macOS のユーザアカウントの名前とホーム フォルダの名前は、同じにしておく必要があります。これらの名前を変更しても、ユーザアカウントのパスワードは変更もリセットもされません。
以下の操作を間違ってしまうとアカウントが破損し、ログインできなくなることがあるため、この先に進む前に、重要なデータをバックアップしておいてください。
OS X Yosemite 以降で、以下の手順を実行してください。
先にホームフォルダの名前を変更する
- 名前を変更するアカウントからログアウトして、別の管理者アカウントにログインします (別の管理者アカウントがない場合は、システム環境設定の「ユーザとグループ」パネルで作成できます)。
- 起動ディスクの「ユーザ」フォルダを開きます。ここに、各ユーザのホームフォルダが入っています。このフォルダを開くには、メニューバーから「移動」>「フォルダへ移動」の順に選択し、「
/ユーザ
」と入力します。 - ユーザのホームフォルダの名前を変更します。新しい名前にはスペースを含めないでください。ログイン時に使った管理者の名前とパスワードの入力を求められます。ファイル共有を使ってホームフォルダを共有している場合は、フォルダの共有を停止してからでないと、名前を変更できません。
次にアカウントの名前を変更する
名前を変更するアカウントから引き続きログアウトした状態のまま、以下の追加の手順を実行してください。
- Apple () メニュー >「システム環境設定」の順に選択し、「ユーザとグループ」をクリックします。
をクリックし、ログイン時に使った管理者の名前とパスワードを入力します。
- 左側のユーザのリストから、名前を変更するユーザを「control」キーを押しながらクリックし、「詳細オプション」を選択します。
- 「アカウント名」フィールドを、ホームフォルダに付けた新しい名前と同じになるように変更します。スペースは使いません。
- アカウント名は、「ホームディレクトリ」フィールドの「
/Users/
」の後にも表示されています。このアカウント名を、ホームフォルダの新しい名前に合わせて変更します。 - アカウントに関連付けられているフルネームを変更したい場合は、「フルネーム」フィールドも同様に変更します。これは、好きな名前にすることができます。Mac にログインしたり、名前やパスワードが必要な変更作業を行う際は、フルネームとアカウント名のどちらでも使えます。
- 「OK」をクリックし、Mac を再起動します。
- 変更後の名前のアカウントにログインし、以前の通りにファイルやフォルダが表示されていること、アカウントが正常に動作していることを確認します。