Podcast プロデューサーのサービスは、Mac OS X Server のバージョンによって異なる認証方法に対応できます。Mac OS X 10.5 Server の各種バージョンにおいて固有の認証方法を有効または無効にする方法について説明します。Mac OS X Server v10.6 における Podcast プロデューサーの認証方法については、こちらの記事を参照してください。
いずれのバージョンでも、これらの設定は、「http_auth_type」キーによって「/ライブラリ/Preferences/com.apple.pcastserverd.plist」ファイルに保存されます。このファイルを編集するには、root アクセス権が必要です。
Mac OS X Server 10.5.6 以降:
Podcast プロデューサーは、Basic 認証、Digest 認証、および Kerberos 認証のどのような組み合わせにも対応できます。デフォルトでは、すべて有効になっており、plist ファイルには次のエントリが含まれています。
<key>http_auth_type</key> <array> <string>basic</string> <string>digest</string> <string>kerberos</string> </array>
特定の認証方法を無効にするには、該当する <string> エントリを含んでいる行全体を削除してファイルを保存します。サーバ管理または pcastctl server restart コマンドを使って、Podcast サービスをいったん停止してから再開します。
Mac OS X Server 10.5、10.5.5:
Podcast プロデューサーは、Digest または Basic のいずれかの認証方法を一度に 1 つだけサポートできます。デフォルトでは Digest 認証が有効となっており、plist ファイルには次のエントリがあります。
<key>http_auth_type</key> <string>digest</string>
Basic 認証を有効にするには、この string 値に指定されている「digest」を「basic」に置き換えて、ファイルを保存します。サーバ管理または pcastctl server restart コマンドを使って、Podcast サービスをいったん停止してから再開します。注意:Mac OS X Server のこれらのバージョンで、Podcast プロデューサーを Active Directory と統合させるには Basic 認証を指定する必要があります。詳しくはこちらの記事を参照してください。