iOS 7:位置情報サービスについて

iOS 7 以降を搭載したデバイス (iPhone、iPad、および iPod touch) の現在地を測位するために利用できる各種の位置情報サービスについて説明します。

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位置情報サービスにより、位置情報を利用する App (マップ、カメラ、Safari、その他の Apple 製または他社製 App) と Web サイトで、携帯基地局、Wi-Fi1、全地球測位システム (GPS)2、および iBeacons3 からの情報を基に測位し、大まかな現在位置を割り出せるようになります。

たとえば、App がお客様の位置データを基に位置検索クエリを実行し、近くにある喫茶店や映画館を探したり、デバイスが現在の位置に基づいてデバイスの時間帯を自動的に設定したりします。こうした機能を使うには、事前にデバイスで位置情報サービスを有効にし、各 App や Web サイトに位置情報の利用許可を与えておく必要があります。iOS 7 では、位置情報サービスがオフのときに「iPhone を探す」の紛失モードを使用した場合、デバイスが紛失モードの間は、そのデバイスの位置情報サービスが再度オンになります。紛失モードが無効になると、位置情報サービスも以前の状態に戻ります。

注意:お客様の安全を守るために、位置情報サービスを有効にしているかどうかにかかわらず、緊急電話に際しては iPhone の位置情報が救助に役立てられる場合があります。

位置情報の精度について

お使いのデバイスと利用可能なサービスに応じて、位置情報サービスは携帯基地局、Wi-Fi、Bluetooth、および GPS からの情報を組み合わせて測位し、現在位置を割り出します。GPS 通信衛星が視界に入らない場所では、Wi-Fi5 や携帯基地局の位置情報のクラウドソーシングデータベース、または iBeacons を利用してデバイスの現在位置を測位します。

マップなどの画面上に位置を表示する App では、おおよその現在地が青いマーカーで示されます。現在地を正確に測位できない場合は、マーカーの周りに青い円も表示されます。円のサイズは、現在位置の測位精度によって異なります。円が小さいほど、測位精度は高くなります。

位置を示す比較的小さな円

注意:位置情報サービスがオンのときは、紫色またはグレイの矢印アイコンがステータスバーに表示されます。

地図、経路、および位置情報を利用する App は、データサービスを利用しています。このようなデータサービスは随時変更される可能性があり、地域によっては利用できない場合があります。そのため、地図、経路、位置情報が利用できない場合や、情報が精度を欠いたり不足したりする可能性があります。デバイスで提示される情報と周囲の状況を見比べて、違いがある場合は標識に従ってください。

関連情報

  • iOS 4 の位置情報サービスについては、こちらの記事を参照してください。
  • iOS 5 の位置情報サービスについては、こちらの記事を参照してください。
  • iOS 6 の位置情報サービスについては、こちらの記事を参照してください。
  • 位置情報サービスを使ってマップなどの App で現在位置を確認する方法について詳しくは、製品のユーザガイドを参照してください。

位置情報サービスのオン/オフを切り替える

位置情報サービスは、「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」でオン/オフを切り替えられます。位置情報サービスは「設定アシスタント」の実行時にオンにすることも、あとから「位置情報サービス」の設定をオンにすることもできます。この機能が必要ない場合、またはバッテリーを節約する場合はオフにすることができます。どの App やシステムサービスで位置情報サービスデータを利用できるようにするかは、個別に管理できます。位置情報サービスがオフの場合、App はフォアグラウンドでもバックグラウンドでも位置情報を利用できません。そのため、さまざまな Apple 製および他社製 App のパフォーマンスが制限されます。

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」

位置情報サービスがオンの状態

「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」>「システムサービス」

位置情報サービスの「システムサービス」画面

位置情報サービスを有効にすると、位置情報を利用する次のようなシステムサービスも有効になります。

  • この近くで人気:iPhone で App を購入/使用した場所が、クラウドソーシングのデータベースを改善する目的で、暗号化された匿名形式で定期的に Apple に送信されます。このデータベースは、地理的に関連度の高い App の提供に役立てられます。
  • 利用頻度の高い位置情報:iPhone には、ユーザにとって重要な場所を学習するために、最近行った場所のほかに、その場所に行く頻度や行った日時が記録されています。このデータは、お使いのデバイスに保存されるだけで、同意なしに Apple には送信されません。予測交通経路指定のようなユーザに合わせたサービスを提供する際に使われます。
  • 位置情報に基づく iAd:現在地に関連した iAd が提示されるよう、現在の位置情報 (移動の速度および方向など) を Apple に送信します。
     

位置情報の警告をリセットする

位置情報の警告とは、App (カメラ、コンパス、マップ、および位置情報を利用する他社製の App) が位置情報サービスの利用許可を求めて表示するメッセージのことです。App は位置情報サービスデータにはじめてアクセスする必要が生じた際に、位置情報の警告を表示します。「OK」をタップすると、必要に応じて位置情報サービスを利用する許可が App に与えられます。「許可しない」をタップすると、それ以降 App が位置情報サービスデータにアクセスできなくなります。

