Mac を使って Wi-Fi の問題を調べる

Mac は Wi-Fi 接続を分析して問題症状がないか調べ、解決策を提案してくれます。

Wi-Fi に関する勧告を確認する

macOS Sierra を搭載した Mac では、Wi-Fi ネットワークに接続する際に、安全で安定した高速接続を確立する上で支障となる問題がないか調べられます。問題が検出されると、メニューバーの Wi-Fi ステータスメニュー に新しい項目「Wi-Fi に関する勧告」が表示されます。この項目を選択して、推奨される解決策を確認できます。

ワイヤレス環境を分析する

Mac のワイヤレス診断を使って、さらに詳しく分析できます。 

  1. 開いている App があればすべて終了し、Wi-Fi ネットワークに接続します (可能な場合)。
  2. 「option」キーを押しながら Wi-Fi ステータスメニュー  から「"ワイヤレス診断" を開く」を選択します。
  3. 画面の案内に従って、管理者の名前とパスワードを入力します。

ワイヤレス環境の分析が始まります。

断続的に起きる問題については、Wi-Fi 接続を監視するオプションを選択できます。


推奨される解決策を表示する場合は、概要画面に進みます。ベースステーションやその他のルーターに関する補足情報の入力画面が表示されます。ここで入力した情報は、Mac に保存されるレポートに記録されます。

概要画面の各項目の横にある情報ボタンをクリックすると、その項目に関する詳細情報が表示されます。Wi-Fi のベストプラクティスは、大半の Wi-Fi ネットワークで参考になるヒントです。


推奨される通りにネットワークやルーターの設定を変更する前に、現状の設定情報があらためて必要になった場合に備えて、バックアップを取るか書き留めておいてください。

Wi-Fi 接続を監視する

Mac で Wi-Fi 接続を監視して、接続が途切れるなどの断続的な問題について調べることができます。ワイヤレス環境の分析手順を実行しますが、選択画面で「Wi-Fi 接続を監視」を選択します。

監視している間は、ウインドウに監視の進捗状況が表示されます。このウインドウが開いていて、同じ Wi-Fi ネットワークに接続されていれば、Mac がスリープ状態になっても、監視は続きます。

問題が見つかると、監視が停止し、その問題の簡単な説明が表示されます。この場合は、監視を再開するか、または、概要画面に進んで、詳細情報と推奨手順を確認できます。

診断レポートを作成する

ワイヤレス診断では、概要画面を表示する前に、診断レポートが自動的に保存されます。「option」キーを押しながら、Wi-Fi ステータスメニュー の「診断レポートを作成」を選択すれば、いつでも同じレポートを作成できます。レポートの作成には数分かかる場合があります。

  • macOS Sierra では、レポートは起動ドライブの「/var/tmp」フォルダに保存され、そのフォルダが自動的に開いてくれます。
    このフォルダを手動で開くには、Finder のメニューバーから「移動」>「フォルダへ移動」の順に選択し、「/var/tmp」と入力します。
  • OS X El Capitan 以前では、レポートはデスクトップに保存されます。

このレポートは圧縮形式のファイルで、「ワイヤレス診断」で始まる名前が付いています。ワイヤレス環境を詳しく説明するファイルが多数入っています。さらに分析を進めるには、ネットワークスペシャリストにこれらのファイルを調べてもらいます。

ほかの診断ユーティリティを使う

ワイヤレス診断には、ネットワークスペシャリスト向けにほかにもユーティリティが付属しています。これらは、ワイヤレス診断のメニューバーの「ウインドウ」メニューから開きます。

  • 情報:現在接続しているネットワークの状況について主要な情報を収集します。

  • ログ:Wi-Fi とその他のシステムコンポーネントについてのバックグラウンドログが有効になります。結果は「.log」ファイルとして、Mac の診断レポートの保存先に保存されます。ワイヤレス診断を終了したり Mac を再起動したりしてもログの記録は続くので、終わったら忘れずにログを無効にしてください。

  • スキャン:周辺環境の Wi-Fi ルーターを検出し、見つかったルーターの主要情報を収集します。

  • パフォーマンス:リアルタイムのグラフに、Wi-Fi の接続状況が表示されます。
    • レート:転送速度 (メガビット/秒) を時間軸に沿って表示します。
    • 品質:信号対雑音比 (S/N 比) を時間軸に沿って表示します。品質が低すぎると、デバイスと Wi-Fi ルーターとの接続が切れます。品質に影響を与える要因としては、デバイスとルーター間の距離、ルーターからの信号を遮断する壁などの障害物が考えられます。
    • 信号:信号 (RSSI) とノイズの計測値の両方を時間軸に沿って表示します。RSSI が高く、ノイズが低くなり、両者の差が開くほど、信号の質はよくなります。
  • スニファ:Wi-Fi 接続上のトラフィックをキャプチャします。再現可能な問題を診断する際に有用です。チャンネルと幅を選択し、「開始」をクリックすると、そのチャンネル上のトラフィックのキャプチャが始まります。「中止」をクリックすると、Mac の診断レポートの保存先に「.wcap」ファイルが保存されます。

  • 監視:「パフォーマンス」ユーティリティと似ていますが、小さめのウインドウに、信号 (RSSI) と雑音の計測値を時間軸に沿って表示するグラフが 1 つと、転送速度を時間軸に沿って表示するグラフがもう 1 つ表示されます。

関連情報

さらに、以下のヒントを参考にして、Wi-Fi のパフォーマンスを最大限に引き出してください。

  • ルーターは常に最新の状態にしておきましょう。AirMac Time Capsule、AirMac Extreme、AirMac Express ベースステーションについては、AirMac ユーティリティを使って最新のファームウェアがないか確認してください。他社製のルーターについては、メーカーの Web サイトでお調べください。
  • Apple の推奨設定を使って、同一ネットワーク上のすべての Wi–Fi ルーターで類似の設定が使われるように徹底してください。
  • デュアルバンドの Wi-Fi ルーターをお使いの場合は、両方のバンドで同じネットワーク名を使うようにしてください。
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