Final Cut Pro X 10.0.0 〜 10.0.9 をバックアップする

Final Cut Pro X 10.1 〜 10.2.3 にアップデートする前に、Final Cut Pro X アプリケーション、プロジェクト、イベントのバックアップを作成しておいてください。

この記事は、Final Cut Pro X 10.0.0 〜 10.0.9 だけを対象としています。今後更新される予定はありません。

Final Cut Pro 10.0.9 から Final Cut Pro X 10.1 〜 10.2.3 にアップデートすると、プロジェクトとイベントがアップデートされます。アップデートされたファイルは、以前のバージョンの Final Cut Pro X では使えません。現在インストールされているバージョンの Final Cut Pro X アプリケーション、プロジェクト、イベントが後で必要になる場合に備えて、アップデート前にバックアップを作成しておけます。

作業中のプロジェクトは、新しいバージョンの Final Cut Pro X にアップデートする前に仕上げておいてください。

Final Cut Pro X App をバックアップする

Final Cut Pro X をアップデートすると、その時点でインストールされているバージョンが最新バージョンで置き換えられます。Final Cut Pro X 10.1 〜 10.2.3 以降にアップデートする前に、以下の手順にそって、インストールされているバージョンのコピーをバックアップとして保存しておくことができます。

  1. 「アプリケーション」フォルダに新規フォルダを作成します。このフォルダの名前を、バックアップする App の名前とバージョンを使った名前に変更します (たとえば、「Final Cut Pro X 10.0.9」)。お使いの Final Cut Pro X のバージョンを確認するには、アプリケーションを開いて、「Final Cut Pro」>「Final Cut Pro について」の順に選択します。
  2. 「アプリケーション」フォルダで Final Cut Pro X を選択します。「ファイル」>「圧縮」の順に選択して、App の圧縮形式のコピーを作成します。圧縮が終わるまで、数分かかる場合があります。
  3. 「Final Cut Pro.zip」ファイルを手順 1 で作成したフォルダに移動します。

zip ファイルの入ったフォルダごと、バックアップの保存先として希望する場所に移動できます。たとえば、バックアップ用の外付けドライブにコピーすることができます。

Final Cut Pro X のプロジェクトとイベントをバックアップする

メディアを保護するため、Final Cut Pro でお使いのメディアファイルが保存されている場所とは別のストレージデバイスまたはパーティションにバックアップしてください。

Final Cut Pro X のプロジェクトとイベントをバックアップするときは、必ずそれらのコピーを新しいバックアップフォルダの中に保存します。そうしておけば、バックアップしておいたプロジェクトやイベントが Final Cut Pro X でアップデートされたり、開かれたりする事態を防げます。

