Mac のスタンバイ機能について
省エネ効果が見込める Mac のスタンバイ機能について説明します。
一部の Mac コンピュータでは、スタンバイ機能を使って消費電力を節約できます。Mac がスタンバイモードになると、その時点のセッション (開いているアプリケーション、ファイル、ウインドウ) がハードドライブに保存されます。一部のハードウェアシステムの電源も切れるので、省電力になります。
Mac ノートブックの場合は、スタンバイモードにしておくと、バッテリー電源で動作中のスリープ継続時間が長くなります。ノートブックのバッテリーが完全に充電されていれば、電源に接続しないまま最長で 30 日間ずっとスタンバイ状態のままでいられます。
スタンバイ機能に対応した Mac モデル
MacBook (2015 以降)
MacBook Pro (2012 以降)
MacBook Air (2010 以降)
Mac mini (2012 以降) の SSD および Fusion Drive 搭載モデル
iMac (2012 以降) の SSD および Fusion Drive 搭載モデル
Mac Pro (Late 2013)
スタンバイモードに入る
2013 年以降に発売された Mac コンピュータは、スリープモードが 3 時間続いたらスタンバイモードになります。それ以前のモデルは、スリープ状態が 1 時間続くとスタンバイモードになります。Mac をスリープ状態にするには、Apple () メニューから「スリープ」を選択します。
スタンバイモードに切り替わる際のその他の条件は、ノートブックとデスクトップとで違ってきます。
Mac ノートブックの場合は、バッテリー電源で動作していること、Ethernet、USB、Thunderbolt、SD カード、ディスプレイ、Bluetooth、その他の外付けデバイスが接続されていないことが条件となります。
Mac デスクトップの場合は、外付けメディア (SD カード、USB、Thunderbolt ストレージデバイスなど) が接続されていない条件下でスタンバイになります。
スタンバイモードを解除する
スタンバイモードを解除するには、以下のいずれかを実行してください。
キーを押す
トラックパッドまたはマウスをクリックする
ノートブックの蓋を開ける
ノートブックの電源アダプタを接続する
ディスプレイを接続する
Mac のスタンバイモードが解除されると、スタンバイ前の状態にシステムが復帰します。数秒でフル稼働状態に戻ります。
Mac ノートブックのバッテリーが完全に消耗するほど長い間スタンバイモードで放置すると、Mac はシステム終了します。それでもコンピュータをスタンバイ前の状態に復帰でき、未保存だった作業内容が失われることもありません。Mac ノートブックがシステム終了された後でスタンバイを解除するには、Mac を電源につないでから電源ボタンを押します。
スタンバイやスリープの解除に時間がかかる場合
Mac の起動に普段よりも時間がかかる場合や、スリープやスタンバイの解除に時間がかかる場合は、システム環境設定の「起動ディスク」で起動ディスクが正しく設定されているか確認してください。
Mac が起動した後で、Apple メニューから「システム環境設定」を選択します。
「起動ディスク」をクリックします。
(通常は「Macintosh HD」という名前が付いた) 内蔵ドライブが選択されていることを確認します。