覚えておく必要がありません。Safari のユーザ名やパスワード、クレジットカード、Wi-Fi のパスワードなどの情報は、承認済みのすべてのデバイスで自動入力されます。iCloud キーチェーンについてよくお問い合わせいただく質問については、こちらを参照してください。
iCloud キーチェーンを有効にする方法
最新の iOS や iPadOS にアップデートする際は、設定アシスタントが iCloud キーチェーンの設定を案内してくれます。各国または各地域の提供状況については、こちらの記事を参照してください。
iPhone、iPad、iPod touch で iCloud キーチェーンを有効にする
- 「設定」をタップし、「[ユーザ名]」をタップして、「iCloud」を選択します。
- 「キーチェーン」をタップします。*
- 「iCloud キーチェーン」をスライドしてオンにします。必要に応じて、パスコードまたは Apple ID のパスワードを入力してください。
Mac で iCloud キーチェーンを有効にする
- Apple メニュー >「システム環境設定」の順に選択します。
- 「Apple ID」をクリックし、サイドバーで「iCloud」をクリックします。macOS Mojave 以前では、「iCloud」をクリックします。
- 「キーチェーン」を選択します*。
- Apple ID でサインインする際に「あとで承認」を選択した場合は、画面の指示に従って、古いパスコードを使うか、別のデバイスから承認する必要があります。承認できない場合は、案内に従って、エンドツーエンドで暗号化されたデータをリセットしてください。
* iOS 13 以降を搭載した iPhone、iPad、iPod touch、または macOS Catalina 以降を搭載した Mac で iCloud キーチェーンを有効にするには、2 ファクタ認証を使う必要があります。設定していない場合は、2 ファクタ認証にアップデートするように案内されます。
iCloud キーチェーンを有効にできない場合
上記の手順にそって iCloud キーチェーンを有効にすることができない場合は、iCloud キーチェーンの最小システム条件を満たしていること、さらに 2 ファクタ認証を使っていることを確認してください。
2 ファクタ認証を使っていない場合は、iCloud セキュリティコード (6 桁のコード、英数字を混ぜたコード、自動生成されるランダムなコード) を作成するように求められることがあります。このコードは、追加したデバイスの承認や、本人確認に使えます。コードを忘れた場合は、リセットできる可能性があります。
よくお問い合わせいただく質問
iCloud キーチェーンについてよくお問い合わせいただく質問を一部、回答と併せてご紹介します。
iCloud キーチェーンにはどのような情報が保存されますか?
iCloud キーチェーンには、クレジットカード番号と有効期限日 (セキュリティコードの保存や自動入力はされません)、パスワードとユーザ名、Wi-Fi のパスワード、インターネットアカウントなどが保存されます。デベロッパは、開発した App をキーチェーンに対応するようにアップデートできます (App を iOS 7.0.3 以降または OS X Mavericks 10.9 以降を搭載したデバイス上で使う場合)。iCloud キーチェーンに保存されている項目が表示されない場合は、こちらの記事で対処法をご確認ください。
iCloud キーチェーンでは情報がどのように保護されますか?
iCloud は、エンドツーエンドの暗号化で情報を保護するため、最高水準のデータセキュリティが叶います。お使いのデバイスに固有の情報から生成したキーと (本人しか知り得ない) デバイスパスコードと組み合わせることによってデータが保護されます。このデータには、転送中も保管中も、本人以外がアクセスしたり読み取ったりすることはできません。詳しくは、こちらの記事を参照してください。
デバイスで iCloud キーチェーンをオフにするとどうなりますか?
デバイスで iCloud キーチェーンをオフにする際に、保存してあるパスワードやクレジットカード情報を残しておくか削除するかを確認するメッセージが表示されます。情報を残しておく選択肢を選んだ場合、情報は削除されませんが、ほかのデバイスで変更されても、その変更内容が反映されなくなります。少なくとも 1 台のデバイスには情報を残しておくように選択しないと、キーチェーンデータはデバイスと iCloud サーバーから削除されます。
Apple で iCloud セキュリティコードを復元できますか?
いいえ。iCloud セキュリティコードの入力を何度も間違えると、iCloud キーチェーンを使えなくなります。Apple サポートに問い合わせて本人確認をした上で、やり直すことができます。何度も間違えると、キーチェーンが Apple のサーバから削除されます。その場合は、もう一度キーチェーンを設定する必要があります。