Apple Remote Desktop で kickstart コマンドラインユーティリティを使う

kickstart を使えば、リモートコンピュータを再起動せずに、Apple Remote Desktop のコマンドを実行できます。

kickstart を使って、Apple Remote Desktop の環境設定を行います。たとえば、Apple Remote Desktop コンポーネントをインストール、アンインストール、起動、設定、再起動できます。

はじめに

kickstart は以下の場所で見つかります。
/システム/ライブラリ/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart

この記事で紹介するコマンドは 1 行で入力してください。入力時に行が折り返して表示されても問題ありません。コマンド全体を入力し終わるまでは、「return」キーを押さないでください。

kickstart コマンドについて詳しく調べるには、-help フラグを使います。

sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart -help

コマンド例

この記事のコマンドは、Apple Remote Desktop 3.2 以降でご利用になれます。Apple Remote Desktop 3.2 は Mac OS X v10.5 Leopard に付属していたバージョンです。それより前のバージョンについては、kickstart のマニュアルページを参照してください。

以下の作業を実行するためのコマンド例を紹介します。

  • ARD Agent とヘルパーを再起動する:
    sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart -restart -agent
    
  • Remote Desktop 共有を有効にし、ユーザ全員にアクセス権を認め、Menu extra を有効にする:
    sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart -activate -configure -allowAccessFor -allUsers -privs -all -clientopts -setmenuextra -menuextra yes
    
  • Remote Desktop 共有を有効にし、特定のユーザにアクセス権を認める:
    sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart -activate -configure -allowAccessFor -specifiedUsers
    
    別のコマンドで -configure、-access、-privs オプションを使い、特定のユーザと、各自に割り当てるアクセス権を指定する必要があります。たとえば、以下のコマンドは、ショートネームが「teacher」と「student」のユーザについて指定したものです。該当するユーザに、監視 (制御ではない) し、テキストメッセージを送信する権限を与えています。
    sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart -configure -users teacher,student -access -on -privs -ControlObserve -ObserveOnly -TextMessages
    

    kickstart のほかのオプションとは異なり、allowAccessFor オプションはほかの kickstart オプションと組み合わせることはできません。直前の 2 つの例のように使う必要があります。コンピュータの設定を終わらせるまで、状況に応じて、kickstart を複数回呼び出す必要があります。

  • 特定のユーザ (この例では「student」) のアクセス権を無効にする:
    sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart -configure -users student -access -off
    
  • ARD Agent を無効にし、ユーザ全員のアクセス権を無効にする:
    sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart -deactivate -configure -access -off
    
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