Lights-Out Management (LOM) を設定する方法には、次の 3 種類があります。
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- サーバの設定アシスタントを使う 
	
- サーバモニタで設定する 
	
- コマンドラインユーティリティ「ipmitool」を使う 

3 番目の ipmitool を使う方法については、ここでは説明しません。この方法の詳細については、「man ipmitool」コマンドを実行して参照できます。



The Xserve (Late 2006 以降) には、センサーの監視と報告を行うプロセッサが組み込まれています。リモートでの監視機能を有効にするには、LOM ポートに割り当てられたネットワークアドレスを使うようにサーバモニタを設定する必要があります。LOM ポートには、固有の静的 IP アドレスが必要です。管理およびサービスアクセス用にコンピュータに割り当てられた IP アドレスと同じものを使うことはできません。
サーバの設定アシスタントを使って LOM ポートを設定する
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- 設定時に、「ネットワークインターフェイス」パネルで LOM ポートが自動的に選択されます。注意:サーバの設定は、直接接続されたキーボードとモニタを使ってローカルで行うか、ARD 接続を介して行うか、またはサーバアシスタントを使ってリモートで行うことができます。

	

	 
	 - 「TCP/IP 接続」ウインドウで、「チャンネル 1」の IP アドレス、サブネットマスク、ルーターの情報を入力します。

	

	

	

	

	LOM の「チャンネル 1」は、「内蔵 Ethernet 1」ポートと物理的に同じ接続でネットワークに接続されますが、固有の IP アドレスが必要です。注意:LOM は、リンクアグリゲーションポートでは有効にできません。 
	 - LOM の管理者のアカウント名とパスワードを作成します。「チャンネル 1」と「チャンネル 2」が設定されている場合、このアカウント名とパスワードは両方のチャンネルに適用されます。これは、どのサーバまたはディレクトリの管理者名およびパスワードとも異なります。 
	
- 「チャンネル 2」を設定します (使う場合)。これにより「内蔵 Ethernet 2」ポート経由でネットワークに接続されます。注意:Xserve (Early 2009) では、LOM は単一のポートにしか設定できません。サーバアシスタントで「内蔵 Ethernet 1」ポートに LOM を設定し、後でサーバモニタで変更できます。 
	
- 設定内容を適用すると、LOM が設定され、利用可能な状態になります。 

サーバモニタを使って LOM ポートを設定する
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- Xserve のサーバモニタを開きます。この処理は、Xserve 上でサーバモニタがローカルで起動している状態で行う必要があります。 
	
- 「サーバ」メニューの「ローカルコンピュータを構成」を選択します。 
	
- LOM を有効にするポートを選択します。Xserve (Early 2009) の場合、ネットワーク情報フィールドの下のポップアップメニューを使います。Xserve (Late 2006) および (Early 2008) の場合、ネットワーク情報フィールドの上のタブを使います。

	Xserve (Early 2009)

	

	

	Xserve (Late 2006) および (Early 2008)

	 
	 - IP アドレス、サブネットマスク、およびルーターの情報を入力します。 
	
- LOM の管理者のアカウント名とパスワードを入力します。 
	
- 「適用」をクリックします。 
	
- Xserve (Late 2006) および (Early 2008) のみ:必要に応じて、ほかのポートを選択して、構成します。このポートは、ネットワークに物理的に接続されている必要があります。