2010 年以前に発売された Apple 製品の液晶 (LCD) ディスプレイのドット抜けについて

この記事では、「液晶ディスプレイのドット抜け」について、その定義と原因、および液晶パネルに許容範囲を超えるドット抜けが表示された場合の対処方法について説明します。

注意:2010 年以降に発売された製品については、こちらの記事を参照してください。

iMac (フラットパネル)、MacBook Pro、MacBook、iBook、PowerBook、Apple Cinema Display、カラーディスプレイ搭載の iPod モデルなど、多くの Apple 製品には、アクティブマトリクス方式の液晶パネルが採用されています。アクティブマトリクス方式の液晶パネル技術は、スリムで軽いだけでなく、従来の CRT (ブラウン管) ベースのディスプレイに比べると、輝度、シャープネス、およびコントラスト比など、多くの点で優れた描画性能を発揮します。

アクティブマトリクス LCD 技術では、行と列によって指定される位置 (ピクセル) に基づいて画面にテキストと画像を表示します。各ピクセル位置には 3 つのサブピクセル (赤、緑、青) があり、この 3 色でフルカラー画像が表現されます。各サブピクセルにはそれぞれ対応するトランジスタがあり、サブピクセルをオンまたはオフにします。

1 台の液晶ディスプレイには一般に数百万個のサブピクセルが使われています。たとえば、Apple Cinema HD Display の液晶パネルは 230 万個のピクセル (赤、緑、青のサブピクセルに分けると 690 万個のサブピクセル) で構成されています。ごく低い確率でトランジスタが正しく機能しないことがあり、そのトランジスタに対応するサブピクセルのオン/オフ (明暗) に問題が出ることがあります。1 台のディスプレイ上には数百万のサブピクセルが存在するため、LCD 全体の中のごく少数のトランジスタに異常 (ドット抜け) が起きるのは避けられません。そのため、ごく少数のドット抜けは許容範囲とみなされます。完璧ではない LCD パネルを不良品として排除すると、LCD ディスプレイを使用した製品の小売価格は今よりも大幅に高くなります。これは、Apple 製品ばかりではなく、LCD 技術を使うすべてのメーカーの製品にも当てはまります。

お使いのディスプレイのドット抜けが多すぎると思われる場合は、Apple 正規サービスプロバイダにお持ち込みいただき、詳しい検査をお受けください。評価を行うには費用が発生することがあります。

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