以下の手順にそって、Final Cut Pro X 10.0.9 以前のプロジェクトとイベントをバックアップしてください。

  1. プロジェクトとメディアファイルを保存するために十分な容量の外部ストレージデバイスを接続し、そのデバイスが Finder に表示されることを確認します。
  2. Final Cut Pro X の「プロジェクトライブラリ」で「control」キーを押しながらプロジェクトをクリックし、「プロジェクトを複製」を選択します。
  3. 表示されるウインドウで、新しい (複製) プロジェクトの名前を入力して、外部ストレージデバイスを選択します。
  4. 複製する項目を指定するためのオプションを選択します:
    • プロジェクトのみを複製:選択したプロジェクトに固有のファイルを複製します。複数のプロジェクトで同じクリップを使い、イベント (おそらく「プロジェクトライブラリ」とイベントの全体のバックアップに含まれている) を個別にバックアップする予定がある場合に、このオプションを使用できます。このオプションでは、イベントメディアは複製されません。
    • プロジェクトと参照イベントを複製:プロジェクトとそのプロジェクトで参照されているイベントをすべて複製します。このオプションを選択すると、参照イベントのすべてのメディアも含まれます。このオプションは、後から使う可能性がある、使っていないメディアがある場合に最適です。
    • プロジェクトと使用クリップを複製:プロジェクトと、そのプロジェクトで使用されているクリップを複製します。このオプションを選択する場合は、すべてのクリップとそのメディアをコピーするか、関連付けられたメディアを含めずにマルチカムクリップおよび複合クリップのみをコピーするかを選択できます。1 つ目の方法では、プロジェクトとそのすべてのメディアのバックアップコピーが作成されます。2 つ目の方法では、プロジェクトがバックアップされ、マルチカムクリップと複合クリップの独立したバージョンが作成されます。それらのバージョンは、プロジェクト内で元のバージョンをアップデートしても変更されません。
      • すべての使用クリップ:プロジェクトを複製し、そのプロジェクトで使用されているクリップとメディアをすべて新しいイベントにコピーします。このオプションを選択する場合は、作成される新規イベントの名前を入力してください。このオプションを選択した場合は、プロジェクトで使用されているすべてのクリップについて、タイムラインに表示されている部分だけではなく、読み込み元のメディアファイル全体が複製されます。プロジェクトで使用したファイルが参照ファイル (「Final Cut Events」フォルダの外に保存されているメディアファイルを参照するエイリアス) として読み込まれている場合は、読み込み元のメディアファイルではなく参照ファイルがコピーされます。
      • マルチカムクリップおよび複合クリップのみ:プロジェクトを複製し、プロジェクト内のマルチカムクリップまたは複合クリップの新しい親クリップを作成します。つまり、マルチカムクリップおよび複合クリップのバックアップバージョンは元の親バージョンにリンクされず、元の親バージョンが変更されてもアップデートされません。このオプションを選択すると、プロジェクトの 1 つのバージョンを保存して、そのバージョンのマルチカムクリップまたは複合クリップを誤って変更することを防止できます。このオプションではメディアは複製されないため、バックアップファイルのセットがよりコンパクトになり、保存領域を節約できます。マルチカムクリップまたは複合クリップを含める新しいイベントの名前を入力するか、「イベント」ポップアップメニューから既存のイベントを選択することができます。マルチカムクリップおよび複合クリップについて詳しくは、複合クリップの概要およびマルチカム編集の概要を参照してください。
        「マルチカムクリップおよび複合クリップのみ」オプションは、プロジェクトにマルチカムクリップまたは複合クリップが含まれる場合にのみ選択できます。
  5. レンダリングファイルを含める場合は、「レンダリングファイルを含める」オプションを選択します。
  6. 「OK」をクリックします。

選択したオプションに基づいてプロジェクトが複製されます。各プロジェクトに、それぞれ数字が 1 ずつ増えた名前 (「Bill's movie1」など) が付けられ、指定した場所に保存されます。ほとんどの場合、バックアップのプロジェクトやイベントを表示するには、「Final Cut Pro」にストレージデバイスを接続し、「プロジェクトライブラリ」でバックアップのプロジェクトやイベントを見つけるだけです。プロジェクトを見つけたり表示したりする操作について詳しくは、一般的なメディア管理の問題 を参照してください。

Final Cut Pro X 10.0.9 以前にメディアを読み込む場合は、「ファイルを "Final Cut Events フォルダ" にコピー」オプションを選択できます。このオプションを選択すると、ソースメディアファイルがドライブ上に複製されます。このオプションを選択せずにファイルを読み込んだ場合、ソースメディアファイルはコピーされず、そのファイルを指す参照ファイル (ファイルエイリアス) が作成されます。これらのファイルを使用したイベントまたはプロジェクトをバックアップすると、参照ファイルのみがコピーされます (ソースメディアファイルはコピーされません)。プロジェクトまたはイベントをバックアップした後、参照ファイルを実際のソースメディアファイルに置き換えたい場合は、イベントを選択して、「ファイル」>「イベントファイルを整理」の順に選択してください。

公開日: Tue Nov 29 07:00:05 GMT 2016