Mac OS X:ディスク上のすべてのデータをゼロにする方法

ディスクのすべてのデータをゼロにする方法について説明します。この操作は、消去する (初期化する) ディスク上のデータを修復できなくする方法です。

ヒント:Mac OS X 10.4 以降に関する情報は、こちら を参照してください。

警告:この記事では、ディスクを完全に消去する方法について説明します。この記事に掲載されている手順を実行する前に、保存しておきたいファイルをすべてバックアップしてください。

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データをゼロにする

ハードディスク上のデータは、0 (ゼロ) と 1 のみで書き込まれています (バイナリと呼ばれます)。ディスク上のファイルの特別な種類は、ディレクトリと呼ばれ、バイナリ数字のグループのどれがファイルを構成しているかを示します。素早い初期化を実行してディスクを消去すると、ディスクのディレクトリは空になります。これは、他のページは残したまま、本から目次を削除することに似ています。この目次がないとシステムはファイルを認識できないため、システムはこれらのファイルは無視し、存在しないものとして継続して上書きします。つまり、ディスク上のファイルは、ディスクが新しいデータで一杯になるまでは、修復可能な状態で残っているということです。Finder は「利用可能な」領域を参照しているのであって、「空の」領域を参照しているのではないことに気がつくでしょう。これにより、ディスクが本当に空になるのは、意識して空にしたときだけであることを思い出すことができます。

「すべてのデータをゼロにする」オプションは、ディスクを本当に空にする方法のひとつです。データをゼロにする方法は、ディスクの空の部分をすべてバイナリデータで埋めることで、消去作業を次の段階に進めます。これは、デジタル的に空の状態ということになります。これにより、初期化されたハードディスクを入手した第三者が、ファイルを修復できるチャンスは著しく減少されます。コンピュータやハードディスクを売ったり廃棄する前に、少なくとも 1 回はこの作業を行うことをお勧めします。安全性を高めるには、2 回以上すべてのデータをゼロにする作業を行ってください。セキュリティの高いアプリケーションの場合は、プロのハードディスク廃棄サービスに依頼して、ハードドライブを破壊してもらうことを考慮してください。

すべてのデータをゼロにする作業は、通常のディスクの初期化に比べて時間がかかります。大きいサイズのハードドライブでは数時間かかることがあるため、それに応じて計画をたてる必要があります。

すべてのデータをゼロにする機能の使用

  • Mac OS X の場合、バージョン 10.2.3 以降でゼロにする機能が利用できます。
  • すべてのデータをゼロにするオプションは、Mac OS X 対応コンピュータの一部として、アップルから出荷されたオリジナルのハードドライブのすべてで動作するはずです。
  • すべてのデータをゼロにする機能は、ディスク全体に対してのみ動作します。パーティション分割した場合は、個別のパーティションをゼロにすることはできません。
  • このオプションは、他社製ハードディスクでは動作する場合と動作しない場合があります。


注意:すべてのデータをゼロにする機能がお使いのディスクで使用できない場合は、下記の手順で説明されている「オプション」ボタンが淡色表示になります。

すべてのデータをゼロにする機能が使用できない場合

その理由にかかわらず、すべてのデータをゼロにする機能が使用できない場合、同じレベルのセキュリティを保つ方法は、ディスクを初期化して、機密性のない情報でディスクを完全に埋めて (ファイルを上書きして)、もう一度ディスクを初期化することです。また、同じような機能を持つ、他社製ディスク管理ソフトウェアを検索することもできます。

起動ディスクはゼロにできない

起動ディスクは消去できません。通常の起動ディスクをゼロにするには、Mac OS X 10.2.3 以降の CD から起動するか、または 2 番目のハードディスクから起動します。

注意:これは、コンピュータに付属の完全な Mac OS X 10.2.3 以降の CD を指します。アップデート専用の 10.2.3 CD ではありません。

適切な CD または別のハードドライブへアクセスできない場合は、ほかの方法もあります。システムフォルダが入っている Mac OS 9 CD と、この CD から起動できるコンピュータをお持ちであれば、CD の「ドライブ設定」を使用できます。「ドライブ設定」を起動して、「ファンクション」>「オプション設定」を選択し、全データを"0"にするオプションを見つけます。消去されるコンピュータがターゲットディスクモードになったら、その状態でほかのコンピュータに接続して、非起動ディスクとしてゼロにすることができます。

データをゼロにする手順

下記の手順は、Mac OS X 10.2.3 以降の CD をお持ちであることを前提としています。

    1. Mac OS X CD をセットします。
    2. コンピュータを再起動します。
    3. 起動音が聞こえたらすぐに、「C」キーを押したままにして CD から起動させます。
    4. インストーラ画面が表示されたら、「続ける」をクリックしないでください。代わりに、「インストーラ」>「ディスクユーティリティを開く」を選択します。
    5. 消去するハードディスクを選択します。
    6. 「消去」タブをクリックします。
    7. 「ボリュームフォーマット」ポップアップメニューから、ボリュームフォーマットを選択します。
    8. 「オプション」をクリックします。
    9. 「全データを"0"にする」を選択します。
    10. 「OK」をクリックします。
    11. 「消去」をクリックします。

消去されたファイルの安全性について一般的に注意する場合は、ゴミ箱を空にするときに削除するファイルも、上記の説明と同じように、上書きされるまではディスク上に残っている (データは削除されているがゼロ化されていない) ことに気をつけてください。消去したファイルに対して高度なセキュリティを必要とする場合は、ディスクの「使用可能」な領域を継続して上書きしたりランダム化を行う、他社製ディスク管理ソフトウェアを探してください。

別の方法は、暗号化されたディスクイメージにデータを保存することです。詳しくは、記事 107332「Mac OS X:暗号化されたディスクイメージについて」を参照してください。

Mac OS X 10.3 の機能 - 「確実にゴミ箱を空にする」

Mac OS X Panther では、安全にゴミ箱を空にすることができます。Finder で「ファイル」メニューから「確実にゴミ箱を空にする」を選択します。

注意:確実にゴミ箱を空にすると、削除したデータはディスクユーティリティソフトで復元できなくなります。この操作は、データのバックアップがある場合か、二度と使うことがないデータである場合にのみ実行するようにしてください。

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