Xsan で Spotlight 検索のレベルを設定する
Xsan に対する Spotlight 検索の動作は、以下の手順で変更できます。
Xsan は、次の 2 つのレベルの Spotlight 検索に対応しています。
ReadWrite — ファイルシステムの属性とファイルの内容からのメタデータの完全なインデックスを使って検索します。このインデックスは、ファイルシステムの内容が変更されるたびにアップデートされます。Xsan 2.2 以降で Xsan ボリュームに対して Spotlight を有効にした場合は、これがデフォルトの検索レベルになります。
FsSearch — ファイルシステム属性に対する検索は有効になりますが、インデックスを使ったコンテンツ検索は有効になりません。この方法で検索するには、OS X v10.6 以降および Xsan 2.2 以降を搭載したメタデータコントローラが必要です。
OS X Yosemite 以降
OS X Yosemite 以降で Xsan ボリュームに対する Spotlight 検索の動作を変更するには、以下の手順を実行してください。以下に紹介しているすべてのコマンドで、VolumeName の部分は実際の Xsan ボリュームの名前に置き換えてください。
1. プライマリ MDC のボリューム構成で、spotlightSearchLevel キーの値として「FsSearch」を設定します。
sudo /usr/libexec/PlistBuddy -c 'set :config:globals:spotlightSearchLevel FsSearch' /Library/Preferences/Xsan/VolumeName.cfgp
2. LDAP に保存されている Xsan の構成をアップデートします。
sudo xsanctl pushConfigUpdate
3. Xsan ボリュームを再起動します。
sudo cvadmin -e 'stop VolumeName'
sudo cvadmin -e 'start VolumeName'
OS X Mavericks 以前
OS X Mavericks 以前で Xsan ボリュームに対する Spotlight 検索の動作を変更するには、以下の手順を実行してください。以下に紹介しているすべてのコマンドで、VolumeName の部分は実際の Xsan ボリュームの名前に置き換えてください。
1. メタデータコントローラで Xsan ボリュームの構成ファイルを探します。
/Library/Preferences/Xsan/VolumeName.cfg
2. ボリューム構成ファイルを編集して、グローバルセクションに以下の 2 行を含めます。
EnableSpotlight Yes
SpotlightSearchLevel FsSearch
3. この構成ファイルに対する変更を、ボリュームを制御しているその他すべてのメタデータコントローラで繰り返します。
4. ボリュームを再起動します。
必要に応じて、デフォルトのインデックス付き検索レベルである ReadWrite に戻すことができます。ReadWrite に戻すには、上記の手順を繰り返しますが、SpotlightSearchLevel エントリには「ReadWrite」を設定します。ボリューム上のデータ量が多い場合、インデックスの作成に数時間かかることもあります。