Time Machine は、Mac に組み込まれているバックアップ機能です。この機能を使って、App、音楽、写真、メール、書類など、個人のデータを自動でバックアップできます。バックアップしてあれば、削除してしまったファイルでも、Mac のハードディスク (SSD) の消去や交換が必要になり、やむなく消失したファイルでも復元できます。Mac をバックアップから復元する方法については、こちらの記事を参照してください。
Time Machine バックアップを作成する
外付けのストレージデバイスさえあれば、Time Machine でバックアップを作成できます。ストレージデバイスを接続し、バックアップディスクとして選択すれば、Time Machine が過去 24 時間分の毎時間のバックアップ、過去 1 か月分の毎日のバックアップ、過去のすべての月の 1 週間ごとのバックアップを自動的に作成してくれます。バックアップディスクの容量がいっぱいになると、一番古いバックアップが削除されます。
外付けのストレージデバイスを接続する
以下のいずれかの外付けストレージデバイス (別売) を接続してください。Time Machine で使えるバックアップディスクについて詳しくは、こちらの記事を参照してください。
- Mac に接続した外付けのドライブ (USB ドライブ、Thunderbolt ドライブなど)
- Time Machine over SMB に対応した NAS (ネットワークアタッチストレージ) デバイス
- Time Machine のバックアップ先として共有されている Mac
- AirMac Time Capsule、または AirMac Time Capsule や AirMac Extreme ベースステーション (802.11ac) に接続した外付けドライブ
ストレージデバイスをバックアップディスクとして選択する
- メニューバーの Time Machine メニュー
から Time Machine の環境設定を開きます。または、Apple メニュー >「システム環境設定」の順に選択し、「Time Machine」をクリックします。
- 「バックアップディスクを選択」をクリックします。
- 利用できるディスクのリストからバックアップディスクを選択します。バックアップパスワードを知っている人しかバックアップを使えないようにする場合は、「バックアップを暗号化」を選択しておきます。「ディスクを使用」をクリックします。
選択したディスクが Time Machine で必要なフォーマットになっていない場合は、まずディスクを消去するように案内されます。「消去」をクリックして、先に進んでください。この場合、バックアップディスク上の情報がすべて消去されます。
便利な自動バックアップを活用する
バックアップディスクを選択したら、Time Machine ですぐに定期的なバックアップの作成が始まります。この作業は自動的に進むので、何もする必要はありません。初回のバックアップに時間がかかる場合がありますが、バックアップの進行中も Mac を普段通りに使っていられます。その後のバックアップ時には、前回のバックアップ後に変更されたファイルだけがバックアップされるため、初回ほど時間はかかりません。
バックアップを手動で開始するには、メニューバーの Time Machine メニュー から「今すぐバックアップを作成」を選択します。バックアップの進行状況を調べたり、進行中のバックアップを中止したりする際にも、同じメニューを使います。
関連情報
- ファイルをバックアップおよび復元するほかの手段については、こちらの記事を参照してください。
- 複数のディスクにバックアップを作成している場合は、「option」キーを押しながら、Time Machine メニューから「ほかのバックアップディスクをブラウズ」を選択して切り替えられます。
- バックアップの対象から項目を除外するには、「Time Machine」環境設定を開いて「オプション」をクリックし、追加 (+) ボタンをクリックして、除外する項目を追加してください。外付けのハードドライブなど、除外した項目をバックアップ対象に戻すには、その項目を選択して削除 (-) ボタンをクリックします。
- Time Machine でネットワークディスクにバックアップしている場合は、それらのバックアップが健全な状態かどうかを検証できます。「option」キーを押しながら、Time Machine メニューから「バックアップを検証」を選択してください。