位置情報サービスはいつでも無効にできます。

  • 無効にする場合は、「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」とタップし、「位置情報サービス」スライダを使ってすべての位置情報サービスをオフにします。デバイス上の位置情報対応 App または項目ごとにスライダをオフにすることもできます。
  • すべての Web サイトに対して位置情報サービスをオフにするには、Safari App の位置情報サービスをオフにします。
  • 「システムサービス」をタップし、デバイス上の位置情報を利用する各システムサービスのスライダをオフにして、該当するシステムサービスを個別に無効にすることもできます。

位置情報サービスをオフにした場合は、次回アプリケーションがこの機能を利用しようとした際に、再び利用許可を求められます。

GPS の精度を向上する 2、4

GPS の精度は、可視 GPS 通信衛星の数によって異なります。すべての可視通信衛星を数分かけて順次捕捉するため、それに伴い、精度は徐々に上がっていきます。GPS の精度をさらに上げるには、次のようにします。

  • デバイスに設定されている日付、時刻、および時間帯が正しいかどうか、「設定」>「一般」>「日付と時刻」で確認します。可能であれば「自動設定」を利用してください。
    重要:コンピュータ上で設定が誤っていると、デバイスにも同期されます。デバイスと同期しているすべてのコンピュータの日付、時刻、および時間帯が正しいことを確認してください。
  • デバイスを再起動します。
  • モバイルデータ通信ネットワークまたは Wi-Fi ネットワークに接続されていることを確認してください。いずれかのネットワークに接続されていれば、デバイス上の Assisted GPS (A-GPS) を利用して可視 GPS 通信衛星を迅速に捕捉でき、Wi-Fi またはモバイルデータ通信ネットワークを使って初期の位置情報を取得できます。
    注意:位置情報サービスではマイクロセル (またはフェムトセル) はサポートされていません。
  • 複数の方角で良好な視界を確保します。壁、車の屋根、高い建物、山などの障害物で視界が遮られ、GPS 通信衛星を捕捉できない場合があります。このような場合、GPS 通信衛星が再び可視 (捕捉可能) となるまで、デバイスは自動的に Wi-Fi または携帯基地局を利用して測位します。

Wi-Fi と基地局の位置情報のクラウドソーシングデータベース

位置情報サービスがオンの場合、デバイスは、近くにある公衆 Wi-Fi アクセスポイントと携帯基地局のジオタグ付きの位置情報を、暗号化された匿名形式で Apple に定期的に送信します。この情報で、公衆 Wi-Fi アクセスポイントと携帯基地局の位置情報を記録する Apple のクラウドソーシングデータベースが拡充されます。さらに、物理的に (車などで) 移動しているときに位置情報サービスがオンになっている場合、GSP 対応の iOS デバイスは、GPS の位置情報と走行速度の情報も、暗号化された匿名形式で Apple に定期的に送信します。これは、Apple のクラウドソーシングの道路交通情報データベースの拡充に役立てられます。Apple が収集するクラウドソーシングの位置情報データで、個人が特定されることはありません。

プライバシー

他社製の App や Web サイトに現在の位置情報の利用を認めた場合は、それぞれの利用規約、プライバシーポリシー、および運用方法が適用されます。App や Web サイトの利用規約、プライバシーポリシー、および運用方法をご確認の上、現在位置などの情報がどのように利用されるのか、理解しておくようにしてください。Apple では、収集した情報を Apple のプライバシーポリシーに従って取り扱います。

注意

  1. モバイルデータ通信非対応の iOS デバイスは、位置情報サービスに Wi-Fi のみ (Wi-Fi ネットワークが利用可能な場合) を使用します。一部の他社製の App は、地域のモニタリングに Wi-Fi 接続が必要です。デバイスがパスコードロックされている場合、この機能は制限されたり精度を欠いたりすることがあります。
  2. GPS は iPhone および iPad Wi-Fi + 3G モデルで利用できます。
  3. iBeacon は、Bluetooth Low Energy ワイヤレステクノロジーを使って特定の識別情報を発信するビーコンを作成し、監視する仕組みです。
  4. iPad (Wi-Fi + Cellular モデル):モバイルデータ通信のデータプランに加入していない場合でも、「設定」>「モバイルデータ通信」>で「モバイルデータ通信」がオンになっていることを確認します。そうすることで、デバイスでネットワーク時刻と位置情報をより正確に補正できます。場合によっては、SIM PIN を無効にする必要があります。
  5. 中国で販売されている iOS デバイスでは、Wi-Fi の代わりにワイヤレス LAN (WLAN) という言葉が使われている場合があります。中国の iPhone モデルがすべて WLAN に対応しているわけではありません

 

公開日:Mon Sep 28 16:39:59 GMT 2015