まず、SSH を使って、または画面共有セッションでターミナルを使って、リモートサーバに接続します。
一部のオプションは、 softwareupdate
コマンドを root として実行する必要があるため、sudo コマンドを使って root シェルに入ることから始めた方が得策です。
sudo -s
管理者のパスワードを求められたら入力する必要があります。
利用できるアップデートを確認するには、引数 -l または --list を使います。
softwareupdate --list
上記のコマンドを実行すると、次のようなリストが表示されます。
Software Update found the following new or updated software: * OSXUpd10.10.2-10.10.2 OS X Update (10.10.2), 425742K [recommended] [restart] * RemoteDesktopClient-3.8.2 v1.1 Remote Desktop Client Update (3.8.2 v1.1), 7123K [recommended] * iTunesX-12.1 iTunes (12.1), 206776K [recommended]
再起動が必要なアップデートには [restart] と記載されています。
利用できるアップデートをインストールするには、引数 -i または --install を使います。アップデートの名前にスペースが含まれている場合は、名前全体を一重引用符 (') で囲んでください。たとえば、上記のリストにある Remote Desktop と iTunes のアップデートをインストールする場合は、次のコマンドを実行します。
softwareupdate --install 'RemoteDesktopClient-3.8.2 v1.1' iTunesX-12.1
または、引数 -a または --all を使って、利用できるアップデートをすべてインストールすることもできます。
softwareupdate --install --all
ソフトウェア・アップデート・ツールに、アップデートのダウンロードおよびインストールの進捗状況が表示されます。インストールが終了したら、exit コマンドを実行して root シェルを終了するか、reboot コマンドを実行してサーバを再起動します (再起動する必要があるアップデートの場合)。
オプションの詳細や使用方法を確認するには、次のコマンドを入力します。
man softwareupdate
関連情報
softwareupdate
コマンドは、OS X クライアントバージョンのオペレーティングシステムでも利用できます。システム環境設定の「共有」パネルで「画面共有」「リモートログイン」または「リモートマネージメント」が有効になっていれば、リモートで使えます。