Xsan 2.3 以降:ストレージプールを無効にする

ボリューム内の Xsan データストレージプールを無効 (停止) にするが、そのボリューム内のほかのストレージプールのデータへのアクセスを継続しなければならない場合があります。たとえば、Xsan ストレージプールに LUN の問題があり、Xsan クライアントが Xsan ボリュームをマウントできない場合などに、このようにしなければならないことがあります。

影響があるストレージプールを無効にし、Xsan クライアントが Xsan ボリュームのそれ以外の場所を継続して使用できるようにする方法について説明します。

注意:メタデータとジャーナルストレージプールは停止することができず、ボリューム上へのデータにアクセスし続けます。この方法は、データストレージプールが複数ある場合にのみ有効です。

ストレージプールが一時的に使用できない場合

  1. アクティブなメタデータコントローラのターミナルで、次のコマンドを実行します。

     

    sudo cvadmin select Volume_name

     

    このコマンドによって、指定されたボリュームでインタラクティブモードに切り替わります。
  2.  

    down pool_name

     

    ここで、pool_name は、無効にするストレージプールです。選択されたストレージプールに書き込まれているファイルは、ストレージプールが停止している間はアクセスできなくなります。
  3. ストレージプールをもう一度開始するには、ボリュームで cvadmin がインタラクティブモードになっている間に次のコマンドを実行します。

     

    up pool_name

     

ストレージプールを長時間停止する場合

何らかの理由でストレージプールを長時間停止する必要がある場合、または永久に停止する必要がある場合は、影響があるストレージプール上のファイルをボリュームから削除する必要があります。

ファイルをストレージプールから削除するには、まずストレージプールの番号を特定する必要があります。ストライプグループとも呼ばれるストレージプールは、ボリュームの .cfg ファイルに順番にリストされています。.cfg ファイルは、次の場所で見つかります。
/ライブラリ/Preferences/Xsan/volume_name.cfg.

「# A stripe section for defining stripe groups」という行の下で、適切なストレージプール/ストライプグループを見つけます。MetadataAndJournal ストライプグループは常に 0 で、次のストライプグループは 1 という順序になっています。

この例では、ストライプグループ「MetadataAndJournal」は 0、ストライプグループ「Video」は 1、ストライプグループ「Audio」は 2、ストライプグループ「Other-1」は 3 という順序になっています。

 

[StripeGroup "MetadataAndJournal"]
Status Up
Exclusive Yes
Metadata Yes
Journal Yes
Read Enabled
Write Enabled
MultiPathMethod Rotate
StripeBreadth 16
Node "metalun" 0

[StripeGroup "Video"]
Status Up
Exclusive No
Metadata No
Journal No
Affinity "Video"
Read Enabled
Write Enabled
MultiPathMethod Rotate
StripeBreadth 16
Node "Media1" 0
Node "Media2" 1
Node "Media3" 2
Node "Media4" 3 

[StripeGroup "Audio"]
Status Up
Exclusive No
Metadata No
Journal No
Affinity "Audio"
Read Enabled
Write Enabled
MultiPathMethod Rotate
StripeBreadth 16
Node "XsanLUN1" 0
Node "XsanLUN2" 1
Node "XsanLUN3" 2
Node "XsanLUN4" 3

[StripeGroup "Other-1"]
Status Up
Exclusive No
Metadata No
Journal No
Affinity "Other"
Read Enabled
Write Enabled
MultiPathMethod Rotate
StripeBreadth 16
Node "XsanLUN5" 0
Node "XsanLUN6" 1
Node "XsanLUN7" 2
Node "XsanLUN8" 3

 

次のターミナルコマンドは、ボリューム Volume_name のストレージプール storage_pool_number に書き込まれているすべてのファイルのリストを表示します。snfsdefrag を実行するには、ボリュームをマウントする必要があります。

 

sudo snfsdefrag -r -l -m0 -G storage_pool_number /Volumes/Volume_name

 

ファイルが削除された後で、ストレージプールの「Status」を、メタデータコントローラ上のボリュームの .cfg ファイルで「Down」に変更する必要があります。この変更を行う簡単な方法は、次の通りです。

  1. アクティブなメタデータコントローラを除くすべてのメタデータコントローラで、役割をコントローラからクライアントに変更します。
  2. 次のガイドラインを参考にして、アクティブなメタデータコントローラ上の /ライブラリ/Preferences/Xsan/Volume_name.cfg ファイルを編集します。
  3. 「# A stripe section for defining stripe groups」という行の下で、適切なストライプグループを探し、「Status」を「Up」から「Down」に変更します。
  4. ファイルを保存します。
  5. 必要なシステムで、役割をコントローラに戻します。

後で LUN をもう一度使用することが可能になった場合、たとえば、LUN がもともとは RAID 0 ストライプで、問題が発生したドライブが取り替えられて RAID が再作成されたときや、同一サイズの LUN が利用できるようになったときなどは、LUN をもう一度追加できます。LUN のラベルが正しいことを確認してから、上記の手順に従い、ストレージプールの「Status」を「Down」から「Up」に変更します。

関連情報

ストレージプールが停止している間、影響があるストライプグループに保存されているファイルは表示されますが、Xsan クライアントが使用することはできません。これらのファイルのいずれかにアクセスしようとすると、次の警告が表示されます。

 

macname kernel[0] <Debug>: acfs 'Volume_name': I/O attempt on DOWN/OFFLINE stripe group 4  cookie 0x13

 

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