iPhone 用 iOS 4.2.9 ソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについて

この記事では、iPhone 用 iOS 4.2.9 ソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple では、ユーザ保護の観点から、完全な調査が終了して必要なパッチやリリースが利用可能になるまではセキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。Apple 製品のセキュリティについては「Apple 製品のセキュリティ」Web サイトを参照してください。

Apple Product Security PGP キーについては「Apple Product Security PGP キーの使用方法」を参照してください。

CVE ID を使って脆弱性を調べることもできます。

その他のセキュリティアップデートについては、こちらの記事を参照してください。

iPhone 用 iOS 4.2.9 ソフトウェア・アップデート

  • CoreGraphics

    対象となるバージョン:iPhone 4 (CDMA モデル) 用 iOS 4.2.5 ~ 4.2.8

    影響:悪意を持って作成された PDF ファイルを開くと、アプリケーションが突然終了したり任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:FreeType の TrueType フォントファイル処理時に、バッファオーバーフローが発生する場合があります。悪意を持って作成された PDF ファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性があります。

    CVE-ID

    CVE-2010-3855

  • CoreGraphics

    対象となるバージョン:iPhone 4 (CDMA モデル) 用 iOS 4.2.5 ~ 4.2.8

    影響:悪意を持って作成された PDF ファイルを開くと、アプリケーションが突然終了したり任意のコードが実行されたりする可能性がある。

    説明:FreeType の Type 1 フォントの処理に、符号に関する問題があります。悪意を持って作成された PDF ファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性があります。

    CVE-ID

    CVE-2011-0226:comex

  • IOMobileFrameBuffer

    対象となるバージョン:iPhone 4 (CDMA モデル) 用 iOS 4.2.5 ~ 4.2.8

    影響:ユーザとして実行されている悪意のあるコードがシステムのアクセス権を取得する可能性がある。

    説明:IOMobileFrameBuffer のキュー プリミティブの使用において不正な型変換の問題が存在し、ユーザとして実行されている悪意のあるコードがシステムのアクセス権を取得する可能性があります。

    CVE-ID

    CVE-2011-0227:comex

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