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Mac OS X Server:ソフトウェア・アップデート証明書の有効期限

Apple が OS X Lion および Mac OS X v10.6 Snow Leopard 用の多くのアップデートに署名を行った証明書が、2012 年 3 月 23 日に有効期限切れとなります。

ソフトウェア・アップデート・サーバを管理している Mac OS X Server の管理者は、有効期限切れの証明書で署名されたすべてのアップデートを削除して、Apple からアップデートを再度ダウンロードする必要があります。

Apple は、証明書を使って OS X Lion および Mac OS X v10.6 Snow Leopard の自動ソフトウェアアップデートに署名することにより、ダウンロード時にそれらのアップデートが変更されていないことを保証しています。すべての暗号化された証明書には有効期限が設定されています。以前のアップデートの署名に使われた証明書は 2012 年 3 月 23 日に有効期限が切れます。2012 年 3 月 22 日より、Apple では、OS X Lion および Mac OS X v 10.6 Snow Leopard 用の最新の自動アップデートをすべて再提供しています。2019 年に有効期限切れとなる新しい証明書で署名されているという点を除き、これらのアップデートは以前のアップデートと同じです。

Mac OS X Server ソフトウェア・アップデート・サービスの管理者は、古いアップデートの削除と新しいアップデートのダウンロードを手動で実行する必要があります。

古いアップデートを削除しないと、「サーバ管理」に同じアップデートが 2 つ表示されたり、ユーザがソフトウェアアップデートをインストールしようとしたときに、「アップデートを検証できませんでした。」というメッセージが表示されることがあります。また、ソフトウェアアップデートを保存するために最大 2 倍のディスク容量を使うことになります。

古いアップデートを削除するには、以下の手順を実行します。

  1. 「サーバ管理」を開きます。

  2. ソフトウェア・アップデート・サービスを停止します。

  3. 「設定」タブをクリックします。

  4. ソフトウェアアップデートの保存先ディレクトリは、「アップデートの保存先」の横に表示されます。このフォルダを Finder で探します。

  5. その中にある「html」という名前のフォルダを削除します。sudo コマンドを使うか、または Finder で管理者パスワードを入力する必要があります。

  6. 「サーバ管理」でソフトウェア・アップデート・サービスを起動します。

「サーバ管理」のソフトウェア・アップデート・サービスで、「設定」タブの「Apple のすべてのアップデートを自動的にコピー」を選択している場合は、新しいアップデートが Apple から自動的にダウンロードされます。選択していない場合は、「アップデート」パネルで必要なアップデートをコピーします。

「古いソフトウェア・アップデートを削除」を選択していない場合の重要な情報

Apple は、証明書の有効期限が切れた時点での最新のアップデートのみを再度提供します。たとえば、OS X Lion v10.7.3 アップデートは再度提供されますが、v10.7.2 アップデートや v10.7.1 アップデートは提供されません。また、Mac OS X v10.6.8 アップデートは再度提供されますが、v10.6.7 アップデートは提供されません。これらの古いアップデートをソフトウェア・アップデート・サーバに保持している場合は、3 月 23 日を過ぎるとインストールできなくなります。これらは削除する必要があり、今後置き換えられることはありません。

OS X Lion v10.7.2 などの古いアップデートは、引き続き Apple のサポートダウンロード から手動でダウンロードできます。

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