フォトライブラリを移動して Mac の容量を節約する

Mac の容量を節約するため、フォトライブラリを別のストレージデバイスに移動できます。

ストレージデバイスを準備する

外付けのストレージデバイス (USB ドライブ、Thunderbolt ドライブなど) を Mac 用にフォーマット (APFS フォーマットまたは Mac OS 拡張 (ジャーナリング) フォーマット) してください。

Time Machine バックアップに使用しているストレージデバイスには、ライブラリを保管できません。データが損失する事態を避けるため、SD カードや USB フラッシュドライブといったリムーバブルストレージデバイス、またはネットワークやインターネットで共有しているデバイス (クラウドベースのストレージサービスも含む) にライブラリを保存するのはやめましょう。

フォトライブラリをストレージデバイスに移動する

  1. 写真 App を終了します。
  2. Finder で、フォトライブラリが入っているフォルダを開きます。デフォルトでは、フォトライブラリはホームフォルダの「ピクチャ」フォルダに保存されています。ホームフォルダは、Finder メニューバーから「移動」>「ホーム」を選択して開くことができます。
  3. フォトライブラリを外付けストレージデバイス上の目的の場所にドラッグします。エラーが表示される場合は、こちらを参照してください。
  4. 移動が終わったら、新しい場所にあるフォトライブラリをダブルクリックして開きます。
  5. iCloud 写真をお使いの場合は、このライブラリをシステムフォトライブラリとして指定しておきます。

コピー元のフォトライブラリを削除して Mac のストレージに空きを作りたい場合は、元の場所 (ホームフォルダの「ピクチャ」フォルダ) から「ゴミ箱」にドラッグできます。その後、ゴミ箱を空にしてください。

ストレージデバイスの電源が入り、利用できる状態になっていることを、写真 App を開く前に必ず確認しましょう。写真 App でデバイスが認識されないと、そこに入っているフォトライブラリが使用されなくなります。


別のフォトライブラリを開きたい場合

  1. 写真 App を終了します。
  2. 「option」キーを押しながら写真 App を開きます。
  3. 開きたいライブラリを選択し、「ライブラリを選択」をクリックします。別のライブラリを開くまでは、ここで選択したライブラリが写真 App で使われます。

macOS 写真 App の「ライブラリを選択」ウインドウ


フォトライブラリの移動時にエラーが表示される場合

  1. Finder で外付けのストレージデバイスを選択し、「ファイル」>「情報を見る」の順に選択します。
  2. 「共有とアクセス権」の下に情報が表示されていない場合は、三角形のアイコン をクリックして詳細情報を表示します。
    外付けドライブの情報ウインドウで「このボリューム上の所有権を無視」が選択されているところ
  3. 「このボリューム上の所有権を無視」チェックボックスが選択されていることを確認します。この設定を変更するには、まず、鍵のアイコン をクリックしてから設定のロックを解除する必要があります。ストレージデバイスが Mac 用に正しくフォーマットされていない場合や、Time Machine バックアップに以前使われていてその後消去されていない場合、このチェックボックスは表示されないか、ロックを解除しても選択できません。その場合は、まずストレージデバイスを消去してください。

その他のアクセス権の問題がライブラリにある場合は、フォトライブラリの修復ツールで問題を解決できる可能性があります。

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