製品仕様では 10 進数を使用
ストレージデバイスのメーカーは、ストレージ容量を 10 進法 (base 10) を用いて測定します。そのため、製品のパッケージやオンラインの仕様ページには、以下のように記載されています。
容量を示す単位は 1 GB = 10 億バイト、1 TB = 1 兆バイトですが、実際にフォーマットされた容量はそれ以下となります。
iPhone、iPad、iPod、Mac など、ストレージデバイスの本体容量の一部は、フォーマットに使われます。また、デバイスにインストールされているオペレーティングシステムなど、ほかの理由でも本体容量が別途使われます。
iOS および macOS では 10 進数を使用
iPhone、iPad、iPod touch、Mac のオペレーティングシステムでは、10 進数 (base 10) を用いてストレージ容量が表示されます。この場合、1 GB は 1 億バイトとして計算されます。製品のパッケージや仕様で使われている測定方法と変わりません。
iOS 10 以前、Mac OS X Leopard 以前、Microsoft Windows、watchOS では、2 進数 (base 2) が用いられます。つまり、1 GB が 1,073,741,824 バイトとして計算されます。こうした 10 進数と 2 進数という測定方法の違いが、iOS で表示されるストレージ容量と、製品のパッケージや仕様に記載されている容量との差を生む理由となっています。
関連情報
ディスクユーティリティでも、特にソリッドステートドライブ (SSD) やフラッシュドライブについて、ストレージ容量が若干違って表示される場合があります。これは、EFI パーティション、復元用パーティション、ウェアレベリングブロック、書き込みバッファ領域、メタデータ、スペアブロック、経時的な不良ブロック、出荷時の不良ブロックによって、別途容量が使われるためです。
デバイスのストレージ容量の管理について詳しくは、以下の記事を参照してください。
- iPhone、iPad、iPod touch でストレージを確認する
- Mac ストレージの空き領域を増やす
- デバイス本体と iCloud のストレージについて
- 写真とビデオが占有するストレージを管理する方法については、こちらの記事を参照してください。
- iOS アップデート用にさらに空き領域が必要な場合