Apple ディスプレイに残像が残るのを防ぐ
特定の Apple ディスプレイで「残像」「焼きつき」「ゴースト」などと呼ばれる現象を防ぐ方法について説明します。
IPS テクノロジーについて
Apple Cinema Display や Apple Thunderbolt Display、また、Retina ディスプレイ搭載の iMac および Mac ノートブックは、IPS (In-Plane Switching) テクノロジーを採用しています。
IPS テクノロジーは、どの方向でも広視野角 178° を実現します。このため、IPS ディスプレイは大勢で同時に画面を見る場合に理想的で、画像、プリント、ビデオのプロダクションワークフローをきれいに映し出せます。
ログイン画面などの画像を IPS ディスプレイに長時間映し続けると、新しい画像に切り替えても前の画像が画面にうっすらと残ることがあります。この現象を「残像」「焼きつき」「ゴースト」などと呼びます。IPS ディスプレイではこれは正常な動作で、かすかに残った画像は時間が経つと消えます。
残像を防ぐには、ディスプレイのスリープ機能を使って、使っていないときはディスプレイの電源がオフになるようにします。また、スクリーンセーバを使って、ディスプレイに同じ静止画像が長時間表示されないように防ぐこともできます。OS X ではこの両方の機能がデフォルトで有効になっていますが、この設定は必要に応じて調整できます。
残像を防ぐ
Mac でディスプレイのスリープ機能を有効にしたり調整したりして、残像を防げます。
Apple () メニューから「システム環境設定」を選択し、「省エネルギー」をクリックします。
ノートブックをお使いの場合は「バッテリー」タブをクリックします。
「ディスプレイを切にするまでの時間」スライダを短い間隔 (15 分など) に設定します。
ノートブックを使っている場合は「電源アダプタ」タブをクリックして、同様に調整します。
残像を解消する
画面上に残像が見られる場合、スクリーンセーバを使ってこれを取り除くことができます。
Apple メニューから「システム環境設定」を選択し、「デスクトップとスクリーンセーバ」をクリックします。
「スクリーンセーバ」タブをクリックします。
使いたいスクリーンセーバを選択します。
「開始までの時間」の横にあるメニューを使って、システム環境設定の「省エネルギー」パネルで設定したディスプレイとコンピュータがスリープするまでの時間よりも短い間隔を選択します。
残像を取り除くには、その画像が表示されていた時間と同程度の長さ、スクリーンセーバを実行させます。